公開日: 2023年3月29日
インプラント治療は高額な印象を受けますよね。反対に安い費用に惹かれて、格安インプラントを受けてしまって後悔することも。
本記事ではできるだけインプラント治療費を安く抑える方法や、信頼できる歯医者の共通点と選び方についてお話ししていきます。
\どんな治療内容?料金はいくらかかる?こちらを要チェック!/
歯医者によって値段は変動しますが、おおよそ30〜50万と言われています。検査費用や、インプラントで使う素材、入れた後のメンテナンスの料金が治療費に入っているか歯医者によって違うので、詳細も確認することをおすすめします。
前歯部分をインプラント治療する場合、かかる費用は30〜40万で他にメンテナンス代などの諸経費が4万円弱かかります。
検査・診断料 | 1万5,000~5万円 |
インプラントの手術代 | 15万~35万円 |
上部構造(人工歯・被せ物) | 8万〜20万円 |
費用総額 | 30万〜40万円 |
他 治療期間中の仮歯代 | 5,000~2万円 |
抜歯 | 5,000~8,000円 |
術後の消毒・検診代 | 1,500~1万円 |
諸経費合計 | 1万1,500〜3万8,000円 |
奥歯部分をインプラント治療する場合、かかる費用は30〜40万で他にメンテナンス代などの諸経費が4万円弱かかります。
検査・診断料 | 1万5,000~5万円 |
インプラントの手術代 | 15万~35万円 |
上部構造(人工歯・被せ物) | 8万〜20万円 |
費用総額 | 30万〜40万円 |
他 治療期間中の仮歯代 | 5,000~2万円 |
抜歯 | 5,000~8,000円 |
術後の消毒・検診代 | 1,500~1万円 |
諸経費合計 | 1万1,500〜3万8,000円 |
前歯か奥歯か、位置によって値段が変わるということはありません。
すべての歯をインプラント治療する場合、All-on-4(オール オン フォー)という施術を受けることができます。
All-on-4(オール オン フォー)とは、たった4本のインプラントで12本の歯を作ってしまう施術のことを言います。すべての歯を失ってしまった方や、総入れ歯の方におすすめです。All-on-4は200〜250万円の費用がかかります。上の歯と下の歯すべてを施術する場合だと、倍の値段がかかり400〜500万円となります。
診断料 | 1万5,000円〜5万円 |
インプラント手術費 | 120万円〜180万円 |
人工歯(上部構造)手術費 | 6万円〜180万円 |
費用合計 | 200万円〜250万円 |
他 治療期間中の仮歯代 | 5,000~2万円 |
抜歯 | 5,000~8,000円 |
術後の消毒・検診代 | 1,500~1万円 |
諸経費合計 | 1万1,500〜3万8,000円 |
インプラント治療は以下の費用がかかります。
インプラント治療の費用は、歯医者によって幅があります。検査の機材のレベルや歯科医師の技術力、被せ物の種類によって値段が上下するからです。あらかじめどのくらいかかるのか、きちんと説明してくれる歯医者を選ぶと安心ですね。
ブリッジと入れ歯も失った歯の治療です。ブリッジは失った歯の両隣を削って、土台にして固定する治療法です。歯科用の接着剤でつけるので、自分で取り外すことはできません。入れ歯は失った歯の両隣に金具をかけて、安定させる治療法です。自分で取り外してお手入れが必要となります。ブリッジと入れ歯の治療はどちらも保険適用で、費用が安価なのが特徴です。
治療内容 | 値段 |
---|---|
インプラント | 30〜50万円 |
ブリッジ | 2〜3万3,000円 |
入れ歯 | 5,000〜1万3,000円 |
インプラント治療は自費治療で保険が効かないため、高額となってしまいます。
また、
ため費用が高くなります。
\どんな治療内容?料金はいくらかかる?こちらを要チェック!/
1本10万円台でインプラント治療をしている歯医者もいます。そういった歯医者は
可能性があります。
歯医者やインプラントメーカーと知り合いであれば、通常より安く受けられる場合もまれにありますが、格安インプラントを提供している歯医者は避けた方がいいと考えられます。
インプラント治療を直接安くする方法はありません。
東京や大阪の都市では、急増している格安インプラント歯医者があります。そこでは、まだ抜歯しなくてもいい歯を無理に抜いて、インプラント治療を薦めているのです。今となっては、医療の常識であるインフォームドコンセント。それは十分な説明を受けて、治療の同意を得ることです。リスクの説明や術後のメンテナンスの重要性を伝えないと、後からトラブルの原因となります。患者に不誠実な歯医者には気をつけましょう。
それから、日常的に噛む時の力は男性で60キロ、女性で40キロです。大体その人の体重くらいが目安になります。食事は1日3回、毎日食事を取ることを考えると、その場しのぎの格安インプラントで耐えられるでしょうか?
