公開日: 2023年2月24日
「歯並びをきれいにしたいけど何年も装置をつけるのには抵抗があるな…」と悩んだことはありませんか?
そういった方に、装置を使わず短期間で治療が完了するセラミック矯正はおすすめの治療方法です。
短期間といっても実際どのくらいの時間の必要なのか、どういった流れで治療していくのか気になりますよね?
本記事ではセラミック治療の一般的な治療期間や治療の流れ、費用やメリットデメリットも解説します。
是非参考にしてくださいね。
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結論からいうとセラミック治療は一般的に1ヵ月から2ヵ月かかるといわれています。
完了するまでの治療期間は、患者さんの歯の状態や治療する歯の本数によって変わってきます。
初診時に何も問題がない場合でも、最短1週間程度はかかります。
また虫歯や歯周病など、歯になんらかの問題がある場合はセラミック治療の前に改善が必要となるのでさらに期間に余裕をもって検討されるのがよいでしょう。
セラミック矯正とは、歯を削りそのうえにセラミックとよばれる被せものを使って歯の形や色を改善させる治療方法です。
矯正というとワイヤー治療やインビザラインなど、装置を使った矯正方法をイメージされるでしょうか?
セラミック治療は装置を使った矯正方法とは違い、根本から自分の歯を動かすわけではありません。
自分の歯に合ったセラミック歯を作り被せる方法なので、他の治療方法に比べ早く完了します。そのためクイック矯正とも呼ばれています。
歯を根本から動かすわけではなく、被せものをし歯をきれいに見せる方法になるので、矯正治療というより審美治療のイメージを持っておいたほうがいいかもしれません。
クイック矯正ともいわれ、早く治療が完了できるセラミック治療。
実際にどのような流れで治療を行っていくのかご紹介します。
まずはどのような歯が理想なのか、どのように理想に近づけていくのかカウンセリングをします。
歯の形や色など、ご自身の理想のイメージを医師に伝えましょう。あわせて心配点や疑問点を相談し不安を解消しておきましょう。
カウンセリングの時点ではまだ正式に治療が決定しているわけではないので、ご自身の希望の治療ができるのかや医師との相性など十分に検討する必要があるでしょう。
カウンセリングが終わると、セラミック治療に必要な精密検査を行います。
検査では虫歯や歯周病などの歯の健康状態の確認をはじめ、歯並びや噛み合わせなども詳しくチェックします。
検査は1日で完了し、どのような方法で進めていくか治療計画を決めます。
このとき虫歯や歯周病などが見つかった場合は先に治療しなければならないので複数回の通院は必要になります。
そういった治療にはだいたい1ヵ月程度かかるためすぐにセラミック治療ができないことを覚えておきましょう。
虫歯などの治療がない場合は、ここで仮歯を作成するための型取りをします。
セラミック歯を被せるための土台を作ります。装着に必要な分だけ歯を削り、向きや傾きなど調整していきます。
削った土台の部分にすぐセラミック歯を入れるわけではなく、この段階では仮歯を装着します。
仮歯を装着する目的は、イメージ通りの歯並びになっているのか、噛み合わせにためなので、数日は仮歯で過ごす必要があります。
仮歯の状態ではありますが、見た目が一番大きく変わる日でもあります。
仮歯で数日過ごし問題がなければ、本番のセラミック歯を型取りを行います。
この型取りは最終的なセラミックの色や形、デザインなどを決める最も重要な工程でもあります。
納得のいく型取りができれば、技工所にセラミックの作成依頼をします。
セラミックの作成には1~2週間程度かかります。
セラミックが完成したら土台に装着し施術は完了となります。
セラミック歯を装着するここまでの段階に一般的に1ヵ月から2か月かかるといわれています。
セラミック歯をきれいに長持ちさせるには定期的なメンテナンスが不可欠です。
セラミックの状態確認やお口のクリーニングを行います。
被せているセラミックと自分の歯の間に汚れが溜まると虫歯や歯周病の原因にもなります。歯の健康状態を保つためにも定期的に検診を受けましょう。
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どんな治療にもメリットだけの治療というものは存在しません。必ずデメリットもあわせて確認しましょう。
以下ではセラミック治療においてのメリットとデメリットを紹介します。
セラミック治療のメリットは主に3つあります。
セラミック治療の一番のメリットは、なんといっても治療期間が短いことでしょう。
