公開日: 2023年5月1日
歯列矯正をしようと考えている方の中には、食いしばり癖を持っており、治療がうまく行えるのか不安に感じている方がいます。今回はインビザラインと呼ばれる歯列矯正について、食いしばり癖を持っていても行えるのかを含め、詳細な情報を提供します。
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まずは、インビザラインとは何かということを紹介していきます。インビザラインとは歯列矯正の治療法の1つです。歯列矯正にはワイヤーを使用した治療方法とマウスピースを使用した治療方法があるのですが、インビザラインはマウスピースを使用する方法になります。
インビザラインでの歯列矯正ではマウスピースによって、少しずつ力をかけて、歯並びを矯正していきます。マウスピースは1~2週間ごとに異なるものをつけ変えます。また、この矯正方法では機械を使うことで、事前に矯正終了後の歯の様子をシミュレーションすることができます。
シミュレーションがあるおかげで、治療後患者さんが自分の歯並びをイメージしやすくなります。ここからはインビザラインにおける治療期間、費用、メリット、デメリットを解説します。
インビザラインの治療期間ですが、どの程度矯正をするかによって異なります。すべての歯を矯正しようとすると、1~2年ほどの期間かかります。一方、前歯のみを矯正する場合は、3~6か月ほどの期間で治療が完了します。
インビザラインに限らず、歯列矯正では歯を少しずつ動かしていくことによって、歯並びを改善していくので、治療が完了するまでにはある程度の期間がかかります。
また、もともとの歯並びの状態によっても治療期間が変わり、歯並びの状態が悪い方は歯を大きく動かす必要があるので、治療期間が長くなる傾向にあります。一方、歯をそれほど動かす必要のない方は治療期間が短くなることが多いです。
インビザラインの治療にかかる費用ですが、治療期間と同様、どの程度矯正をするのかによって異なります。すべての歯を強制する場合は、70~100万円ほどになり、前歯だけを矯正する場合は30~50万円ほどになります。
また、歯並びの状態により、費用も変化します。大きく矯正する必要がある方は、治療費用が高くなる傾向にあります。費用に関しては治療を受けるクリニックによって異なり、クリニックによっては提示価格以外にも追加費用が掛かる場合もあるので、治療を受ける前に確認しておくのがよいでしょう。
インビザラインの治療では、医療費控除を受けることができる場合があります。医療費控除を受けることによって、税負担を軽くすることができます。
ただし、医療費控除は無条件に受けられるわけではなく、かみ合わせが悪くて歯列矯正が必要だと判断される場合に限られます。医療費控除を受けられるか気になる場合は、治療するクリニックの医師に相談するようにしましょう。
インビザラインのメリットとして挙げられるのが、歯列矯正をしているということがわかりづらいということです。
インビザラインによる歯列矯正では透明なマウスピースを使用するので、ワイヤー矯正と比べて他の人から見たときに目立ちません。ワイヤー矯正の見た目が気になってしまうという方には非常に大きなメリットといえます。
また、先にも触れましたが、インビザライン矯正は機会によって矯正終了後の歯の状態をシミュレーションすることができ、治療後の歯の状態をイメージしやすいというメリットもあります。
他にもマウスピースを使うため、金属アレルギーの心配をする必要がないというメリットや、食事や歯磨きの際に取り外しができるというメリットもあります。
インビザラインのデメリットとしては、マウスピースを外す必要があるということが挙げられます。インビザラインのメリットとして、マウスピースの取り外しができるという点を挙げましたが、これが考え方によってはデメリットとなってしまいます。
インビザライン矯正において使用するマウスピースは1日20時間以上つけていることを想定されています。そのため、取り外しを頻繁にすることで、装着時間が短くなってしまうと治療に支障が出てしまう場合があります。
治療がうまく進まなくなってしまった場合、治療がやり直しとなり、マウスピースを作り直す必要があります。