インプラントは定期的なメンテナンスが、その先のインプラントの寿命につながります。目の前の安い費用に捉われずに、一生付き合っていく気持ちで歯医者を決めていきましょう。
質の高いインプラントを低価格で提供している歯医者もあります。
インプラント治療は詳しい検査が必要になるため、一般の歯医者では設置されていない検査機材が必要になります。インプラントの検査機材は高額で、その費用が治療費に上乗せされているのです。一般歯科でのインプラント治療は珍しく、1日に何件もある治療ではありません。毎日のようにインプラント手術を行っている歯医者は、1回ごとの治療費の中の利益率を下げることが可能になるのです。
日々進歩していく医療。施術する歯科医師の技術は大変重要となります。技術レベル向上のために研修費を積極的に投資している歯医者は、治療の成功率が上昇し、再治療の経費がかからなくなります。その分のコストを治療費から差し引くことができるのです。
インプラントの材料や、効果の高い消毒材は高価なものです。インプラント症例が多い歯医者だと、インプラントや消毒で使う材料の一括購入ができます。結果として、仕入れ単価を下げることが可能です。下がった仕入れ単価は、治療費に還元することができるのです。
通常の歯医者では、外部の歯科技工士に製作を依頼します。そのため、タイムラグが生じたり、インプラント専門ではない技工士だと精度が低い場合があります。常駐しているインプラント専門の歯科技工士が製作する歯医者は、精度の高いかぶせ物が完成します。やり直しの無駄を省き、大量発注でコストを下げることができるのです。
以上の4点を実施している歯医者は、高品質な上に低価格なインプラント治療を提供している歯医者の特徴です。
直接的に安くする方法はあまりありませんが、医療費控除を利用することによって、結果的に治療費が安くなる可能性があります。
医療費控除とは、国が設けている控除のことです。確定申告で申請することによって医療費の一部が戻ってきます。
どちらかに当てはまった場合医療費控除の適用ができます。また、他の病院等でかかった1年間の金額を合算することができます。
医療費控除は確定申告で行います。1月1日から12月31日まで1年間の所得や医療費などを申告します。申告には税務署が発行する確定申告書が必要で、用紙は税務署やインターネットから印刷することで手に入れられます。
税務署や確定申告会場は混雑していることも多いので、e-taxの活用もおすすめします。
確定申告の期間は毎年2月16日~3月15日までです。例えば2022年分を申告したい場合だと、2023年の2月16日~3月15日に提出することとなります。申告の時には領収書と明細書が必要なので、捨てずに保管しておきましょう
医療費控除は審美目的に使うことができません。つまり、歯並びを良くするためのインプラントは適用外になるのです。
失った歯の機能=噛めるようになるためのインプラントは適用になります。医療費控除は、医療を目的としたものに使われるので気をつけるようにしましょう。
高額療養費制度とは医療機関や薬局を受診し、その月に健康保険で支払った医療費が自己負担限度額を上回った場合、超過した分のお金が払戻される制度のことです。
自費診療はこの制度を適用できません。例外として、事故などで顎の骨を失った方が受ける保険適用のインプラントを行う場合にはこの制度を利用し、払い戻しを受けることができます。
適用区分 | 自己負担限度額(世帯ごと) |
---|---|
住民税非課税者 | 35,400円 |
~年収約370万円 | 57,600円 |
年収約370~約770万円 | 80,100円+(医療費-267,000円)×1% |
年収約770~約1,160万円 | 167,400円+(医療費-558,000円)×1% |
年収約1,160万円~ | 252,600円+(医療費-842,000円)×1% |