ワイヤー矯正などの治療は、根元から歯を動かす治療方法のため2年~3年程度の長い期間がかかります。
それに対してセラミック治療は一般的に1ヵ月から1ヵ月という短期間で治療を終えることができます。
クリニックや治療内容によっては最短数週間で完了する場合もあります。
また、装置などをつける必要もないため矯正中に見た目を気にしなくてよいことは大きなメリットでしょう。
セラミック治療では、歯並びだけでなく色味や形など自分の理想的な口元を精密な技工で作ることが可能です。
ホワイトニングでは得られない艶のある白さを表現でき、質感や透明感なども天然歯以上にきれいに仕上げることができます。
口元の印象が変わると、顔全体の印象も変わってきます。
治療される方の中では、仮歯の段階でも大きく変化したご自身の口元に感動される方が多いです。
セラミック治療は審美性に大変優れている治療といえます。
セラミックは他の素材と比べ変色や着色の心配が少ない特徴があります。
陶器と同じで表面に艶があり汚れがつきにくいため、黄ばみなどの恐れもありません。一生ものではないものの、すり減りなども少なく劣化が起こりにくい素材だといえます。
そのため他の素材と比べ長持ちし、長期間きれいな口元を保てることができます。
メリットの多いセラミック治療ですが、デメリットがあることも理解しましょう。
セラミック治療での最大のデメリットは歯を削ることでしょう。
被せものをするために、虫歯でない健康な歯を大きく削る必要があります。
一度削ってしまった歯は二度と戻ることがありません。歯は削れば削るほどもろくなり、歯の健康寿命は短くなります。
削る必要のなかった健康な歯を削ることで、歯に大きなダメージがかかることは理解しておかなければなりません。
白い陶器を材料としているセラミックは、素材としては硬いのですが割れやすい特徴があります。お茶碗や湯呑をイメージしてみてください。
セラミックは外的な衝撃に弱いため、口元にものがぶつからないようにしたり、打撃を受けないようにしたりと注意が必要になります。
歯ぎしりや食いしばりなど無意識に負担をかけてしまい破損してしまうこともあります。
セラミック治療は通常のワイヤー治療やインビザライン治療と比べると費用が比較的リーズナブルと言われています。
ですが、自由診療であるため保険適用の銀歯などの差し歯と比較すると費用が高くなります。
セラミック歯の素材や本数、クリニックによって値段にばらつきはありますが、おおむね1本あたり9~15万円程度かかります。
また治療後には定期的なメンテナンスも欠かせません。治療後にも検診費用がかかってくることを覚えておきましょう。
(費用は税別の金額になります。)
セラミック治療は一般的なワイヤー矯正と比べると費用が安いと言われています。実際にどのくらいリーズナブルな治療か気になりますよね?
費用は被せものに使用する素材によっても異なってきます。
ここでは使用される素材の特徴と費用をご紹介します。費用は一般的な相場になりますので、詳細はクリニックで確認しましょう。
使用素材 | 相場価格(税別) | 特徴 |
---|---|---|
ジルコニアセラミック | 8万円~18万円 | 強度、美しさともに優れている |
オールセラミック | 8万円~15万円 | 質感や色味が天然歯に近い |
メタルボンド | 8万円~15万円 | 金属を使用している |
ジルコニアセラミックは人工ダイアモンドとも呼ばれ、見た目がきれいで透明感があるだけでなく群を抜いて強度にも優れている特徴があります。
そのため最も高額になりやすい治療方法でもあります。
全体がセラミックで作られているオールセラミックは、天然歯に近い質感と色味が表現できます。
強度はジルコニアセラミックに比べが少し劣ります。
内側の見えない部分に金属を使用し、そのうえにセラミックを焼き付けているメタルボンドは強度が高い特徴があります。
ただ金属を使用しているため透明感が多少劣ってしまいます。
いかがでしたか?クイック治療とも呼ばれるセラミック治療はワイヤーなどの装置を使わず短期間で美しい歯並びを手に入れることができるとても魅力的な治療方法です。
最短では数週間でも完了しますが、一般的に1ヵ月~2ヵ月程度の期間を見ておいたほうが良いでしょう。
お口の状態や適した素材にもよって治療期間は変わってくるので、詳しくはクリニックに確認しましょう。
WITH DENTAL CLINICでは無料でカウンセリングを行っておりますので、気軽にご相談くださいね!
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