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公開日: 2023年2月24日

ラミネートベニアとは?値段、寿命、メリット、デメリットを解説

みなさんはラミネートベニアという言葉をお聞きになったことはありますか?

ラミネートベニアは歯の表面のみをわずかに削り薄いセラミック板を装着し口元をきれいに見せる審美治療です。

治療期間も短く歯への負担も少ないため人気の治療ですが、費用はどのくらいかかるのか、どのくらい持つのか気になりますよね。

本記事ではメリットデメリットも合わせて解説します。是非参考にしてくださいね!

\どんな治療内容?料金はいくらかかる?こちらを要チェック!/

ラミネートベニアとは?

ラミネートベニアとは?

ラミネートベニアとは歯の状態や見た目を改善する審美治療のひとつです。

歯の表面を0.2mmから0.5mmほどごくわずかに削り、その表面に薄いセラミック製の人口歯を接着剤で貼り付ける方法です。

  • 変色してしまった歯を白くしたい
  • 歯の形を整えたい
  • すきっ歯を改善したい

このような悩みを抱えてる方におすすめの治療といえます。

ラミネートベニアの素材と種類

ラミネートベニアの素材と種類

ここでは歯に貼り付ける2つの素材と3通りの方法をご紹介します。

ラミネートベニアの素材

ラミネートベニアは貼り付ける素材は2つに分けられます。

e-max

e-maxの素材はニケイ産リチウムと呼ばれるガラスのセラミックです。

透過性が高いため装着後に天然歯と変わらない自然な色味を出すことができます。また、歯と歯のつなぎ目も分かりにくく仕上がります。

ジルコニアと比較すると強度はやや劣りますが、非常に強度な素材です。

強度が高く光透過性も高いので、前歯のような目立つ歯やすきっ歯への装着に向いているといえます。

ジルコニア

ジルコニアは「人口ダイヤ」と呼ばれるほどの強度があります。強度はe-maxの約3倍ともいわれています。

非常に丈夫な素材なため割れたり欠けたりする心配が少ないでしょう。

透明度が低いため、天然歯と並ぶと自然さがかけてしまうかもしれません。

ジルコニアは色を透過させないので変色してしまった歯への装着におすすめです。また、力を加えやすい奥歯などの装着にも向いているでしょう。

ラミネートベニアの種類

ラミネートベニアを貼り付ける方法は大きく3つあります。

フルラミネートベニア

ラミネートベニアの中で最も一般的な方法がフルラミネートべニアです。

歯の全面にわたり広く接着するためセラミックがとれにくく、周囲の歯と色合いや形を揃えやすい特徴があります。

パーシャルラミネートベニア

部分的に貼り付ける方法をパーシャルラミネートベニアといいます。

天然歯と色味を合わせる必要があるため選択できる色味が少なくなってしまうデメリットはありますが、歯を削る量は少量で済みます。

わずかな隙間や少し欠けてしまった部分への改善に適しています。

ノンプレップベニア

ノンプレップベニアは歯を削らずセラミックを接着する方法です。

歯を削らないので天然歯を傷つけることがなく、また治療が合わなかった場合に元の状態に戻れる大きなメリットがあります。

一方でベニアの厚みの分だけ歯が大きくなってしまうので審美性に欠けてしまう難点があります。

ラミネートベニア治療の値段相場

ラミネートベニア治療の値段相場

ラミネートベニアの値段の相場は一般的に1本5万円~15万円です。

保険が適用されないため自由診療となります。

歯を削る量を減らしたり薄い素材を使用したりすることで安価なラミネートベニアを受けることができますが、質が下がり劣化が早くなるでしょう。

高額な治療になるため、なるべく費用を抑えたいという方も多いと思いますが、だいたい1本10万円を目安にしておいたほうがいいでしょう。

上記の費用は、あくまでも一般的な治療費(税別)です。

ラミネートベニアの寿命

ラミネートベニアの寿命

ラミネートベニアの平均的な寿命は10年~20年ほどと言われています。長期間使用可能な治療方法といえるでしょう。

寿命とは粘着力が弱くなり歯から接着材が取れてしまうことを指します。

ラミネートベニアで使用する素材は強度も耐久性もありますが、歯につけているだけの状態なのでいつかは取れてしまいます。

接着剤の劣化は治療後4年~5年ごろから始まると言われているため、治療後3年ごろには一度クリニックで受診してもらったほうがいいでしょう。

治療後4年~5年は取れる心配はありませんが、ラミネートベニアを長持ちさせるには施術部分になるべく負担をかけないことが大事です。硬いものを食べたり歯ぎしりや食いしばりの習慣は止めるように心がけましょう。