マウスピースを作り直すと費用も追加でかかってしまい、治療をやり直すため、治療期間も計画されていた予定よりも伸びてしまいます。インビザラインで矯正をする際はマウスピースの装着時間はきちんと守るようにしましょう。
インビザラインでの歯列矯正を考えている方の中には、食いしばりの癖を持っていて、矯正をうまく進めることができるのかという疑問を持っている人もいるでしょう。
食いしばりは歯科ではクレンチングと呼ばれ、歯ぎしりと異なり音が鳴らないため、本人でも気づかないということも起こりえます。ここからは食いしばり癖を持っていてもインビザライン矯正が可能なのかを説明します。
結論からいえば、軽度の食いしばり癖であればインビザラインでの歯列矯正をすることは可能です。なぜ重度の食いしばり癖を持っているとインビザラインでの矯正が難しいのかというと、マウスピースが破損してしまうためです。
食いしばりでは体重の2倍の力がかかるといわれており、歯に強い負担がかかります。食いしばり癖を持っていると、常に歯に強い負担がかかる状態となり、マウスピースが破損してしまう恐れがあります。
マウスピースがもし破損してしまうと、歯を矯正することができなくなってしまい、再びマウスピースを作り直す必要が出てきてしまいます。しかし、軽度の食いしばりであれば、マウスピースに負担がかかるものの 、破損するほどの力がかかることはなく、治療を進めることができます。
「食いしばり癖を持っているけれど、軽度なのか重度なのかわからない」という人は治療を受けようと考えているクリニックの医師に相談してみましょう。
もし自分の食いしばりが重度でインビザラインでの歯列矯正が難しい場合はどうしたらよいのでしょうか。重度の食いしばり癖がある人はワイヤー矯正での歯列矯正を行うと治療がうまく進む可能性が高いです。
ワイヤー矯正であれば、食いしばりによる治療への影響が少なく、インビザラインでの治療よりも食いしばり癖を持つ方に適しているといえるでしょう。
しかし、食いしばりを続けている影響で、歯周病などの歯のトラブルがある場合は、そちらの治療が優先される可能性があります。食いしばり癖を持っているという人は、食いしばりを直すためにも1度、歯科医の先生に診察してもらうようにしましょう。
歯の食いしばりによってインビザライン矯正に対してどのような悪影響があるのでしょうか?
治療への悪影響は主に次の3つが挙げられます。
それでは1つ1つ詳しく確認していきましょう。
1つ目はマウスピースの破損です。こちらは上でも触れましたが、食いしばり癖による矯正への悪影響のうちもっとも大きなものといえるでしょう。食いしばりによって、歯に大きな力がかかることで、マウスピースの形が変形したり、一部が欠けてしまったりすることがあるからです。
インビザラインによる歯列矯正では、マウスピースによって、歯に少しずつ力をかけて歯並びを改善していきます。しかし、そのマウスピースが破損してしまうとうまくはに力をかけることができず、治療がうまく進まなくなってしまいます。
また、もしマウスピースが破損してしまった場合、もう一度マウスピースを作り直す必要があり、治療にかかる費用や時間も当初の予定よりも多くなってしまうでしょう。
たとえマウスピースが破損しなかったとしても、食いしばり癖によって歯に予定していなかった力がかかることになります。そのため、計画されていた通りに歯が動かず、治療がうまくいかなくなってしまうということも起こりえます。
2つ目はあごの痛みです。食いしばり癖によって、歯に大きな力がかかってしまうことで、あごに痛みが出てしまうことがあります。食いしばり癖を持っていなかったとしても、歯列矯正を行うと歯に普段かかっていなかった力がかかることになるため、あごの痛みが起こることがあります。
そこに食いしばり癖による痛みが増すと、単に歯列矯正するだけでも痛みがストレスになるのに、より大きな不快感を持つことは想像に難くないでしょう。
食いしばり癖がひどくなると、あごの痛みだけでなく、歯茎が腫れてしまったり、最悪の場合歯がかけてしまったりすることがあります。そのような事態を避けるためにも、食いしばり癖を持っている方は歯列矯正をする、市内にかかわらず早めに改善するようにしましょう。
