公開日: 2023年6月18日
部分矯正には、どの程度費用がかかるかわからないから、なかなか踏み出せないという人も多くいます。もちろん、費用の問題だけでなく、部分矯正のことをよく知らないから、という人もいるでしょう。
とはいえ、全体矯正するほどの何かがあるわけではない、と困ってはいませんか。部分矯正とは何か、どのような治療方法があるのかや部分矯正のメリット・デメリットまでを詳しく解説します。部分矯正にするか全体矯正にするか悩んでいるという人は、ぜひ参考にしてみてください。
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部分矯正とは、歯の一部に問題があるときにその一部だけを治すほうが、全体を治すより良い場合があります。たとえば、歯の一部は出っ歯ではあるものの、全体の噛み合わせにはとくに問題がないという人の場合に、おすすめの治療法です。
そのほか、噛み合わせには問題がなくて全体的に矯正をする必要はなくても、見た目の問題もあるから一部だけ矯正したい、という人もいます。そういったときに使うのが、部分矯正です。全体矯正よりも費用が安く、短期間で終わるのが特徴といえるでしょう。
部分矯正は、一部だけを治療するものであり、例えば、前歯が少し重なっているからその部分だけをきれいな歯並びにしたい、などというようなときに使用します。軽微な症状やずれなら対応可能ですが、大きく歯を動かさなければならないような症状には対応できません。
部分矯正が適している歯は、軽度の乱杭歯・叢生・軽度の出っ歯・1本だけ傾いたり捻れて生え足りしている状態などです。そのほかには、過去に歯列矯正をしたものの、後戻りしてしまった場合も、部分矯正が合う可能性があります。
気になる部分だけを治したいという場合にはおすすめですが、軽度であれば必ず部分矯正で対応できるというわけではなく、歯科医で精密検査をする必要があります。部分矯正ができる可能性があるそれぞれの症例について、どういった症例なのかを詳しく解説します。
たとえば、前歯が前後に少しずれている、といった状態の歯があります。大きくずれていて二重歯列などになっている場合は、部分矯正では対応できません。
しかし、多少ズレているという程度であれば、部分矯正で対応可能です。前歯が多少ズレているのが気になる、という人は、まずは一度歯科医に相談してみてください。
いわゆる乱杭歯・叢生と呼ばれる、多少でこぼこの歯は、部分矯正で治せる場合があります。歯全体がでこぼこしている、ズレているというのでは部分矯正では治せません。
しかし、ごく一部だけがでこぼこしている、という場合には、部分矯正で対応可能なので、どの程度まで部分矯正が可能なのか、気になる場合は歯科医でカウンセリングを受けてみてください。
すきっ歯とは、歯と歯の間に空間ができているというものです。歯列矯正で、歯と歯の隙間を埋めることによって、美しい歯並びを手に入れることができます。
とはいえ、部分矯正でできるのは、前歯と前歯の間に少しだけ隙間があるというような、軽度のすきっ歯だけです。それでも、前歯だけに隙間が少しでもあるときになるという場合には、おすすめといえるでしょう。
前歯が傾いて生えていることが原因となる、軽度の出っ歯の場合も、部分矯正で治すことができます。かなり前歯が突き出ている、というのでは難しいですが、「接客業なので多少でも出っ歯があるのは気になる」などという人には、治療期間が短めの部分矯正がおすすめといえるでしょう。
部分矯正には、以下の5つのメリットがあります。
部分矯正と聞くと、どの程度まで治せるのか不安になる人も多くいます。しかし、軽度の症例であれば対応できることが多く、そのほかにも多くのメリットがあります。ここでは、部分矯正の5つのメリットについて詳しく解説します。
部分矯正の場合は、全体矯正よりも矯正装置が小降りになります。また、治療期間も短く、通院も少なくなるため、全体矯正よりも費用が抑えられる場合が多いです。
安ければ10万円から可能な場合もあり、予算があまりないけど気になる部分は治しておきたい、という場合にはおすすめです。費用は矯正方法や治療する部分、治療期間、医療機関によって大きく違ってくるので、カウンセリングの際に必ず相談するようにしましょう。