ラミネートベニアの粘着力は弱くなりますが、色が変色したり着色汚れの心配はありません。

ラミネートベニアのメリット

ラミネートベニアのメリット

審美性が高く人気のラミネートベニア。メリットを4つ解説します。

短期間で美しい歯を手に入れられる

ラミネートベニアの最大のメリットは治療期間が短いことです。

通常の矯正治療では1年~2年と長期の治療となります。またワイヤーを使った矯正方法では治療中の見た目を気にする方も少なくないでしょう。

ラミネートベニアは最短2回の通院で美しい歯を手に入れることができます。

またラミネートベニアでは歯の形、色味もすぐに変えられます。

一般的な矯正治療では歯並びを整えることができても、形や色を変えることはできません。

白く形の整った歯をすぐに手に入れられるのはラミネートベニアの最大のメリットでしょう。

部分的に治療ができる

ラミネートベニアを検討されてる方の中には「すきっ歯だけを治したい」「前歯だけ形を変えたい」など部分的に治療したい方もいらっしゃるでしょう。

ラミネートベニアは1本からでも治療が可能で、治療範囲を柔軟に変えることができます。

ワイヤー矯正などを部分的に受けると割高になってしまいますが、ラミネートベニアは1本ずつの請求になるので費用も抑えられるでしょう。

部分的に治療を検討されている方におすすめの治療方法です。

自分の歯を多く残せる

歯を削ることに抵抗を感じる方は多くいらっしゃるでしょう。

ラミネートベニアは歯を削る量が0.2mm~0.5mmと非常に少なく、自分の歯を多く残せます。

歯は削ければ削るほど寿命が短くなり、大きく削ってしまうと痛みやしみるなどの症状が出る場合もあります。

ラミネートベニアは歯の表面をごくわずか削る治療なので、大切な天然歯への負担が少なく済みます。

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ラミネートベニアのデメリット

ラミネートベニアのデメリット

ラミネートベニアは魅力の多い治療方法ですが、しっかりとデメリットも確認し治療を検討しましょう。

ラミネートベニアのデメリット3つを解説します。

保険適用外のため治療費が高額になる

ラミネートベニアは見た目を改善するための審美治療です。ですので保険が適用されず自由診療での治療になります。

保険適用の数千円で受けられる治療と比べ、ラミネートベニアは1本5万円~15万円ほどかかるので費用の負担が大きくなります。

健康な歯を削る必要がある

ラミネートベニアは0.2mm~0.5mmとごくわずかではありますが、健康な歯を削る必要があります。

歯は削れば削るほど寿命が短くなり、削った歯は戻ることはありません。

むし歯など病気ではない歯を削ることに精神的に負担がかかる方もいらっしゃるでしょう。

本当にラミネートべニアが適した治療方法なのか、医師と相談し十分に検討してみましょう。

噛み合わせは改善されない

ラミネートベニアは歯の色味や形を部分的に美しく改善することに適した治療方法です。

ワイヤー矯正などのように歯を動かし根元から治療するわけでないので、噛み合わせの改善には適応できないのです。

噛み合わせなどで悩まれてる場合はワイヤー矯正やマウスピース矯正などの選択肢を考えてみましょう。

ラミネートベニア治療の流れ

ラミネートベニア治療の流れ

ラミネートベニアは最短2回の通院で終わる治療方法です。

実際にどういった流れで治療をしていくのか詳しくご説明します。

STEP1:初診カウンセリング

まずは現在の歯についての悩み、希望とする歯の色や形をお伝えください。

口内の状況も確認し、本当にラミネートベニアの治療方法が適しているのかなどもあわせて歯科医師がカウンセリングを行います。理想の仕上がりなるよう完成像をすりあわせましょう。

心配な点も相談して不安を解消しておきましょう。

STEP2:歯の表面を削る

実際にここから治療が開始します。

セラミック製のシェルを貼るために歯を0.2mmから0.5mmほど削ります。

歯の表面だけをわずかに削るので、痛みを感じることはありません。そのため麻酔を行わず治療をするのが一般的です。

STEP3:歯型を取る

削った表面の部分の歯型を取ります。

この歯型をもとに歯科技工士が装着するラミネートベニアを精密に作ります。

ラミネートベニアの完成までに1週間~2週間ほどかかるので、その間は仮の歯をつけて生活をします。

STEP4:ラミネートベニアを接着する

完成したラミネートベニアを専用の接着剤で歯の表面に装着します。

接着する前には必ず色味や形を確認しましょう。

接着剤で装着したら特殊な光をあて歯に固定させて治療は完了です。

ラミネートベニア治療にかかる期間

ラミネートベニア治療にかかる期間

ラミネートベニアは一般的に2週間~1ヵ月かかる治療方法です。

接着させるラミネートベニアの作製に時間がかかりますが、通院自体は最短2回で済みます。

最近では1日でできるクリニックもありますが、色味や噛み合わせなど慎重に調整する必要があるので、1ヵ月くらい目安にしておきましょう。

ラミネートベニア治療に向いてる人・向いていない人

ラミネートベニア治療に向いてる人・向いていない人

メリットも多く魅力的なラミネートベニアですが、どなたにも合う治療方法とは限りません。

向いてる人

ラミネートベニアは軽微な隙間など部分的に改善するのに向いている治療方法です。

  • すきっ歯を治したい
  • 小さい歯を周りの歯と合わせたい
  • 短期間で歯を白くしたい
  • 部分的に気になる歯がある

そういった方に向いています。

向いていない人

ラミネートベニアが不向きな方もいます。

  • 歯並びや噛み合わせを治したい
  • すでに歯が大きく削られている
  • 食いしばり歯ぎしりの癖がある
  • むし歯や歯周病などがある

そういった方は治療前に必ず医師に相談しましょう。

まとめ

まとめ

いかがでしたか?治療期間も少なく歯への負担が少ないラミネートベニア。

メリットの多い治療方法ではありますが、医師の経験値や技術が大事な治療でもあります。

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