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公開日: 2023年3月29日

インプラント治療の期間や通院回数はどのくらい?治療の流れも解説

インプラント治療は外科手術をともなうので、虫歯や歯周病の治療と違い、3ヵ月~1年ほどかかる治療法です。

「インプラント治療はどのくらいの期間が必要?毎週通わなければいけないの?」「前歯のインプラント治療を検討しているけど、治療中に歯のない時期はあるの?」など不安や疑問をお持ちの方も少なくありません。

そこで本記事では、一般的なインプラントの治療期間の目安や、通院回数、治療中に歯のない時期はあるのかなどについて解説します。インプラント治療を検討している方は是非参考にしてください。

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インプラントの治療期間はどのくらい?

インプラントの治療期間はどのくらい?

インプラントの治療は、患者様のお口の状態や健康状態によって期間や通院回数が異なります。ここでは一般的なインプラントの治療期間を解説します。

インプラントの一般的な治療期間の目安

インプラントの治療期間の目安は、約3ヵ月から1年が一般的です。インプラントの土台となるインプラント体の埋入の手術自体は1日もしくは2日で終わります。

しかし、埋入したインプラント体が顎の骨と定着するまでにある程度の期間が必要なので、インプラントの治療期間が長くかかるのです。

埋入したインプラント体が顎の骨と定着するまでの期間の目安は、下顎で3~6ヵ月、上顎で6~12ヵ月です。

一般的に下顎より上顎の方が治療期間が長いとされています。これは、下顎の骨が上顎に比べてしっかりしており、インプラント体が定着しやすいので治療期間に差が出ます。

インプラントの治療期間は患者様によって異なる

インプラントの治療期間の目安は約3ヵ月から1年が一般的ですが、患者様によって異なります。主な要因は以下の通りです。

  • 患者様の健康状態や生活習慣
  • インプラント体と骨の結合状態
  • 虫歯や歯周病などの治療が必要
  • 使用するインプラントメーカーや歯科医院の治療方針
  • インプラント治療にともなう別の病気の治療
  • 患者様の通院頻度

インプラント体と顎の骨とが定着するまでの期間は、患者様の健康状態や飲酒や喫煙などの生活習慣が大きく関わるので、患者様により異なります。

インプラント治療中は、過度な飲酒や喫煙、激しい運動などは、傷の治りが遅くなり細菌感染のリスクもあるので控えなければいけません。

また、インプラント治療は歯科治療ですが外科手術をともなう為、全身の健康状態が大きく関わります。特に、糖尿病の治療中の場合は主治医と相談の上、薬の内容や量の変更が必要な場合があります。

インプラントの治療にかかる通院回数

インプラント治療にかかる通院回数

インプラントの治療は大まかに分けると、カウンセリングと検査により治療計画を立て、インプラント埋入手術をした後、人工歯を装着の3段階です。それぞれに通院回数が異なりますので解説します。

カウンセリング・検査・診断

インプラント治療では、まずカウンセリングで患者様のお口の状態や健康状態を確認し、精密検査を行ったうえで治療計画を立てます。それぞれの通院回数の目安は以下の通りです。

  • カウンセリング……1回
  • 精密検査……1回
  • 治療計画の説明……1~2回

カウンセリングは、お口の状態を見て治療方法を説明するだけではありません。

患者様が今までどんな治療を受けてこられたのか、不安や悩みを解決するためにどんな治療法があるのかを患者様とともに一緒に考えていくのがカウンセリングです。

治療方法や治療期間、費用、通院回数など、患者様にとっての最善の方法をご提案させていただきます。

また、インプラントの治療は、保険外診療になるので高額です。そのため、当院ではしっかりと患者様に治療内容を理解していただき、費用についても納得した上で来院していただくのが大事だと考えています