部分矯正の場合は、治療期間が短く済むのでおすすめです。全体矯正のように、歯を全体的に動かすとどうしても時間がかかってしまいます。そのため、歯列矯正には通常1年半~2年近くかかることも少なくありません。しかし、部分矯正であれば早ければ半年程度で済む場合も多いです。なぜなら、一部の歯だけを動かすなら、歯全体を動かすよりも早いからです。また、奥歯は移動に時間がかかりますが、前歯は比較的早く移動できるのも、治療期間が短い理由の一つです。
前歯だけならと、比較的簡単にできるのが部分矯正のメリットの一つです。そのため、結婚式や就職の面接前に、とにかく前歯だけでも直してきれいな歯並びにしておきたいという人が多くいます。全体矯正は大げさだしちょっと難しい、という人も少なくありません。しかし、
矯正中の痛みが少ないのも、部分矯正のポイントです。全体的にワイヤー矯正をする場合には、歯が動く痛みがあります。また、矯正装置が口腔内を傷つけたり口腔内にあたって口内炎になったりするリスクもあるでしょう。しかし、部分矯正の場合は矯正装置も小さく、奥までワイヤーがあるわけではないため、口腔内を傷つけるリスクが少なくなります。前歯だけを動かすのであれば、奥歯を動かすほどの痛みもないので、おすすめです。
歯全体を覆う全体矯正よりも、部分矯正であれば発音への影響が少なくなります。舌への影響が少なくなり、発音しにくいということが減るからです。そのため、ワイヤー矯正などで発音が不明瞭になると困る、という人にもおすすめといえるでしょう。
部分矯正には、メリットだけでなくデメリットも4つあります。歯列矯正の際には、メリットだけでなく、デメリットも把握しておかなくてはなりません。
デメリットをしっかり理解しておくことで、部分矯正をしても後悔することはないでしょう。部分矯正のデメリットは、以下の4つです。
ここでは、部分矯正のデメリットについて、一つずつ詳しく解説します。
デメリットの1つ目は、噛み合わせが改善できないという点です。全体的に歯列を調整するわけではないため、噛み合わせが悪い、などの症例には対応できません。
本来、矯正治療をする場合は、見た目を整えるだけが目的ではなく噛み合わせや顔のゆがみを正して、健康的な歯並びにするのも目的の一つです。根本的に噛み合わせを改善するためには、全体矯正の方がおすすめです。
部分矯正では、適応症例が限られています。そのため、そもそも矯正治療できる場合が少ないので、あまり進められることもないでしょう。前歯が少し気になる、面接などが近いから少しでも整えておきたい、という場合にはピッタリといえるでしょう。
部分矯正は、仕上がりが甘くなるのがデメリットです。全体矯正ですると、全体的にきれいに仕上がります。しっかり調整することによって噛み合わせの改善をおこなうことができ、美しい横顔になることも可能です。
しかし、部分矯正の場合は、一部だけを矯正することになるため、どうしても全体矯正よりも完成度が落ちてしまうのが問題です。甘い仕上がりになるのが、デメリットといえます。
部分矯正は、歯を削る可能性があるのも、デメリットの一つです。全体矯正の場合は、歯の抜歯をおこなうなどして歯を動かすスペースを空けることがあります。
そのため、歯を削るということはなく、仕上がりもきれいにできます。その点、部分矯正の場合は、歯を動かすためのスペースがどうしても足りない場合には、歯を移動するスペースを作るために、歯を削ることになります。
そのほか、どうしても歯を移動するスペースがない場合は、もともとは抜歯する必要のない歯を抜いてしまう場合も考えられます。削るのがいや、という人は全体矯正にする方がいいでしょう。
部分矯正の場合、費用はどの程度になるのかが問題です。そもそも、全体矯正の場合は、費用が10万円程度から150万円程度とかなり幅広いので、相場といってもはっきりとしません。
そこまで幅があるのは、医療機関の違いもありますが、使用する矯正製装置や通院時間などにも大きく左右されます。その点、部分矯正であれば、前歯1本から矯正が可能なので、安くできるのがポイントです。
部分矯正の場合も、どの程度の範囲を矯正治療するのか、どのような矯正装置を使うのかにもよって費用が大きく違います。具体的には10万円程度から70万円程度がかかります。しかし、全体矯正をするよりはずっと安く済む場合が多いのは確かです。
部分矯正の中でも、ワイヤー矯正をする場合の費用の目安は、30万~70万円程度です。ただし、安いからと安易に飛び付くのはやめておきましょう。
もしかしたら、噛み合わせが悪くなるかもしれません。部分矯正をする場合には、熟練の医師のもとで、必ずデメリットを把握したうえで、おこなうことが重要です。
