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公開日: 2023年5月1日

インビザライン矯正中!注意したい飲み物について詳しく解説

「インビザライン矯正中は水しか飲めない」
「コーヒーが好きなんだけど…」

きれいな歯並びを求めて始めたばかりの矯正治療ですが、飲み物について気になっているのでは?

着脱式のマウスピースを使って行う歯科矯正治療、インビザライン。ワイヤー矯正に比べると器具が目立たないし、食事制限が少ないため、人気の矯正法になっています。

マウスピースを付けたままでも飲むことができるので、つい、飲んでしまいがち。しかし、実は矯正中には飲み物についても注意が必要です。飲んでもだいじょうぶなものとダメなものを解説していきます。

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インビザライン矯正中の注意点とは?

インビザライン矯正中の注意点とは?

1日のほとんどの時間、マウスピースを装着する必要があるインビザライン。装着している時は装置が変形したり、ヒビが入ったり、最悪だと壊れてしまうため、原則として食事はできません。

飲み物なら飲むだけですから、インビザライン矯正中でも問題なさそうに思われます。しかし、飲み物にも制限があるので注意が必要です。

まず、インビザラインを装着したまま飲食をすると、食べカスが装置と歯の間に溜まり続けてしまいます。これが虫歯の原因になります。

また、色が濃い飲み物や色素の強い食べ物を口にすると、インビザラインに色が付いてしまいます。歯を守るためにも色素が強いものなどを口にするときは必ず取り外してからにしましょう。

インビザライン装着時に盲点となりがちな飲み物

インビザライン装着時に盲点となりがちな飲み物

飲み物ならたとえ、マウスピースを付けていても飲めそうです。ところが、この飲み物が要注意なのです。

思い出したい!酸性・中性・アルカリ性

中学生の頃、習った酸性・中性・アルカリ性を思い出してみましょう。強さを表すのは「pH(ピーエッチ)」で、pH7よりも小さければ酸性、逆に大ければアルカリ性ということになります。

pHの範囲
強酸性 3未満
弱酸性 3以上5未満
微酸性 5以上6.5未満
微アルカリ性 7.5以上9未満
弱アルカリ性 9以上11未満
強アルカリ性 11以上
参考:厚生労働省 https://www.mhlw.go.jp/content/11130500/000641288.pdf

気を付けたい飲み物のタイプ

ここからは気を付けたい飲み物の4つのタイプを詳しく見ていきましょう。

  • 酸性の強い飲み物
  • 甘い飲み物
  • 色の濃い飲み物
  • 熱い飲み物

インビザライン装着時に注意する飲み物1:酸性の強い飲み物

インビザライン装着時に注意する飲み物1:酸性の強い飲み物

酸性の飲み物が歯を溶かしてしまうことをご存じでしょうか。だからといって、飲んだらダメというわけではなく、摂りすぎには注意が必要です。

酸によって歯のエナメル質が溶けてしまった歯を「酸蝕歯(さんしょくし)」と言います。ものを食べたり飲んだりすると、口の中は酸性になりますが、ややアルカリ性の唾液が口の中を中性に戻してくれるのです。ところが、酸性の強い食べ物や飲み物ばかり取っていると唾液による洗浄が間に合わなくなり、酸によって歯のエナメル質が溶け出してしまうのです。

ですから、酸性の飲食物を口にしたら水を飲む、ちびちび飲みを止める、リカルデントガムなどを噛むといったことが酸蝕歯の防止につながります。

酸性の強い飲み物1.炭酸飲料

炭酸だけなら何も問題はないのですが、味をつけるためのフレーバーが問題となります。特にコーラは酸性度が高く、pH2.2。

酸性の強い飲み物2.清涼飲料水

体に良さそうなイメージのスポーツドリンクは虫歯の原因になります。

酸性の強い飲み物3.お酒

米・麦から作られている日本酒やビールなども虫歯の原因に。酸性が強いお酒の種類は「レモン酎ハイ」や「赤ワイン」。飲み過ぎ、長時間飲みには注意が必要です。

インビザライン装着時に注意する飲み物2:甘い飲み物

インビザライン装着時に注意する飲み物2:甘い飲み物

甘い飲み物は虫歯の原因にもなるので、飲みすぎに注意しましょう。

甘い飲み物の飲みすぎに注意

甘い飲み物は虫歯のほか肥満の原因にもなります。また、甘い飲み物にはかなりの糖が入っているため、習慣的に飲むと、急性の糖尿病を引き起こす恐れもあります。

実は冷たい飲み物は甘さを感じにくいのです。同じ飲み物を温めると、その甘さがよくわかります。気づかないうちにたくさん飲んでしまう場合があるので、健康のためにも歯のためにも甘い飲み物の飲みすぎに注意しましょう。

ポイントは成分表示をよく見ることです。何がどのくらい入っているのかをしっかりとチェックするクセを付けましょう。

カロリーゼロとは?