当院では無料のカウンセリングを行っており、インターネットからの予約も24時間受け付けております。お気軽にご予約ください。

インプラント埋入手術

インプラントの埋入手術とは、インプラントの土台となるインプラント体を顎の骨に埋め込む外科手術のことです。

手術の方法は、外科手術の回数によって2種類に分けられ、それぞれに通院回数が異なります。

治療方法通院回数治療内容
1回法1~2回インプラント体を顎に埋入する外科手術が1回。術後に消毒や抜糸、インプラントの定着や傷の治りなど経過観察のため通院が1度必要です。
2回法4~6回 外科手術を2度行う方法です。インプラント体を顎に埋入する外科手術が1回。経過を確認後、2度目の外科手術を行います。1回法と同じように、術後に消毒や抜糸、経過観察のために数回通院が必要になります。

インプラント体の定着の経過が悪い場合や術後の治りが遅い場合は、その分来院回数が増えることもあるので、患者様によって来院回数は異なります。

人工歯(被せ物)装着

インプラント体が顎の骨に定着しているのを確認後、人工歯を作る工程に入ります。人工歯を装着するのにかかる通院回数は以下の通りです。

治療方法通院回数治療内容
型取り1回歯を作るための型取り
人工歯の装着1~2回出来上がった歯の見た目や噛み合わせを確認後、装着

一般的に人工歯を作るための工程は2回のみです。噛み合わせや見た目の確認を行い、インプラント体と人工歯を繋ぐアバットメントを装着してインプラントの治療は一旦終了です。

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インプラントの治療の流れとそれぞれにかかる治療期間

インプラント治療の流れとそれぞれにかかる治療期間

インプラントの治療の目安は一般的に約3ヵ月から1年と説明しましたが、どんな治療をどのくらいの期間かけて行うのでしょうか。

インプラントの治療の流れに沿って、それぞれにかかる治療期間を解説していきます。

カウンセリング・検査・診断

インプラントの治療はいきなり始まるのではなく、患者様のお話をじっくり聞き、精密検査を経て、その結果を元に治療計画を立てます。

初診の無料カウンセリング患者様の口腔内の状態確認や悩みや不安を解決するためにどんな治療があるかの提案など精密検査前の大まかな診断を行います。
精密検査レントゲンやCT検査、模型の作成、虫歯や歯周病など周りの歯の検査などインプラント治療の為の必要な検査を行います。
治療計画の説明精密検査の結果の元、事前治療の有無、インプラント治療の期間や費用の説明を行い、患者様が納得されたうえで治療を進めていきます。

カウンセリング、精密検査、治療計画の説明の通院回数の目安はそれぞれ1回ずつ、期間としては約2週間です。

インプラント体を安全に埋入するために精密検査を行います。精密検査は、主にレントゲン撮影やCT検査でインプラント治療ができるだけの骨の量、厚みがあるかや、血管、神経の位置の確認、他の歯の位置などお口の状態を把握するための目的で行います。

精密検査の結果をもとに治療計画を立て、患者様にご説明します。治療に関する説明は必ず主治医が担当するので、治療方法や費用、疑問や不安に感じることは治療を始める前に解決するようにしましょう。

事前治療

精密検査で虫歯や歯周病が見つかった場合、インプラント治療の前に優先して治療が必要なこともあります。

特に歯周病で歯茎の状態が悪いと、インプラントを埋めこんでも固定されず、最悪の場合インプラントごと抜け落ちてしまうことがあるからです。

虫歯や歯周病の治療期間は、症状や状態によってかわるので、患者様ごとに異なります。

また、インプラント治療をするのに顎の骨の量が足りない場合などは、追加の処置が必要になることもあります。主な治療は以下の通りです。

治療方法通院回数治療期間治療内容
骨造成手術2~4回4~7ヵ月顎の骨が足りない場合の治療法。サイナスリフト、ソケットリフトといわれる骨移植や骨造成手術を行ってから埋入手術を行います。
骨誘導再生法(GBR法)2~4回3~6ヵ月顎の骨の量が足りない場合に骨の再生を促す治療法。インプラント体の埋入手術と同時に行われる場合と術後に行う場合があります。
歯茎の移植手術2~4回1~2ヵ月歯周病により歯茎が痩せたり下がったりしている場合、インプラントの安定や長持ちさせるために歯茎の移植を行う治療法。