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部分矯正ができるのは、ワイヤー矯正だけではありません。裏側矯正でも、部分矯正は可能です。ただし、裏側矯正の場合は、費用も高くなる傾向にあるため、注意が必要です。裏側矯正の費用と、なぜ高くなるのかという理由についてみていきましょう。
裏側矯正で部分矯正をした場合には、100~180万円程度かかります。これは、ワイヤー矯正で全体矯正をするよりも高くなる可能性もあるということです。
その分、歯の裏側にワイヤーを通すことになるため、一見すると矯正治療をしていることがわからないというメリットがあります。予算とよく相談して、裏側矯正にするかどうかを選ぶようにしましょう。
裏側矯正にかかる費用が高いのは、裏側矯正ができる歯科医師が多くはないからです。裏側矯正を行うためには、熟練の腕が必要になります。
また豊富な専門知識なども必要になるため、どの歯科医師でもできるというわけにはいきません。裏側矯正でなおかつ部分矯正をしてほしいといった場合には、裏側矯正ができる歯科医師を探す必要があるでしょう。
部分矯正ができるのは、ワイヤー矯正や裏側矯正だけではありません。マウスピース矯正でも、部分矯正が可能です。
マウスピース矯正で部分矯正をする場合には、どの程度の金額がかかるのかを、知っておく必要があるでしょう。ここでは、マウスピース矯正による部分矯正の費用について詳しく解説します。
マウスピース矯正の場合、部分k縫製の費用は10~70万円程度です。ワイヤー矯正とそんなに変わらない、と感じるかもしれませんが、下限が違います。
マウスピース矯正は、安ければ10万円程度でできるのが魅力であり、予算がないというのであれば、安くできるところを探すといいでしょう。ただし、安いからといって必ずしもいいというわけではないので、注意が必要です。
ワイヤー矯正の場合は、部分矯正をする場合でも最低30万円程度から70万円かかることもあります。ただし、マウスピースの場合は、マウスピースの種類にはよるものの、平均的なところを見ると40万円程度で収まる可能性が高いです。
もちろん、どの種類のマウスピースを使うのかにもよって費用は違ってきます。そのため、マウスピース・ワイヤー矯正・裏側矯正の中では、比較してみるとマウスピース矯正が費用的には最も安いといえるでしょう。
ワイヤー矯正も、素材によっては費用の目安が安くなる場合も考えられます。ワイヤー矯正で使われる素材は、以下の5つです。
それぞれの素材で、どの程度費用が違うのかを詳しくみていきましょう。とくにアレルギーがあるという人は、きちんと素材の確認をしておくことが重要です。
メタルブラケットの矯正費用は、30~80万円程度です。そこまで安くないと感じるかもしれませんが、安いところであれば30万円程度でできます。
メタルブラケットは、一般的なワイヤー矯正で使われる金属です。一般的な金属であるため、ブラケットの部分は、いかにも金属といった感じになります。そのため、どうしても目立ってしまうのは仕方がないといえるでしょう。
ハイブリッドブラケットの場合も、35~80万円程度です。ハイブリッドという名前の通り、素材は一つだけではありません。レジンとも呼ばれるプラスチック樹脂とセラミックが合わさって造られています。
金属ではないため、金属アレルギーの人でもつけられるのがポイントです。また、色が白いため、歯の色とあまり変わることなく一見したところではワイヤー・ブラケットを装着していることがわからないのがポイントです。
プラスチックブラケットは、その名の通りプラスチックで作られたブラケットであり、費用相場は60~90万円程度です。部分矯正にしては高めではありますが、その分透明なのでハイブリッドブラケットよりも目立たないのがポイントです。
素材はポリウレタン・ポリカーボネイトなどでできているので、体に悪いこともなく、安心して装着できるのもうれしいところといえるでしょう。メタルブラケットよりも口腔内が傷つきにくいのも、ポイントです。
65~100万円がかかるのが、ジルコニアブラケットです。ジルコニアブラケットは、人工ダイヤモンドでおなじみのジルコニアを素材に使ったブラケットです。
プラスチックブラケットやメタルブラケットは、色の濃い食べ物や飲み物で着色しやすいですが、ジルコニアブラケットはそのようなことはありません。また、メタルブラケットと同じくらいの強度があるため、壊れることはめったにないでしょう。
