公開日: 2023年6月16日
歯並びに問題がある顔の歪みは歯列矯正で治すことができる
人の顔は左右対称にできていません。微妙な違いがうまく働いて、とびっきり美しい表情を演出したり、愛くるしい表情になったりするのですが、極端に非対称であると美貌の面ではマイナスになります。
顔の歪みはさまざまな原因で発症します。そんな顔の歪みについて原因から矯正治療の方法や歪み予防まで詳しく紹介します。
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顔の歪みとは
顔の輪郭は表情に大きく関係しています。一般的に顔はほぼ左右対称ですが、左右の違いが顕著な顔の歪みに悩んでいる方がいます。中には自分が感じているほどひどく歪んでいないケースもありが、歪みは気になるものです。
では、なぜ顔が歪むのか、歪みの原因と検証方法から治療方法に予防対策まで分かりやすく説明します。
目の高さの違いが歪みになる
目は左右にありますが完全に対称ではなく、ほぼ同じ形状になっています。大きさも同一でなく、瞼の形や目じりが向いている角度も微妙に異なります。
しかし、女性の場合はメイクすることで左右の目の違いをカバーすることが可能になり、目は大きさが極端に異なっていたり、強度の斜視になっていたりすると歪みと感じられることがあります。
眉や耳の高さが異なる場合も歪みにつながる
生まれつき耳の高さが大きく異なれば歪みと感じますが、耳の高さがわずかであればそれほど気にならないようです。また、耳の高さの違いは髪型を工夫することでカバーも可能です。
眉の高さが大きく違っていることは少なく、男性女性に限らず眉を整え、メイクで歪みをカバーすることも可能です。
ほうれい線の相違
年齢を重ねると深くなりくっきりと現れてくるほうれい線は、顔に歪みがあれば左右非対称になり大きさも深さも違ってきます。もともと、ほうれい線も左右対称になりにくく、極端に異なると歪みと感じられます。
また、ほうれい線は骨格と顔の筋肉の動きによって形が決まってきます。顔のベースとなる骨格が歪んでいると、筋肉の付き方も左右で異なりゆがんだほうれい線になります。
口角の角度は気になる！
口の両端の部分にあたる口角の高さが左右で異なる場合や、口角の角度の違いは気になります。口角の違いは気になる顔の歪みの一種です。口角の歪みは自分でも気が付きやすく、相手も気になることが多い顔の歪みです。
写真などで決め顔のポーズをとったときなどに歪みが明らかになることもあります。笑顔になっても、表情が引きつっていることもあり、口角の歪みは大変気になる顔の歪みです。
顔が歪んでしまう原因
程度の差はありますが多くの人々は顔に歪みが生じています。その歪みがひどくなるほど気になり、悩みが大きくなります。そんな顔の歪みを発症する原因はさまざまあり、ここではそれぞれの原因について解説していきます。
長年の生活習慣が歪みを発症することがある
長年の生活習慣が顔の歪みの原因となることがあります。日常生活で無意識のうちに行っている行動でも、毎日繰り返すことで顔や体のバランスを崩す原因になっていることがあります。長年重い鞄を決まった一方の方で担いでいると、そちらの肩が下がったり、テニスのし過ぎで利き腕が長くなったり、生活習慣で体の左右対称が崩れることがあります。
歯については、片方の歯だけ使って食べ物を噛む習慣を続けていると口の左右バランスを崩し、口角の歪みになることがあります。
遺伝による顔の歪み
親子は似ているものです。それだけに骨格も同じような形状になりがちです。親の顔が歪んでいると、その遺伝子を受け継いだ子どもは顔が歪むことが多くなります。
顔は成長期に大きくなるので、親は子どもの顔の変化に注意し、顎骨などの発達や噛み合わせの不調などを感じたら、形成外科や美容外科、矯正歯科に相談しましょう。
精神面から歪んだ表情になることも
精神面の不調がダイレクトに顔の骨に影響して歪みを発症することはありませんが、精神の不調からストレスを発症し、常に怒りや不満を感じていると表情がこわばり、稀に顔の歪みになることもあります。精神面の不調は表情に表れやすく心の平静も大切です。
