公開日: 2023年6月1日
綺麗な歯並びにするために装着するマウスピースは、毎日装着することが大切です。基本的には1日のほとんどを装着しているため、なくすことなどありえないでしょう。
ただし、扱い方を間違えると、破損してしまう可能性もあります。もしもマウスピースが使えなくなってしまったら、その時はどうすればいいのでしょうか。
もちろん破損や紛失だけでなく、歯に合わないといったことも起こる可能性があります。いくら歯型を取って合わせたとしても、矯正治療終了後まで、そのまま問題ないということはあまりありません。
とくに成長期の子どもであれば、なおさらでしょう。そんなマウスピースが使えなくなってしまったらどうすれば良いのか、費用や原因など徹底解説します。マウスピースを紛失してしまった人、マウスピースが合わなくなってきた人は必見です。
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歯科矯正の種類の中でよく聞く一般的な方法はワイヤー矯正とマウスピース矯正です。ワイヤーは歯にワイヤーを固定して歯並びを整える方法なので矯正中は自由が効かないところがあります。一方、マウスピース矯正はその名の通りマウスピースを使用して歯並びを整える矯正方法です。
食事や歯磨きの時などはいつでも外すことができます。そのためワイヤー矯正よりも自由度が高いのが特徴的です。しかしそれが原因で無くしやすい、使用中に壊れてしまう、といったケースもよくあります。
マウスピースの種類は国内外でさまざまな歯科メーカーが開発し、提供しています。「マウスピース矯正」というのに、いろいろな名前を聞いたことがあるというのは、そのせいです。
マウスピース矯正の中で、呼び方がいろいろ分かれている理由がよくわからないという人は、ぜひ参考にしてみてください。今回は、数えきれないほどあるの中でも特に有名な3ブランドを紹介します。
アメリカのアライン・テクノロジー社が1997年に開発したマウスピースです。日本では2006年に販売開始されました。日本で最も有名なマウスピース矯正の一つです。
開発直後は歯科業界の中で賛否両論の意見がありましたが、改良を重ね、扱える症例を徐々に増やし、今では全世界で1300万人をこえる人々に歯科矯正を提供しています。
エシックスもアメリカで開発された装置です。1990年代に開発されたマウスピース矯正では、他のマウスピース矯正装置に比べ、特別な機械が必要ないため、費用を抑えることができます。長時間装着することでより早く効果を実感できるようになっているのも特徴的です。
また、他のマウスピース矯正と違い、歯の動き具合によって新しくマウスピースを作り直す必要はなく、同じマウスピースを調整していくことで歯並びを整えていくので、時間を要しません。そのため、忙しい方にオススメです。
日本で開発されたマウスピース矯正装置です。重度の歯列矯正は対応できませんが、10日で矯正を始められます。3種類の厚みが異なるマウスピースを使用して、優しく歯を動かしていくため痛みが少ないのが特徴です。
月に1度の頻度で通院して歯並びを整えていくので、虫歯など歯のメンテナンスと並行しながら矯正を続けていくことが可能です。
マウスピースを作り直す原因は、破損や装着時間が守れないときなどが考えられます。とはいえ、マウスピースを作り直すとなtるとそれなりに費用もかかり、ついつい「そこまで不便ではないからそのままでいいのでは」と思いがちですよね。
しかし、マウスピースを作り直すには、それなりの理由があります。作り直さなければならない理由について、それぞれどういったことなのかを、詳しく解説します。
マウスピースは装着時に目立たないというメリットがある反面、その薄さが原因で壊れてしまうことが珍しくありません。
破損の原因は誤った着用方法や外し方、そして歯ぎしりや食いしばりなど生活に根付いていることばかりで、対策をするにもなかなか難しいことが多いです。そして毎日使うものは正しい使い方をしていてもいつかは壊れてしまうもの。
マウスピースが破損してしまったら、焦らずなるべく早く歯科医院に行って作り直してもらいましょう。
マウスピース矯正中にマウスピースを着用している必要がある時間はどのマウスピース矯正装置でも20時間以上と言われています。装着時の不快感が少ないマウスピース矯正とはいえ、食事や歯磨き以外の時間は極力装着するという習慣に慣れるまで、装着し忘れてしまう人も少なくないと思います。
一日ほとんどの時間を装着しなければいけない理由は、マウスピースを着用している時に歯を動かし、理想的な歯並びに近づけることができるからです。
そのため20時間以上装着できない場合、歯並びが元に戻ってしまい、マウスピースが合わなくなってしまいます。
マウスピースが浮いているとき、自分の歯にあっていないから作り直さないといけないのかな、と不安になりますよね。
しかし、マウスピースが浮いているからといって必ずしも作り直さないといけないというわけではありません。
マウスピースを作ったばかりの時はまだ肌に馴染んでいない可能性がありますし、単に装着の順番を間違えている場合も。
マウスピースが浮いていて作り直すことを検討する必要があるケースは2つです。
1つはマウスピースにヒビが入った場合です。2つ目はマウスピース矯正を始める前に立てた計画よりも歯が動いていない場合です。
そういった場合は早急に歯医者に行きましょう。
マウスピース矯正をすると噛み合わせに違和感を持つようになる人がいます。それは奥歯の歯並びの噛み合わせが悪くなる場合があるからです。その噛み合わせの違和感を解消するためにマウスピースを作り直す必要が出てくるかもしれないので噛み合わせに違和感が出てきたら診てもらうのが確実です。