セラミックブラケットも、ジルコニアブラケットと同じくらい費用がかかり、その相場は65~100万円程度です。同じ白いブラケットであってもハイブリッドブラケットやジルコニアブラケットよりもより、歯に近い色をしているため、目立たないのが特徴です。
費用は高いものの、表側矯正であってもとにかく目立ちたくない、ワイヤー矯正をしていることを知られたくないという人には、おすすめです。
ワイヤー矯正に使うワイヤーは、1種類だけではありません。とはいえ、ブラケットほどの種類があるわけではありませんが、ブラケットに合わせて、ワイヤーも選ぶようにしましょう。
メタルワイヤーのほかに、ブラケットの費用に10万円程度プラスすることで、白いホワイトワイヤーに変えることができます。ホワイトワイヤーにすると、ワイヤー部分も白く目立たないため、おすすめです。とはいえ、ホワイトワイヤーにもいくつかの種類があり、中にはメタルワイヤーを白く塗って目立たなくしただけのものもあります。中には、塗料を塗るだけでなく、白い金属でコーティングしたものもあり、どちらが良いかは好みによります。
メタルワイヤーは、一般的な金属のワイヤーです。どうしても金属の色合いが目立ってしまうのが難点ですが、費用は特にプラスされることはないので、予算優先という人にはおすすめといえるでしょう。
部分矯正は、どういった流れでするのかがわからない、という人もいるでしょう。部分矯正をする流れは、以下の通りです。
部分矯正の場合も、通常のワイヤー矯正やマウスピース矯正と治療の流れ自体が変わるわけではありません。それぞれどういったことなのかを、詳しく解説します。
どのような矯正方法を選んでも、治療の流れ自体にはそこまで違いはありません。部分矯正をするためには、流れをきちんと把握しておくことが重要です。
部分矯正をするには、まずはカウンセリングを行います。カウンセリングの時に、不安があることはすべて質問しておきましょう。また、部分矯正ができるかどうか、できるのであればどの程度費用が掛かるのかを確認しておくといいでしょう。
この時、きちんと疑問や質問を確認しておかなくては、いざというときに困ることになります。大体の矯正期間なども、この時に確認しておくといいでしょう。
もちろん、治療方針も決まっていないのにはっきりしたことはいえません。とはいえ、大体の目安があるので、部分矯正がいいのか全体矯正がいいのかなど、希望を伝えたうえでどの程度が相場なのかを伝えてもらうと、ある程度用意しておくことができます。
また、部分矯正をする場合にはワイヤーかマウスピースか選べる場合もあるため、まずはしっかりと医師の話を聞くようにしてください。
カウンセリングが終わったら、レントゲンを取るなどの精密検査を行います。いくら部分矯正がいいと希望していても、精密検査の結果では、部分矯正が難しいという場合もあるでしょう。
そのためカウンセリングで部分矯正を希望しても精密検査の結果によっては不可となることは、知っておく必要があります。精密検査の結果で治療方針が決まるため、とても重要です。
精密検査の内容は、主にレントゲンの撮影や顔の写真や口腔内の写真を撮る・歯型や噛み合わせの採取などがあります。どのような精密検査があるのか不安という人は、カウンセリングの時に詳しく聞いておくといいでしょう。
精密検査の結果を見て、医師と話し合いの結果、治療方針を決定します。提示された治療方針に不満があるなら、この時に伝えておくといいでしょう。もちろん、提案されたプランが気に入らない場合は、ほかのプランも提案してくれます。
そのため、遠慮なく希望を伝えるようにしてください。このときに何度もいうのは、と妥協してしまうと、後々後悔することになるので、注意が必要です。また、治療方針が決まればかかる金額もある程度予測できるため、費用について聞いてみるのもおすすめです。
費用だけでなく、治療期間がどの程度かかるのかなども知ることができるでしょう。また、部分矯正であっても抜歯は必要なのか、歯を削る必要があるのかなども確認しておくといいでしょう。
具体的な治療の内容やスケジュールについても話をされるので、聞き流すことなくしっかりと確認しておくようにしてください。
治療が開始された後の通院頻度は、ワイヤー矯正にするかマウスピース矯正にするかで変わってきます。ワイヤー矯正の場合は、1月に1回は通院が必要であり、装置で口内炎になったり口腔内を傷つけたりといったことが考えられます。