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顔の歪みは歯並びが影響することが多い
もう一点、顔の歪みの大きな原因となるのが歯並びの悪さです。前後に凸凹な歯並びになると、不正咬合（ふせいこうごう）など口がアンバランスな状態になり、顔の歪みまで引き起こすことがあります。
歯並びが悪いと噛む力が偏る
歯並びが悪い状態になると、噛み合わせや歯の咀嚼力（そしゃくりょく）が低下することがあります。また、左右上下の歯全体で均等に力を入れて噛めばよいのですが、歯並びが悪いと左右どちらか一方の歯で噛む傾向があります。
そうなると、一方の顎ばかりが大きく発達し、顔の歪みが顕著に表れてしまうこともあります。しかし、乱れた歯並びは歯科矯正を行い改善可能で、歯並びの改善で顔の歪みを解消することができ、次章で詳しく説明します。
歯列矯正で顔の歪みを解消
顔の歪みは大きな悩みの種です。思春期になればだれでも自分の顔を見る回数が増え、他人が気付かないような細かい顔の欠点まで気になります。そんな中で、一目でわかるような顔の歪みは深刻な問題で治せるものなら早急に治療を受けたいものです。
そんな中で、歯並びの悪さが原因する顔の歪みは、歯を治療することで改善するケースが多くあります。また、歯並びの悪さを治療する歯列矯正は年々進化しています。ここではそれぞれの矯正方法について、メリット・デメリット、治療費用や治療期間について詳しく説明します。
ワイヤー矯正
長く歯列矯正治療に使われてきたワイヤー矯正は、ブラケットと呼ばれる矯正装置を歯の表面に貼り付けます。張り付けたブラケットをワイヤーでつなぎ、矯正する方向へ引っ張り徐々に歯を移動させ矯正します。
このワイヤー矯正は、歯列の全体を整える全顎矯正と、前歯や八重歯など一部分を調整する部分矯正の2種類の治療方法があります。また、最近は透明素材を使用する矯正装置もあり、ブラケットやワイヤーが目立たなくなっています。
裏側矯正
一般的にワイヤー矯正は歯の表面にブラケットなどの矯正装置を取り付けるのですが、矯正中であることが目立ち、接客業など対面業務の方など気になる方は少なくありません。そんな方におすすめの矯正方法が裏側矯正です。
裏側矯正は、ブラケットやワイヤーを歯の裏側にセットし、歯を移動させる矯正方法です。矯正当初は、舌がブラケットやワイヤーに触れ気になりますがすぐに慣れます。
マウスピース矯正
近年人気になっている矯正方法がマウスピース矯正です。ポリプロピレン製のマウスピースをはめて歯列矯正を行います。透明のマウスピース型の矯正装置だけに、矯正中でも目立ちにくく、しかも、取り外しが簡単にできることでマウスピース矯正を選択する患者さんが増えています。
ただし、マウスピース矯正は、離れ方が大きい歯並びなどには使用できず、すべての歯列矯正に適応できるとは限りません。
部分矯正
部分矯正は矯正したい突出した前歯や八重歯だけをピンポイントで移動させる矯正治療です。矯正する部分の歯だけ装置をつけて矯正治療を行います。
矯正装置は治療するケースによってさまざまで、ワイヤー矯正もマウスピース治療も選択できます。部分矯正のメリットは費用も安くなり、治療期間も短くなる点です。
歯列矯正の費用と期間
一般的な歯列矯正に要する費用は、ワイヤー矯正は60万円から100万円ほど、裏側矯正は100万円から150万円ほどと少し高くなります。
マウスピース矯正は70円から100万円以上かかるケースもあります。
また、全部の歯を矯正する場合は、治療に要する期間は1年から2年以上かかることもあります。部分矯正は治療する歯の本数にもよりますが6ケ月はみておきましょう。
歯列矯正に要する期間や費用は、患者さんごとに症状が違い、最終的には個別のケースで異なるため、歯科医師とよく相談しましょう。
骨格に起因する顔の歪みを矯正する方法
遺伝などで骨格がずれていて、顔の歪みが生じた場合は歯の矯正だけでは改善できません。
口腔外科や美容形成外科の治療範疇になります。手術によって骨格を削り、骨格の歪みを修正し、顔の歪みを修正治療します。外科手術で入院治療が必要になります。
歯列矯正で顔の歪みを解消した喜び