カロリーゼロという表示を見て、「0kcal? だから、「甘くないはず」と思ったら甘かったという経験があるかもしれません。実は人工甘味料が使われていて、砂糖に比べて甘く感じるのが特徴。

カロリーに関する表示のルールは、健康増進法の栄養表示基準で決められていて、100ml当たりのエネルギーが5kcal未満なら「カロリーゼロ」や「ノンカロリー」と表示することができるのです。ちなみに、「低カロリー」「カロリー控えめ」は100ml当たりのエネルギーが20kcal未満。

糖質ゼロとは?

「糖質ゼロ」というと「糖質が全く入っていない」のではありません。100g当たり0.5g未満の糖質を含む食品なら、「糖質ゼロ」なのです。

同じような「糖類ゼロ」は砂糖やブドウ糖などは含んでいませんが、キシリトールなどの甘味料が使われている場合もあります。

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インビザライン装着時に注意する飲み物3:色の濃い飲み物

インビザライン装着時に注意する飲み物3:色の濃い飲み物

色の濃い飲み物にも注意が必要です。

色の濃い飲み物1.コーヒー

コーヒーは歯に着色して残りやすく、飲む回数が多い人ほど歯に色が付いてしまいます。しかし、付いているのはコーヒーの色ではありません。コーヒーに多く含まれる「ポリフェノール」が、歯の表面の膜ペクリルと結びつき、黄ばみが生じてしまうのです。ただし、コーヒーを飲むとすぐに色が付くわけではなく、黄ばんでいたらそれは蓄積された証拠です。

歯の白さを求めるのならコーヒーはおすすめできませんが、コーヒー好きなら辛いもの。コーヒーを飲んだら、うがいをする、または歯を磨くようにすることで着色汚れを防ぐことができます。

色の濃い飲み物2.赤ワイン

赤ワインには、アントシアニン、タンニン、レスベラトロール、カテキンといったポリフェノールが豊富。ポリフェノールは植物由来の抗酸化成分で、活性酸素によるコレステロールの酸化を抑える効果が期待できる飲み物として知られています。認知症の予防に役立つとされています。

しかし、歯の白さには大敵です。赤ワインはすぐに色が付いてしまうのです。予防するには色の濃い飲み物や食べ物を口に入れる前後に水を飲むようにします。こうすることでコーティングされ、付きにくくなるのです。

色の濃い飲み物3.お茶類

お茶に含まれる主な成分は、渋味・苦味成分でもあるカテキン類、お茶の苦み成分となるカフェイン、甘味・うま味成分となるアミノ酸類のほか、ビタミン類、ミネラル、食物繊維などが上げられます。

腸内の善玉菌の勢力を増やして腸内環境を整える、高血圧予防、風邪予防などさまざまな効能があり、お茶は体にいいと言われています。

しかし、タンニンなどのポリフェノールが含まれているため、着色の原因となります。

歯につきやすいタンニン

タンニンは実はポリフェノールの一種。歯の黄ばみが生じる原因の1つとされています。タンニンはお茶の渋みの元となる成分。毎日、同じ湯のみで飲んでいるとだんだんと茶渋が付いてしまいます。これと同じ事が歯にも起こっているのです。歯の表面は、ペクリルという薄い膜で覆われています。この膜にタンニンが付き、蓄積されて、やがてステイン(着色汚れ)になります。

また、お茶によって含まれるタンニンの量が違いますが、断トツでタンニンが多いのは紅茶で順番は以下となります。
1位.紅茶(37mg/100ml)
2位.ウーロン茶(32mg/100ml)
3位.煎茶(31mg/100ml)
4位.緑茶(18mg/100ml)

インビザライン装着時に注意する飲み物4:熱い飲み物

インビザライン装着時に注意する飲み物4:熱い飲み物

熱い飲み物はマウスピースが変形する恐れがあるので、注意が必要です。

熱い飲み物の温度とは?