その代わり、歯をシミュレーション通りに動かすことができ、歯が動く速度も速いといえるでしょう。理想の歯並びを手に入れるには、ワイヤー矯正がおすすめです。
一方でマウスピース矯正の場合は、透明なマウスピースもあるため、マウスピースをつけていること自体が周りにばれることはありません。
そのため、ほかの人に矯正治療を受けていることを知られたくない、という人にはおすすめの治療法といえるでしょう。通院は1~3か月の間に1回必要であり、自身で手入れできる分だけ、ワイヤー矯正よりも頻度が低くて問題ないといえるでしょう。
歯列矯正の場合は、部分矯正であっても全体矯正と同じく保定期間があります。保定期間は、リテーナーと呼ばれる保定装置をつけておく必要があります。保定期間の間は、3~6か月に1回の通院が必要です。
通常、部分矯正は半年程度で終わるから短い期間で矯正できるというのがメリットではあるものの、その期間の中に保定期間は含まれておりません。
そのため、「治療が早く終わるなら多少仕上がりが甘くても部分矯正の方がいい」と選んで、保定期間が長くて後悔したという人もいます。保定期間を念頭に置いたうえで、部分矯正にするべきかどうかを決めるといいでしょう。
基本的に、部分矯正だけでなく歯列矯正が必要な場合は、保険は適応されません。なぜなら、部分矯正はあくまでも外見を整えるのが目的であり、医術的に必要な治療ではないからです。しかし、骨格異常などで手術が必要な場合には保険が適用される場合もあります。
保険を適用した場合には、矯正装置を選ぶことはほぼできないといえるでしょう。保険を適用するためには、いくつもの条件があり、すべてを守る必要があります。決められた矯正装置ではうまくいかない場合は、保険適用はせず自力で支払うようにしましょう。
基本的に自費なので、保険適用範囲外です。そのため、医療費控除をうけることはできません。しかし、子どもが対象の歯列矯正の場合は、医療費控除を受けることができるでしょう。
とはいえ、対象が子どもであっても「見た目を整えたいから」という審美目的では、医療費控除の対象外です。
具体的には、「このまま放っておくと噛み合わせに影響する」「咀嚼に問題がある」「発音障害になりかねない」など、成長を妨げる要素があれば、医療費控除の対象となる可能性が高くなります。
歯列矯正にかかる費用は、カウンセリング料や診察料・矯正装置の費用・保定装置の費用などになります。ただし、実はこれら以外にも費用が掛かる場合があります。
なぜなら、歯列矯正するときには、部分矯正であっても事前に虫歯かないかどうかを確認・治療しておく必要があるからです。
そのため矯正に入る前の事前治療が必要になるケースが多くあるので、注意が必要です。また、装着後も定期的に診察を受ける必要があるので、そのための費用も必要になります。
部分矯正は、いくら全体矯正よりも安いとはいえ、高額になることに変わりありません。もちろん一括で支払うことは可能ですが、一括ではなく分割払いにすることも可能です。一括払いであれば、分割手数料はかからず、医療費控除の対象とすることができる可能性もあります。
一回で支払うことはできない、という人は分割払いができるところを選びましょう。クレジットカードや歯科医院による分割払いだけでなく、医療ローンによる分割払いも可能な場合があります。
支払い方法は歯科医院によっても大きく変わってくるため、事前にどのような支払いが可能なのかをきちんと調べておくのが良いでしょう。支払い方法を選ぶときには、手数料や支払う回数などもきちんと確認しておきましょう。
歯列矯正は、たとえ部分矯正であってもそれなりの費用が掛かります。しかし、部分矯正には治療期間が短い、行動が制限されない、発音障害がないなど、費用以外の部分でもメリットがあります。
部分矯正にするのか全体矯正にするのかは、メリットとデメリットをよく比較して、自分にぴったりの方法を選ぶようにしましょう。WITH DENTAL CLINICであれば、施術メニューも豊富で熟練の医師もいるため、自分に合った治療方法を選んでもらうことができるでしょう。
無料のカウンセリングも受け付けているため、部分矯正をしてみたいけど不安、という人もぜひ相談予約をしてみてください。まずは一度、部分矯正がどんなものなのか、自分に合っているのかを無料カウンセリングで見極めましょう。
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