追加の処置が必要かどうかは、患者様のお口の状態により異なります。さまざまな追加治療を必要とする場合は、その分の治療期間が追加され、別途費用もかかります。

インプラント埋入手術

インプラントの埋入手術とは、土台となるインプラント体を顎の骨に埋入する外科手術のことです。

外科手術の回数により1回法と2回法に分けられ、それぞれにかかる治療期間がかわります。

治療方法治療期間治療内容
2回法3~6ヵ月1回目の手術で歯茎を切開し、顎の骨にインプラント体を埋入。インプラント体が顎の骨に定着する期間を待った後、2回目の手術を行う。再度歯茎を切開し、人工歯と接続する役割のアバットメントを装着します。
1回法1日~2週間2回法と同じく歯茎を切開し、インプラント体埋入。1回法ではアバットメントとインプラント体が一体となったワンピースタイプを使うことが多いので、アバットメントを装着する過程を省略できます。

1回法は顎の骨が十分にあり、硬い方など骨の状態や噛み合わせによって適応できない場合があります。

定着期間

インプラント治療では、インプラント体と顎の骨が結合し定着する期間を待たなければいけません。顎の骨が定着する期間の目安は、下顎で3ヵ月、上顎で6ヵ月です。

一般的に上顎に比べて下顎の骨の方がしっかりしているので、定着するのを待つ期間が短いことから、下顎のインプラントの治療期間の方が短いとされています。

人工歯装着

インプラント体と顎の骨がしっかり結合しているのを確認してから、人工歯の作成に取り掛かります。手順は以下の通りです。

治療内容治療期間治療内容
型取り2~3週間型を採ってから人工歯が出来上がるまでの期間の目安は2~3週間です。ただし人工歯の材質によって異なる場合があります。
人工歯装着1日~2週間出来上がった人工歯を装着し、見た目や噛み合わせが問題なければ治療終了です。出来上がった日に装着する場合もあれば、仮に装着する期間を設けて問題ないか確認する場合もあります。

インプラント治療は、インプラント体を埋入した後人工歯を装着すれば一旦終了となります。しかし、治療後に経過観察していくことが重要です。

埋め込んだインプラント体がきちんと顎の骨と結合しているか、噛み合わせが問題ないか、残っている歯に悪影響を与えていないかなどを経過観察する必要があるのです。

そのため、インプラントの治療が終わっても定期的にメンテナンスを受けましょう。

メンテナンス

インプラント治療後の経過観察が終了し治療が全て終わったとしても、定期的にメンテナンスを受ける必要があります。インプラントのメンテナンスの通院頻度は3~6ヵ月が一般的です。

インプラントは外科処置をともなう治療法です。そのため細菌が入り込んでしまうと、化膿や炎症を起こし、インプラントがぐらつき、最悪の場合脱け落ちてしまうリスクがあるのです。

また、使用していくうちに人工歯の部分が劣化してくることもあります。せっかく入れたインプラントを長く使っていくためには、定期的にメンテナンスに通うことが重要です。

インプラントの平均寿命は10年と言われていますが、日頃のセルフケアと歯科医院でのプロフェッショナルケア、定期的なメンテナンスをしっかりしていれば、15年20年と耐用年数を超えて使用することも可能です。

インプラントの治療はメンテナンスをしていくことが最重要といっても過言ではありません。定期的にメンテナンスを受けるようにしましょう。

インプラントの治療中は歯のない期間もあるの?

インプラントの治療中は歯のない期間もあるの?

