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公開日: 2022年11月16日

ラミネートベニアで後悔・失敗しないために知っておくべき6つ

ラミネートベニアは歯の表面を薄く削ってセラミックなどの薄い素材を表面に貼り付けることで歯を審美的に改善することができる治療方法です。

短期間で白く美しい歯を手に入れることができるため、多くの方がラミネートべニアでの治療を行っています。

しかし、ラミネートべニアはメリットばかりではなく、デメリットも存在しています。実際にラミネートべニアで治療を行なった方の中には後悔してしまった方もいるのが現実です。

この記事ではラミネートベニアのメリットとデメリットと併せて治療でよくある後悔と失敗例についてご紹介します。

ラミネートべニア治療で気を付けるべき注意点についてもご紹介するので、ぜひ最後までご覧ください。

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ラミネートベニアとは?

ラミネートべニアとは

ラミネートべニアとは歯の表面を0.3mm~0.5mmほど削り、その上から自然な歯に似せて作られたセラミック板を貼り付ける審美治療です。

歯の形を整えたり、ホワイトニングのように白く美しい歯を実現することができる審美治療として人気があります。

クラウンなどのように健康な歯を大きく削る必要もなく、神経を傷付けることもないため歯への負担を最小限にし口元のコンプレックスを改善することが可能です。

ラミネートべニア治療の値段

一般的にラミネートべニアは1本あたり10万円から15万円ほどが費用相場ですが、歯科医院によって価格は異なります。

歯の削る量を少なくすることやラミネート板の素材を薄くすることで価格を安く設定することができますが、耐久性の面で問題もあるため結果的にコスパが悪くなってしまうことにも繋がりかねません。

相場と比較してあまりに安い料金設定の歯科医院やクリニックなどでは、品質や耐久性に問題がある可能性も否定できないためしっかりと確認を行って納得した上で治療を行うようにしましょう。

ラミネートべニアの寿命

ラミネートべニアに使用されている接着剤は近年強度が非常に高くなってきており品質が向上しています。セラミック板そのものも天然歯とほぼ同じぐらいの強度とされています。

しかし薄く加工されている分、大きな負荷がかかってしまうと割れてしまったり、欠けてしまったりといった破損に繋がってしまうこともあります。

一般的なラミネートべニアの寿命は10年から20年程でレジンや自然歯のように劣化することはありませんが、接着剤の劣化は施術後5年程経過すると始まってしまいます。そのため、治療してから3年経過すると定期的にメンテナンスをしていく必要があります。

ラミネートベニアのメリット・デメリット

ラミネートべニアは短期間で歯の見た目に関する悩みを改善することができる審美治療ですが、デメリットも存在しています。

メリットとデメリットをどちらもしっかりと理解した上で治療することがなによりも大切なことなので、この機会にラミネートべニアのメリットとデメリットを把握しておくようにしましょう。

メリット

保険適用内で治療することができるコンポジットレジンを利用した歯科治療はプラスチック製であるため耐久性が低く経年劣化が早いなどと行った問題点が多くありました。

ラミネートべニアは100%セラミックか80%セラミックと20%レジンのハイブリッドであるため耐久性が高く長年使用し続けても自然歯とほぼ同じ強度を誇るという大きなメリットがあります。

また、自分自身でもっとも気になる特定の箇所のみ治療することができるというのも大きなポイントで、「欠けてしまった歯を治したい」「白く美しい歯にしたい」というニーズをしっかりと満たすことが可能です。

ラミネートべニアは歯のエナメル質を0.3mm~0.5mmほど削ってセラミック製のシェルを貼り付ける施術ですが、事前に希望を確認されサンプルで周辺に合う色をしっかり選んでから貼り付けてもらうことができます。

ラミネートシェルだけが際立って白くなってしまったり浮いてしまったりするという不自然さを出すことなく自然な白さを手に入れることができるというメリットがあります。

デメリット

ラミネートべニア治療は審美的な改善を行うため自由診療で保険が適用されません。

治療費が他の保険適用内の歯科治療と比較しても高額になりやすく、経済的な負担が大きくなるというデメリットがあります。

費用面で後悔してしまうことのないように事前のカウンセリングでしっかりと費用に関しての不安を解消するようにしましょう。

また、クラウン治療と比べて負担は少ないですが健康な歯を削る必要があるということは理解しておきましょう。

出っ歯治療にラミネートべニアを用いる場合には歯を通常よりも大きく削る必要があり、治療によっては神経を取らなければなりません。

ラミネートべニアは一般的なワイヤーやマウスピースなどを用いた矯正治療とは違い、歯を動かして歯並びなどを根本的に改善することはできないため、噛み合わせなどを治療することはできないというデメリットがあります。

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ラミネートベニア治療でよくある後悔や失敗例6つ

ラミネートべニアは歯を削る量が少なく神経へのダメージも少ないことで治療への負担を抑えて審美的な歯に仕上げることができるという大きなメリットのある治療方法ですが、ラミネートべニアで後悔をしてしまったという方もいます。

どのような失敗をしてしまったのかということを知っておくことで正しい知識を付けることができるので、実際にラミネートべニア治療を行なった方の失敗例を6つ知っておくようにしましょう。

保険が適用されずに高額治療になってしまった

ラミネートべニアは審美治療であるため保険が適用されません。

そのため気になる部分だけといっても1本あたりの治療金額が10万円~15万円と高くなってしまいます。

治療をするときにはコンプレックスを改善したいという強い思いがあり、カードなどで借金をして治療したにも関わらず治療後に経済的な負担を感じてしまって後悔してしまうケースも。