デンタルローンとは、信販会社や金融機関が提供する歯科治療費専用のローン商品です。信販会社が患者の治療費を立て替え、患者は治療費を分割で支払うことができます。治療費に手数料を上乗せした金額を信販会社に払わなければならないのがデメリットです。デンタルローンを利用すると、無理をせずに毎月支払っていくことができます。どうしても高額となってしまうインプラント治療。まとまったお金がない方でも治療を受けられる大変いい制度です。しかし、歯科医院によってはデンタルローンを取り扱っていないところや、審査が通らないこともあります。受診する歯科医院へ問い合わせてみると安心ですね。
インプラント治療は高額ですし、医師の技術が重要視される施術です。そこで、インプラント治療で信頼できる歯医者の共通点と選び方を紹介します。
インフォームドコンセントとは医療行為を受ける前に、医師や歯科医師から医療行為についてわかりやすく十分な説明を受け、患者さんは疑問があれば解消し、内容について十分納得した上で、その医療行為に同意することです。つまり、医療を提供するのには患者への説明の義務があるのです。説明の義務があるのにも関わらず、忙しさや面倒さを理由に説明をしない歯医者はたくさんいます。患者の納得がいくように丁寧に説明をし、質問もしっかり答えてくれる歯医者は信頼できる可能性が高いです。
の経歴や実績のある歯科医師を選ぶのをおすすめします。
特に口腔インプラント指導医は、日本口腔インプラント学会の正会員歴10年以上で、インプラント治療を熟知し指導的な知識と技能を有し、指導医試験に合格した正会員のことをいいます。専門医は正会員歴5年以上で、インプラントの知識と技術を有し、専門医試験に合格した正会員のことをいいます。
インプラント手術は歯科医師の経験値が関わる手術です。数ミリ単位のズレで術後の経過が変化します。また、カウンセリングで話す様子を見て術後も末長く付き合っていけるかどうか、人柄も見るといいでしょう。
といった歯科医院を選ぶのがおすすめです。
インプラントは入れてからのケアがとても重要です。インプラント保証は何年ついているか、メンテナンスはどのような間隔で行っているか確認しておきましょう。インプラントはクリーニングで使えない薬剤や器材があるので、歯科衛生士の技術はもちろんですが知識も必要です。インプラントを大切にケアしていけるような環境の歯医者だと、トラブルがあった時にも対応してくれる可能性が高いです。
インプラントの費用でよく質問されることをまとめてみました。
インプラントは自由診療のため、医療保険が適用されません。医療保険は、すべての国民が生きていくために必要な医療を受けられるようにと考えられたものです。つまり、生活の質を向上させるインプラントは医療保険が適用されないのです。ただし、事故等で顎の骨を失ってしまった方は医療保険を受けられる可能性があります。詳細は歯医者で聞いてみることをおすすめします。
可能です。現金分割、クレジット払い、デンタルローンなどを対応している歯医者が多いです。支払い方法やいつ支払うかは歯医者によってそれぞれ違うため、かかりつけの歯医者にお尋ねください。
対象です。医療費控除とは1世帯あたり1月1日から12月31日までに10万円以上の医療費を支払った場合、所得税が減税される制度です。各都道府県の税務署に申告することで、支払った治療費の一部が還付されます。医療費控除の申請で領収書を使いますので、受け取った領収書は捨てずに取っておきましょう。
インプラント治療費を安く抑えつつ質の高い治療を受ける方法は、信頼できる歯医者を選び、医療費控除を受けることです。カウンセリングは無料で行っている歯医者が多いので、何軒か受けて比較してみましょう。信頼できる歯医者を見つけることで、安心して治療を受けられることにつながります。
WITH DENTAL CLINICでもカウンセリングは無料で行っています。電話と予約フォームで予約することができます。知識豊富な専門のスタッフが親切に丁寧にお答えしますので、お気軽にご相談ください。
\どんな治療内容?料金はいくらかかる?こちらを要チェック!/