インプラント治療にかかる一般的な期間は約3ヵ月~1年ですが、治療の長い間歯がないのではないかと不安な方もいらっしゃると思います。

ここでは、インプラント治療中に歯のない期間はあるのかや、治療期間が短いインプラント治療について解説します。

インプラントの治療中は仮歯入るので安心

インプラントの埋入手術1回法、2回法どちらの治療法でも仮歯が入るので、歯のない期間はありません

インプラント体を埋め込み顎の骨と結合するのを待つ期間には、隣の歯を利用した仮歯や入れ歯を利用します。

また、人工歯を作成している期間には、最終的に入る人工歯とほぼ変わらない形の仮歯が入ることがほとんどです。仮歯の段階で見た目やなにか不具合がないかチェックするのがいいでしょう。

インプラント治療中は仮歯が入るので、前歯のインプラント治療をお考えの方も安心してご検討ください

インプラントの治療期間が短い治療法とは?

一般的なインプラント治療は約3ヵ月~1年かかりますが、1日で手術が終わるワンデイインプラントや即時荷重法など治療期間の短い治療法もあります。

これらの治療法は治療期間が2~4ヵ月と短く、手術当日に歯が入るメリットはあるものの、以下のデメリットもあるので注意が必要です。

  • 顎の骨の量や硬さがないと適応されない
  • 手術の時間が長い
  • 技術のある歯科医師でないとできない
  • 術後の食事制限がある

治療期間が短いメリットはあるものの、その分デメリットもあります。また、骨の状態によっては治療が受けられないこともあります。

メリットだけでなくデメリットの理解した上で治療を受けるようにしましょう

治療後は定期的なメンテナンスが必要

治療後は定期的なメンテナンスが必要

インプラント治療は、インプラント体を埋入し人工歯を装着すれば終わりではなく、定期的にメンテナンスを受けることが重要です。

お口の状態によって異なりますが、インプラントのメンテナンスの通院頻度は3~6ヵ月が一般的です。

ここではインプラント治療後のメンテナンスの目的を解説していきます。

インプラント周囲炎の予防

インプラントは人工物なので虫歯にはなりませんが、インプラント周囲炎にかかるリスクがあるため定期的な予防ケアが必要です。

インプラント周囲炎とは、歯茎に炎症が起こり、顎の骨を溶かす歯周病と同じような状態になることです。

特に、人工歯とインプラント体の境目には汚れが溜まりやすいのでインプラント周囲炎を起こすリスクが高まります。

インプラント周囲炎によって歯茎や顎の骨が痩せると、せっかく入れたインプラントがぐらぐらし、最悪の場合は抜け落ちてしまうこともあります。

インプラントを長持ちさせるためには、普段の歯磨きによるセルフケアだけでなく、歯科医院でのプロフェッショナルクリーニングを定期的に受けることが重要です。

他の歯の虫歯や歯周病の予防

メンテナンスはインプラントだけでなく、残っている他の歯を守るためにも大切です。

虫歯は大きくなってから見つけるよりも、初期段階で見つける方が治療期間も短く、費用もかかりません。

お口全体の健康を守るためにも、定期的にメンテナンスを受けるようにしましょう

まとめ

まとめ

インプラントの治療期間の目安は一般的に約3ヵ月~1年です。

カウンセリングから人工歯装着までの通院回数の目安は約10回ほどですが、インプラント体と顎の骨が定着するまでの期間が必要なので、他の歯の治療法に比べ長期間かかってしまいます。

インプラント治療の長い期間、歯のない期間があるのではないか?と不安を感じていた方は、治療中に仮歯が入るので安心してください。

しかし、実際の治療期間や通院回数は個人差が大きく、患者様の健康状態やお口の中の状態によっても変わってきます。

正確な治療期間や費用、最善の治療方法についてはカウンセリングや精密検査が必要になります。

当院の無料カウンセリングでは、患者様お一人お一人に合った最善の治療法をご提案させていただきます。お気軽にご予約くださいませ。

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