歯並びが原因して発症していた顔の歪みを、歯科矯正治療して正しい歯並びに修正し、噛み合わせが改善でき、見た目も良くなることはしばしばです。
歯並びを矯正して顔の歪みを解消し美しくなると、顔の表情に自信が持て、歯列矯正した歯並びに自信が持てます。歯並び改善ときれいな顔の相乗効果が得られます。
矯正して歪みも悩みも消えた
歯並びを治すことで顔の歪みまで修正され、左右の頬のラインが整うことがよくあります。顎のラインがすっきりすると整った顔になり、女性からきれいになったといわれた、という声も聞かれます。
コンプレックス解消の心理的効果
歯並びが悪いことで歪んだ顔になり、長期間コンプレックスを感じていた方にとって、歯列矯正で歯並びを矯正し、歪んだ顔まで治療できたことで、両方の悩みから解放されコンプレックスまで解消できます。
歯並びが悪く、顔に歪みがあれば、自然と人前に出ることを控えるようになります。そんな自分とも決別し、積極的に前面に出ていける自信も付きます。
笑顔美人になるケースも
欧米では日本以上に歯並びまで美しさが求められます。笑顔になったときにきれいな歯並びがチラリと見えると、口元だけでなく顔全体の印象も良くなります。
顔が歪んでいると、笑うときでも顔が引きつったように見えることがあり、歯列矯正で歪みから解放された笑顔は、引きつりもなくチャーミングで魅力的に見えることが多くなります。
美しいEラインが得られることも
顔の歪みを発症していた歯並びの悪さが解消されると、Eラインもきれいになることがあります。美しい横顔の基準といわれるEラインは、人差し指を鼻先とアゴ先にまっすぐ付け、唇が人差し指に接しないか、または、軽く触れるくらいの状態が、美しく理想のEラインといわれしゃくれでも、小さすぎる顎にもなっていません。
矯正後にきれいなスマイルラインが誕生
微笑んだ時に上顎の前歯の一番下のラインを結んだ線をスマイルラインと呼んでいます。下唇線と平行になればバランスが美しいとスマイルラインとされ、落ち着いた雰囲気を醸し出します。
また、もう一つは中切歯から犬歯に向かうにつれて、徐々に左右ともに上方に向かうスマイルラインで、こちらは愛くるしく躍動的な印象を与えてくれます。スマイルラインは人目につく口元の部分であり、顔全体の印象にも大きく関わります。
矯正後の注意点
歯列矯正を行い顔の歪みを解消したら、その状態をキープすることも大切です。毎日、少しずつでよいので歪みを予防する行動をこころがけましょう。
骨を削る手術などでは、手術後に骨が原因して歪みが再発することはありえませんが、歯列矯正で顔の歪みを治療した場合は歯のケアや表情筋を柔軟にするトレーニングも大切です。
定期的に通院してきれいな歯並びをキープする
歯列矯正後に矯正した歯が元の位置に戻ることはありませんが、きれいになった歯は歯磨きを怠らず、口内ケアに心がけ、きれいな歯並びを維持するためにも、歯石取りなどとともに定期的に歯科医院に通院することをおすすめします。
表情筋を鍛える
せっかく顔の歪みが矯正できたのですから、思いっきり笑うこともできます。ストレートな感情を表情で表しましょう。豊かな表情は他人にも好感を持たれます。豊かな表情になると顔の筋肉も柔軟になり、生き生きとしてきます。
また、表情筋は筋肉だけに、鏡を見ながら口角を上げたり、口を大きく開いたりして、表情筋を動かす訓練ができます。自分でトレーニングして鍛え、いっそう豊かな表情ができるようになりましょう。
歯列矯正で多くの顔の歪みが矯正できる
歪んだ顔で悩んでいる方は多くいます。歪んだ顔が発症した多くのケースで歯並びの悪さが原因になっています。そこで、問題となった歯並びを歯列矯正で治療すると、歪んだ顔が治ることがしばしばあります。
しかし、歪んだ顔に悩む方の多くは、原因になっている歯列矯正をどのように相談するか迷っています。また、実際の行動に移すのもかなりの勇気が要ります。そんな方におすすめしたいのが下記サイトのWITH DENTAL CLINICです。矯正実績が豊富な歯科医院で、多くの成功例があり、しかも無料で相談ができる人気の歯科医院です。
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