公開日: 2023年5月1日
インビザライン矯正では、専用のマウスピースを使って治療を行いますが、1枚のマウスピースを使い続けるのではなく、定期的に新しいものに交換する治療方法になります。
そのため、マウスピースは何枚か用意する必要があります。
この記事では、インビザライン矯正で使用するマウスピースの平均的な枚数や、その枚数が増えてしまうケースについて紹介します。
また、インビザラインの矯正中に起こるズレについても解説します。
インビザライン矯正を検討中の方は参考にしてみてください。
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インビザライン矯正で使用するマウスピースは、必要になる平均的な枚数があります。
ただ、この数値は平均の枚数であり、歯並びや適応範囲、実施するインビザラインの種類などにより枚数が増減します。
基本的には、矯正の度合いが大きいほど枚数が増える傾向にあります。
インビザライン矯正で用いるマウスピースの数は、ある程度決まっています。
一番よく行われているインビザライン・コンプリヘンシブの場合、平均すると40〜50枚程度と言われています。
この数値は平均値なので、矯正で動かす歯の本数や歯の移動距離、マウスピースの交換頻度などにより、必要となる枚数は増減します。
マウスピースの平均枚数は、目安の1つとして参考にしてみてください。
インビザライン矯正で使用するマウスピースの平均枚数は、インビザラインの種類によって異なります。
最も多く行われているインビザライン・コンプリヘンシブの場合、マウスピースの枚数に制限はありませんが、平均枚数としては30〜60枚程度となっています。
軽度の矯正で行われるインビザライン・ライトの場合、 マウスピースの枚数の上限が14枚までとなっています。マウスピースの追加が2回まで認められています。
さらに軽度な矯正で行われるインビザライン・i7の場合は、マウスピースの枚数は7枚までです。
前歯の部分矯正に用いるインビザラインGOの場合、マウスピースの枚数は20枚までとなっています。
マウスピースの交換頻度は、だいたい1〜2週間程度なので、枚数が増えるほど矯正に必要な期間が長くなります。
マウスピースの枚数はインビザラインの種類によって異なりますので、どのインビザライン矯正を行うかを確認する必要があります。
インビザライン矯正では、矯正の進行度合いにより、追加のマウスピースを作成する必要がある場合があります。
マウスピースの追加は、マウスピースが歯に合わなくなった場合や、マウスピースの破損・紛失などで必要になります。
マウスピースを追加する場合、マウスピースを作成する費用や検査代などの追加料金がかかる場合があります。
追加料金については歯科医院によって異なり、追加料金が発生しない場合もありますので、治療前に必ず確認するようにしましょう。
インビザラインのマウスピースは定期的に交換するため、インビザライン矯正の期間が延長されると必要なマウスピースの枚数が増えます。
ここでは、マウスピースの枚数が増える原因について紹介します。
矯正期間を長引かせたくない場合は、この注意点を守るようにしましょう。
インビザライン矯正が長引く原因としてよくあるのが、マウスピースが上手く装着できていないという点です。
インビザライン矯正で使うマウスピースは、歯並びにあわせた治療計画に沿って作られますが、正しく装着できていないと、矯正の効果が低くなります。
マウスピースの正しい装着方法は、歯科医に確認するようにしましょう。
正しく装着できているかを自分で確認するのは難しい点がありますが、マウスピースの装着時の痛みが数日経ってもなくならない場合は、正しく装着できていない可能性があります。
インビザライン矯正のマウスピースは、1日20時間以上装着することを想定して作成しています。
そのため、マウスピースの着用時間が短いと事前に想定した矯正効果が出なくなります。
矯正期間が長くなるだけでなく、歯並びが後戻りを起こす場合もありますので、必ず装着時間は守るようにしましょう。
インビザライン矯正では、事前に長期治療を想定してマウスピースを作りますが、必ずすべて歯に合うとはかぎりません。
もし歯に合わないマウスピースを装着していると、矯正の期間が延びてしまいます。
また、マウスピースが歯に合わない場合、痛みが続くこともあります。
矯正は想定通り進まないこともあるため、歯に合わない場合は歯科医に検診してもらう必要があります。
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インビザライン矯正のマウスピースは定期的に交換する必要があるため、使用するマウスピースの枚数が増えると、矯正の期間が長くなってしまいます。
特に、トラブルが発生するなどが原因で、マウスピースを作り直すと、使用するマウスピースの枚数も増えてしまいます。
マウスピースの枚数をより少なく矯正を完了したい場合、いくつか守るべき注意点があります。
できるだけ早く矯正を終えたい場合は参考にしてみてください。
インビザライン矯正のマウスピースは、1日20時間以上装着することを想定して作成しています。
マウスピースは装着している間、歯に力をかけて矯正させています。
もし装着時間が短くなると、歯にかかる力が少なくなるため、計画通りに歯を矯正することができなくなります。
結果として、矯正期間が長くなる上、追加のマウスピースが必要になり、時間も費用も多くかかってしまいます。
マウスピースの装着時間は必ず守るようにしましょう。
マウスピースは、歯にしっかり密着させるように装着しないと矯正の効果が出にくくなります。
そのため、マウスピースは正しく装着し、しっかりと歯に密着させましょう。