3つ目はエラが張ることです。歯列矯正を考える方の中には、かみ合わせの問題を抱えている方だけでなく、見た目を向上させようとする方もいます。しかし、せっかく美容目的で矯正をしているのに、食いしばり癖のせいで、エラが張ってしまうということも起こりえます。
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ここまで、食いしばりによる悪影響を説明しましたが、そもそもなぜ食いしばりが起きるのでしょうか。食いしばり癖を改善するためにも、その原因を知っておくことが大切です。また、食いしばり癖を持っていないという方も原因を知っておくことで、食いしばり癖の予防をすることもできます。
食いしばりの原因は主に次の2つになります。
それでは1つずつ見ていきましょう。
食いしばりの原因として考えられるものの1つにストレスがあります。ストレスにさらされていると、無意識のうちにあごに力がかかってしまい、結果的に食いしばってしまうことがあります。
そのため、常にストレスにさらされているという方は、常にあごに力がかかり続け、食いしばることが癖になってしまうことがあります。
食いしばりのほかにも、歯ぎしりなどの癖もストレスが原因であるといわれています。歯を大切にするためにも、日ごろからストレスとうまく付き合う必要があります。
歯並びの悪さが原因で、食いしばりが起きてしまうことも考えられます。歯並びが悪いとかみ合わせに問題が出てきます。かみ合わせが悪いと食べ物を食べるときに強い力でかまないとうまく咀嚼できず、食いしばることが癖になってしまいます。
食いしばりの原因がわかったところで、次は食いしばりの対策を紹介します。この記事では、食いしばり対策として2つの方法を紹介します。
上記の2つが食いしばり対策です。それでは詳しく解説していきます。
1つ目はリラックスすることです。食いしばりの原因として、ストレスが主な原因であるということを説明しました。そのため、食いしばり対策としては原因であるストレスに対処することが必要になります。
ゆっくりとお風呂に入りながらリラックスしたり、ストレスがかかっていると気づいたときには深呼吸をしたり、気分転換をしたりなどストレスをためないような工夫をしてみましょう。
2つ目は生活習慣を整えることです。食生活が乱れていたり、睡眠サイクルが崩れていたりすると、知らず知らずのうちにストレスをため込んでしまうことがあります。そのため、生活習慣を整えて、ストレスをため込みすぎないように気をつけましょう。
ここまで記事を読んで、インビザライン矯正をやってみようと思ったヒチもいるかもしれません。そこで、ここではインビザライン治療をするにあたり、失敗しないためにすべきことを紹介します。
インビザライン矯正を成功させるためには、実績がある医師を選ぶことが大切です。信頼できる医師を選ぶことで、何か不安があるときに相談できて、確実な答えを知ることができます。そのため治療を受ける前に、しっかりとクリニックの情報をチェックすることが大切です。
どれだけ医師が優秀でも、患者さんがマウスピースの装着時間を守らないと治療はうまくいきません。インビザライン矯正では、マウスピースを1日20時間以上着用することが想定されるため、着用時間が短くならないように自己管理をすることも必要になります。
今回の記事では、インビザライン矯正の概要と食いしばり癖について解説しました。今まで歯並びに悩んでいたという方は、インビザライン矯正をすることで、理想的な歯並びを手に入れることができます。
また、かみ合わせに問題を抱えている方も歯周病などのトラブルを回避するためにも歯列矯正を考えてみてください。この記事を読んで、インビザラインでの歯列矯正をしてみようと思われた方は、ぜひ、WITH DENTAL CLINICを検討してみてください。
無料カウンセリングも実施しているので気になる方はホームぺージもチェックしてみてください。
最後まで読んでいただいてありがとうございました。
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