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1万円から3万円前後の費用がかかる歯科医院が多いようです。ただし、マウスピースを受け取って1日目で壊れた、といった初期不良が疑われる場合や歯ぎしりや歯の動き具合などの矯正過程で医師が作り直した方が良いと診断した場合には費用がかからない歯科医院も多いです。
マウスピースを作り直す期間はマウスピース矯正装置にもよりますが約1ヶ月から1ヶ月半かかります。
マウスピースの作り直しに1ヶ月以上も時間がかかるのには二つ理由があります。
一つは歯を動かしているため、最初と同じデータで作ることはできず、また一から検査やレントゲンの撮影をしなければならないためです。
もう一つはマウスピース矯正装置を開発した企業の本社が海外にあることも多く、そこにデータを飛ばしてやり取りをする必要があるからです。そのため、マウスピースは歯科医に行ったからといってすぐに新しいものができあがるというわけではありません。
マウスピースを作り直すのには、メリットとデメリットがあります。「どうせ作り直さないといけないのにデメリットを知る必要があるのか」と考える人もいるかもしれません。
しかし、メリットとデメリットをきちんと把握しておくことで、歯列矯正をそのまま続行するかどうかを考えることも必要になってくる場合があります。
ここでは、マウスピースを作り直す際のメリット・デメリットについて詳しく解説します。マウスピースが合わないかもしれない、と感じているならぜひ参考にしてみてください。
マウスピースを作り直すと得られるメリットは、2つあります。どのようなメリットがあるのかを詳しく知っておくことで、作り直そうか悩んでいる方は判断材料として参考にできるでしょう。
マウスピースを作り直す理由が紛失であれ、装着時の違和感であれ、歯科医院に行き再度診察をしてもらうことで、装着したからこそ浮かんできたことができます。そうすることでより矯正に対する意識も上がり、着実にマウスピース矯正をすすめていくことができます。
マウスピースを作り直しに行くにあたって、診断時に歯を確認することになるので、その際に他の病気にかかっていたら普段よりも早く気づくことができます。とくに虫歯や歯周病が進行している場合などは、早期の発見が可能になるというのも、メリットといえるでしょう。
マウスピースを作り直す際に生じるデメリットも、2つあります。作り直すかどうかを決めるには、メリットだけでなくデメリットも知っておく必要があるでしょう。メリットとデメリットを比較してマウスピースの作り直しを検討してみてください。
自身の不注意によるマウスピースの紛失や破損の場合、マウスピースを作り直すと追加費用がかかる場合があります。また、歯科医院に通う回数が増えると交通費もその回数分増えます。そのため費用が嵩み、マウスピース矯正前に想定していた予算を超えてしまう可能性があります。
そのため、予算にあまり余裕がない場合は、事前にマウスピースを作り直すとどの程度費用が掛かるのかをあらかじめ確認しておくようにしましょう。
マウスピースを作り直すことを決めたら、マウスピースを作り直すために歯科医院に通う時間とマウスピースを作り直してもらっている間に待つ時間が必要になります。
時間に余裕のある人なら問題ないですが、忙しい方はその時間を捻出するのが大変になってしまうでしょう。とくにマウスピースを一から作り直すとなると、矯正治療にも支障が出るかもしれません。
作り直す場合には、今後のスケジュールなどについても詳しく確認しておくようにしてください。
マウスピースを作り直すには、いくつかの注意点があります。デメリットとは別の注意点についてもきちんと把握しておかなくては、後になってから「こんなはずじゃなかった」などと、後悔することにもなるかもしれません。
ここでは、マウスピースを作り直す際の注意点を紹介します。こちらを読んだ上でマウスピースを作り直すと、不安が減るでしょう。
マウスピースを作り直すのに、少なくとも1ヶ月はかかります。その間、マウスピースを装着していないとせっかく動かした歯がまた元に戻ってきてしまいます。
なのでマウスピースが装着できない状態になっていない限り、装着しましょう。ちなみに、破損や紛失でマウスピースが装着できない状態であれば、歯科医師に矯正に関するスケジュールを確認するようにしてください。
マウスピースを作り直す上で一番気になるのが、作り直しの費用ですよね。マウスピースを作り直す時の費用の大体の相場はありますが、実際にどの程度費用がかかるかは歯科医院の裁量とマウスピース矯正装置のメーカー次第で変わってきます。
そのため、マウスピース矯正に予算がある人はマウスピース矯正を歯科医院に相談しに行く際に直接聞くのが確実です。
マウスピース矯正に必要不可欠なマウスピースの作り直しは、費用面でも矯正の面でも不安になりますよね。今回は、マウスピースの作り直しに関する費用やメリット、デメリットについて詳しく解説してきました。
「マウスピースを作り直すかもしれない、そうなったら予算がオーバーするだろうから不安」と考えているなら、マウスピース矯正を始める前にカウンセリングの際に、事前に聞いておくようにしましょう。わからないことはすべて、事前にカウンセリング時に歯科医師に確認しておくことで、矯正時の不安をなくすことができるでしょう。
代官山にあるWITH DENTAL CLINICではHPに明瞭にマウスピース矯正の費用や治療期間、メリット、デメリットが記載されていて、安心してマウスピース矯正を受けられるように配慮されています。
無料でのカウンセリング予約もできるので、「まだ矯正するかどうかわからないけど一度相談してみたい」という人にもおすすめです。治療前にきちんと話をすることで、マウスピース矯正に関する不安もなくなるでしょう。
もしマウスピースが破損してしまった、合わなくなってしまったなどということがあるなら、マウスピースの作り直しには時間がかかるので、早めの受診が確実ですよ。
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