もしマウスピースが正しく装着できていないと、マウスピースが歯から浮いた状態になります。
浮いた状態では上手く矯正できないため、治療計画にズレが発生し、矯正期間が延長するだけでなく、マウスピースの作り直しになる可能性もあります。
マウスピースが作り直しになると、使用する枚数は多くなり、期間も費用もより多くかかることになります。
インビザライン矯正のマウスピースは、治療計画にあわせて最初に必要な数を作成します。
そのため、破損して使えなくなったり、紛失した場合は代わりのマウスピースが必要になります。
追加のマウスピースを作成するためには、歯科医院で診察してもらう必要がありますし、マウスピースの作成が遅くなると、歯が元の位置に戻ってしまい、治療計画を立て直す必要が出る可能性もあります。
マウスピースの破損や紛失を防ぐために、外したときは必ずケースに保管するようにしましょう。
もしマウスピースを破損したり紛失した場合は、1つ前の段階のマウスピースを装着して、すぐに歯科医院に相談するようにしましょう。
インビザライン矯正では、治療計画からズレが発生することがあります。
インビザラインのズレがあると、矯正にかかる期間が長くなり、必要なマウスピースの枚数も増えてしまいます。
ここでは、インビザラインのズレについて紹介します。
インビザライン矯正は、マウスピースを装着することで歯に力をかけ、少しずつ歯を動かしていくことで行う矯正方法です。
そのため、マウスピースは現時点の歯並びとは少し形が異なるものを使用します。
マウスピースを正しく装着していれば問題ありませんが、適切に装着できていないと、矯正計画とズレが発生する原因になります。
このズレが大きくなると、さまざまなトラブルの原因になります。
場合によっては、歯が想定とは異なる方向に移動してしまい、矯正計画の修正が必要になることもあります。
このズレは自分では修正できないため、放置しているとズレはさらに大きくなります。
もしマウスピース装着時に痛みなどの違和感がある場合は、できるだけ早いタイミングで歯科医師に相談するようにしましょう。
インビザライン矯正でズレが発生することがありますが、このズレが起きやすい原因について紹介します。
ズレが発生しやすい原因としてよくあるのが、マウスピースを取り外す回数が多いというものです。
インビザラインのマウスピースは脱着が可能です。1日のほとんどの時間は装着していますが、食事や歯磨きの際にはマウスピースを取り外します。
ただ、マウスピースの脱着を何度も繰り返すと、マウスピースそのものが少しずつ変形してしまい、最終的に歯に合わなくなってしまいます。
インビザラインのマウスピースは、歯に密着することで矯正効果を発揮するため、歯に合わないと矯正が計画通りに進みません。
マウスピースは歯に密着させるため、力を入れずに取り外すのは難しいですが、あまり強い力を入れずに外すようにしましょう。
次に多い原因が、マウスピースの装着時間が短いというものです。
マウスピースの装着時間が短いと、想定よりも歯にかかる力が少なくなるため、歯が予定通りに矯正されません。
この状態で次のマウスピースに入れ替えると、最初の段階からズレがあるため、さらにズレが発生してしまいます。
また、マウスピースが歯に合っていない場合もズレの原因になります。
マウスピースを正しく装着していたとしても、歯に合っていなければ矯正の効果が出ません。
マウスピースが歯に密着せず浮いているような場合は、矯正の意味がありませんので、マウスピースを作り直す必要があるかもしれません。
また、歯の矯正させる移動範囲が大きい場合もズレが発生しやすくなります。
歯の移動範囲が大きいと、それだけ必要なマウスピースの数も多くなり、ズレが発生する可能性も高くなります。
もし大幅に歯の矯正を行う予定であれば、ズレが発生していないか注意して確認する必要があります。
インビザライン矯正ではトラブルが発生することがありますが、このトラブルを最小限に抑えることができるのがクリンチェックです。
クリンチェックでは、患者の歯並びを精密検査で計測し、矯正中にマウスピースを使ってどの程度歯を移動させるかをパソコン上で計算します。
クリンチェックを行うことで、それぞれの歯にどのような力が加わり、どのように移動するかが分かりやすくなり、矯正中の途中経過も確認することができます。
クリンチェックは、矯正を始める前に行われます。
必須ではありませんが、矯正に対する不安がなくなるなどメリットも多いため、歯科医と相談して実施することをおすすめします。
ここまで、インビザライン矯正で使用するマウスピースの平均枚数と枚数が増える原因、平均枚数で終わらせる方法などについて紹介しました。
インビザライン矯正で使うマウスピースは、矯正の度合いやインビザラインの種類によって異なります。また、歯並びの状態やマウスピースの交換頻度によっても必要な枚数は増減します。
マウスピースの枚数が増える原因としては、装着時間が短い、正しく装着できていない、マウスピースが歯に合っていないなどがあります。
また、マウスピースを平均枚数で終わらせるためには、装着時間を守り、マウスピースを正しく装着する必要があります。
インビザライン矯正では、続けている途中でマウスピースが歯に合わなくなるなどのズレが生じる場合があります。
もしマウスピースの装着時に痛みなどの違和感がある場合は、できるだけ早く歯科医に相談するようにしましょう。
マウスピースを使った矯正を検討している場合、WITH DENTAL CLINICで矯正治療をするのがおすすめです。
無料カウンセリングを受けることも出来ますし、メールでの無料相談窓口もあります。
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