金銭的な余裕がない状態で治療する場合には後悔しないためにある程度の覚悟をしておく必要があります。

ラミネートべニアが割れてしまった

ラミネートべニアは歯と同等の強度がありますが、薄く加工されているため強い力を加えてしまうと割れてしまうことがあります。

割れてしまう原因の多くは硬い食べ物を日常的に好んで食べているということや、寝ているときに歯ぎしりをしてしまったり、歯を食いしばってしまうという癖があることが大半です。

そういった癖がある方は治療前に家族やパートナーの方に指摘してもらうことで割れてしまうトラブルを防ぐことができます。

値段だけで選んだらすぐに取れてしまった

ラミネートべニアは歯科医院や歯科クリニックによって値段設定が異なります。

1本当たりの治療金額が高額であることから少しでも安く治療したいと考えることは悪いことではありません。

しかし、値段が極端に安いところで治療してしまった結果、ラミネートべニアに関する技術が足らないだけでなく必要な処置を怠ってしまったことから通常10年以上の耐久性のあるラミネートべニアがわずか数年で取れてしまったなどのトラブルが起きてしまうこともあります。

値段だけでなく治療を行う歯科医院や歯科クリニックの評判もしっかりと確認するようにしましょう。

健康な歯を削ってしまったことで後悔

ラミネートべニアはセラミック治療などと比較しても歯を削る量も少なく歯や神経への負担も少ないことがメリットの治療ですが、歯を削ることなく治療するティーシーズなどと違い健康な歯をどうしても削らなくてはならなりません。

これまで健康な歯を意識して生活してきた方にとって健康な歯を削ってしまったということに後悔してしまう方もいます。

ラミネートべニアがどういった治療で、なぜ歯を削る必要性とラミネートべニアを装着したことで今後どのように生活が変わるのかということをしっかりと把握して天秤に欠けるようにしましょう。

定期的なメンテナンスが面倒くさい

ラミネートべニアは治療後1年が経過してから定期的にメンテナンスを行うことで10年~20年という長期間、審美的で健康的な歯を保つことができるようになります。

ラミネートべニアは汚れにくくキレイな状態を保ってくれますが、ステインなどの着色汚れは放置していると徐々に蓄積していくため定期的にメンテナンスを行う必要があります。

またその他の自然歯の治療も放置してしまうとバランスが崩れて見た目も悪くなってしまうこともあるため注意する必要があります。

根本的な治療を行うことができない

ラミネートべニアはある程度のすきっ歯や段差、ねじれなどにも対応していて骨格などに起因しない出っ歯に近い歯にも対応することはできますが、根本的な歯の並びなどをマウスピースやワイヤーなどで整える歯列矯正ではありません。

あくまで既存の歯の上からラミネートべニアを貼り付けて角度などをうまく調整することで審美的な見た目に整えることができるという治療であるため、ラミネートべニアの治療を行なった後に、本格的な歯列矯正を行いたいと後悔してしまうケースもあります。

そういった場合には期間だけでなく費用の負担も大きくなってしまうため、ラミネートべニアでとりあえず対処しようという考えではなく今後10年以上毎日使い続ける歯をどのように治療するのかということとしっかりと向き合った判断を行うことが重要です。

ラミネートベニア治療で気をつけるべきこと

ラミネート治療は短期間で大きなリスクを伴うことなく審美的に歯を整えることができる人気の歯科治療ですが、注意すべきことがあります。

以下の2つに該当する方はラミネートべニア治療はあまりおすすめできません。

歯ぎしりをする

普段から歯ぎしりを良くしてしまうという方や、寝ているときに無意識的に歯を食いしばってしまう癖がある方は、ラミネートべニア治療を行ってもラミネートシェルにヒビが入ってしまう可能性が高いため理解しておくようにしましょう。

自分自身で無意識的に歯を食いしばったり、就寝中に歯ぎしりなどをしてしまう方は自分自身で気付くことが難しい場合もあるはずなので、ご家族やパートナーに確認してみることをおすすめします。

硬い食べ物をよく食べる

ラミネートべニア治療は強度が高く、比較的耐久性に優れた人工歯ですが薄く加工されているため硬い食べ物などを日常的に好んでよく食べるという方は前歯部分のセラミックシェルが欠けてしまったり、割れてしまうことがあるので注意しましょう。

出っ歯やすきっ歯などの審美的改善のためにラミネートべニア治療を行なうのであれば、できるだけ硬いものを避けるか根本的な歯並びを改善することのできるワイヤーやマウスピースを用いた歯列矯正をすることをおすすめします。

まとめ

この記事ではラミネートべニア治療でよくある後悔や失敗例とメリットやデメリットについてご紹介しました。

ワイヤーやマウスピースなどを用いて1年以上長い期間をかけて矯正する歯科治療よりも短期間で審美的に歯並びや見た目を整えることのできるラミネートべニア治療のメリットだけではなく、デメリットについてもしっかりと理解しておくことで治療後に後悔してしまうということがなくなります。

WITH DENTAL CLINIC では専門知識を持つスタッフによるカウンセリングを無料で行っています。小さな疑問や大きな不安まですべてを解消した上で安心してラミネートべニア治療を行なえるようサポートいたしますので、ぜひご相談ください。

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