熱いと感じる温度とはだいたい何度なのでしょうか。もちろん、人によって熱いと感じる温度は違います。猫舌などという言葉もあるくらい、中には熱いのが苦手な人もいます。

一般的に熱い飲み物とは、体温に25〜30度を加えた60〜65度程度とされています。もともとの体温は人それぞれですから、やはり、感じる温度はまちまちなのです。

体に悪い熱すぎる飲み物

「体を冷やすのは健康によくない」とよく聞きます。しかし、「熱すぎる飲み物を飲むと食道がんになる」とも言われています。

農林水産省によると「65℃以上の非常に熱い飲み物は、食道がんのリスクが高まる」とされています。

2016年、国際がん研究機関(IARC)は、「非常に高い温度で摂取される飲み物」を食道がんの推定原因として分類しました。さらに、国立がん研究センターの科学的根拠に基づくがん予防では「飲食物を熱い状態で取らない」としています。適温はいいのですが、熱すぎるのは健康を害すもの。

もちろん、熱すぎる飲み物はマウスピースにもよくありません。体温に近い温度の飲み物を取るのがマウスピースにも体にもいいのです。

参照:農林水産省 アツアツな飲み物にご注意! https://www.maff.go.jp/j/syouan/syoku_anzen/baransu/r0212/hot.html

適温の目安とは?

では、飲み物の適温というのはおおよそ何度なのでしょうか。「飲みごろの温度」アンケートによると以下のような結果に。
水…0~10度
お茶類…80~90度
コーヒー…80~90度
牛乳…0~10度

参照:インターワイヤード株式会社 『飲み物と温度』https://www.dims.ne.jp/timelyresearch/2009/091110/

インビザライン装着したまま飲める飲み物

インビザライン装着したまま飲める飲み物

インビザラインを装着したまま飲んでも良いものは基本的に「水」です。

炭酸水も甘みが入っていないものなら◎。さらに炭酸水は代謝を上げる役目もあります。血行が良くなり、疲労回復の効果が期待できるというメリットもあります。

安心して飲める:水道水

水のpH値はどれも同じというわけではありません。水道水のpH値は、厚生労働省の水質基準によって「5.8以上8.6以下」と定められていて、高すぎたり低すぎたりしたときは浄水場で薬品を用いて調整しています。
そのため、安心して飲めるようになっています。

安心して飲める:ミネラルウォーター類

実はミネラルウォーターと呼ばれているものは、正確には「ミネラルウォーター類」のこと。また、ミネラルウォーター類のpH値は、厚生労働省の水質基準によって水道水と同じく「5.8以上8.6以下」と定められています。

商品によって硬度、採水地、味もいろいろですが、大きく4つに分けることができます。
・ナチュラルウォーター:地中でミネラル分の溶解が少ない地下水のこと。沈澱、ろ過、加熱殺菌以外の処理をしていないもの。
・ナチュラルミネラルウォーター:「地中でミネラル分が溶解した地下水で、沈澱、ろ過、加熱殺菌以外の処理をしていないもの」のこと。沈殿・ろ過・加熱殺菌以外の処理をしていないもの。
・ミネラルウォーター:地中でミネラル分が溶解した地下水。沈澱、ろ過、加熱殺菌、紫外線・オゾン殺菌やミネラル調整などをしたもの。
・ボトルドウォーター:飲料可能な水。

安心して飲める:純水

純水というと透明できれいな水をイメージしますが、実は水の中に含まれる不純物を取り除いたものを指します。水道水に含まれているのは、カルシウムやマグネシウムなどのほか、消毒用の塩素、浄水過程で使用するアルミニウムなどです。

ちなみに純水より、不純物を取り除いたものを超純水と呼びます。また、純水は単に不純物を取り除いたものではなく、ものを溶かす力が強いという特徴があります。そのため、汚れが落ちやすくなるのです。

高級シャワーヘッドを思い出してください。中にカートリッジが入っていて、塩素を始め、さまざまな不純物を取り除く作りとなっています。そのため、落ちやすいのです。

参照:厚生労働省より https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/topics/bukyoku/kenkou/suido/kijun/kijunchi.html

インビザライン装着中は飲み物に気をつけよう

今回はインビザライン矯正中の注意したい飲み物について詳しく解説しました。矯正中はインビザラインを壊したり、変形させたりしないように、しっかりと注意を守ることが大切です。インビザラインをなるべく着色させないよう注意しながら、きれいな歯を手に入れましょう。

矯正できれいな歯並びを手に入れたいと思ったら、ぜひ、WITH DENTAL CLINICへ相談してみましょう。無料カウンセリング予約も受け付けています。まずはホームページを見て、どのような施術が受けられるのかを確認してみてください。

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