公開日: 2023年4月11日
せっかく歯をホワイトニングをしたのに、歯が沁みて痛くなった、すぐに元の色に戻ったなどのトラブルが起きて、「ホワイトニングを受けなければ良かった…」と後悔したという人の話は、よく聞きます。
今回は、ホワイトニングをして後悔した人の失敗談や失敗を防ぐ為の予防法について、紹介していきます。
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まずは、歯をホワイトニングして後悔した人の失敗談について、見ていきましょう。
ホワイトニングで失敗しない為にも、皆さんぜひ参考にしましょう。
ホワイトニングは薬剤によって歯の表面に化学反応を起こすことで、歯を白くします。そのため、一時的に知覚過敏(歯が沁みて痛くなる症状)が発生することがあります。これは歯の表面を覆っている「ペリクル」が剥がれてしまうからです。
ペリクルが再び歯の表面を覆うまでには12時間から48時間はかかるといわれています。普段から知覚過敏の症状がある人は、ホワイトニングをして、半日から2日は冷たいものの飲食を控えてください。
ホワイトニングをしている途中に薬剤が歯茎に付着して、ピリピリと痛むことはありませんか?
歯科医院でホワイトニングをする場合、歯茎などを保護してから施術するのですが、この保護が不十分だったりホワイトニング剤が歯茎に付着したりすると、ピリピリとした痛みを伴うことがあります。
また、ホームホワイトニングでも、マウスピースに薬剤を注入してホワイトニングをする際、注入する薬剤が不十分だと、マウスピースから薬剤が漏れて、歯茎や口内、喉が痛んでしまうことがありますので、注意しましょう。
歯茎に痛みを感じたら、すぐに薬剤を拭き取りましょう。ちなみに、歯茎の痛みは、数時間から1日くらいで収まることが多いです。
ホワイトニングをしても、それほど白くならなかった話がありますが、この原因は、市販のホワイトニングアイテムを使用した、歯科医院での施術を効果が出るまで続けられなかったのいずれかです。
つまり、歯磨き粉を工夫していろいろ試してみたけど駄目だった、という人も含まれるでしょう。これらはインターネットや通販でも簡単に購入できますが、こ歯の表面についている汚れを落として、歯本来の白さに近づけるという目的で使うものです。
つまり、歯を漂白する効果はありません。そのため元々歯が黄ばんでいる人は、歯が理想的な白さにならないことがあります。一方、歯科医院で受けられるホワイトニングには、歯を漂白する作用を持つ薬剤を使うのです。
歯科医院の医者に処方してもらったホワイトニング薬剤とマウスピースを使って、自宅でホワイトニングを行うホームワイトニングと、歯科医院でホワイトニングの施術を受けるオフィスホワイトニングの2種類があります。
歯科医院でホワイトニングを行っても、白くなりにくい歯があります。例えば、詰め物・被せ物・差し歯は、ホワイトニング薬剤では白くすることは出来ません。これらの歯が多い人は、ホワイトニングによって色ムラができる可能性があります。
また、神経の治療を受けた歯・テトラサイクリン歯も、健康な歯と比べると、漂白するのは難しいです。そのため、事前にそういった症状があることを医師と相談し、ホワイトニングをするのであれば、リスクを知っておく必要があります。
また、ホームホワイトニングでも、マウスピースの形が歯に合わない、薬剤が既定の量ではない場合も色ムラが発生する可能性があります。
オフィスホワイトニングをしたからといって、すぐに効果が出て真っ白な理想の歯になれる、というわけではありません。理想の歯になるには、定期的に何度か通う必要があるでしょう。そのため、「思ったよりも多く通わないといけなくて費用が予算を超過してしまった」などということもあります。
そのようなことにならないためにも、事前のカウンセリングなどで、何度通う必要があるのかなどを聞いておくといいでしょう。
ちなみに、オフィスホワイトニングの金額は、審美目的のため健康保険が適用されないため、1回10,000円以内から70,000円と料金相場の幅に大きな開きがありますので、気になる人は、あらかじめ歯科医で相談しましょう。
ホワイトニングをした後の歯は刺激に敏感だったり着色しやすい状態だったりするため、飲食には気をつけなければいけません。
実際のところ、ホワイトニングをした後には刺激物(レモン、からし、マスタードなど)や色の濃いもの(カレー、ソース、お茶、コーヒーなど)は避けるのが望ましいです。そのため、以上のような飲食物は、ホワイトニングをした後、最長2日は気をつける必要があります。これを聞いて、普段口にしているものがほとんど食べられないことを知って、後悔する人もいます。
ホワイトニングをした歯は、色の色素が移りやすくなっている
ので、うっかり色の濃いものを食べてしまって白くしたばかりの歯が黄ばんでしまったなどということも考えられます。実際に、色の濃い飲食物を口にすると、ホワイトニング前より色素が沈着してしまう事例もあります。
また、豆腐や豆乳などの大豆製品にも気を付けましょう。大豆製品は、実はホワイトニング後の歯には大敵です。大豆製品には、イソフラボンというポリフェノールの一種が含まれているため、歯の黄ばみの原因になってしまいますので、口にするのは控えましょう。
もちろん、煙草もヤニによって歯が黄ばむ原因となりますので、止めましょう。
ホワイトニング後の飲食物に気をつけたり、ホワイトニングの種類によって歯の色の戻りやすさが違うことを把握したりしていないと、すぐに歯の色が戻ってしまうことがあります。
歯科医院で受けられるホワイトニングには、オフィスホワイトニングとホームホワイトニングの2種類があります。前者の方が即効性がある分、後者より色戻りがしやすい特徴があります。
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では、ホワイトニングで失敗・後悔しないためには、どうすれば良いのでしょうか?
ここからは、その予防法について、紹介していきます。
まず、ホワイトニングをする際の大前提ですが、ホワイトニングを避けるべき人がいます。15歳未満の人、妊婦、無カタラーゼ症(ホワイトニング剤にアレルギーがある)の人は、ホワイトニングは絶対にやめましょう。
また、元々知覚過敏がある人や歯にヒビがある人は、薬剤で歯が沁みる可能性があるので、あらかじめ歯科医に相談しましょう。この他、全身的な疾患がある人、歯ぎしりや噛み締め癖がある人も、事前に歯科医に相談してください。
では、どうして歯は黄ばんでしまうのでしょうか。歯の黄ばみの原因は、加齢、色素による着色汚れ(ステイン)、脱灰(だっかい、歯のミネラル成分が溶け出すこと)といわれています。
歯が元々白かった人でも、加齢と共に少しずつ黄ばんでくることがあります。これは、年を取る事で象牙質自体の色が濃くなっていくこともありますが、歯が黄ばむ原因の多くは、象牙質ではなくエナメル質にあります。
年を取る事によって、エナメル質が薄くなり、その内側にある象牙質の色がより透けて見えるようになる為、若い頃と比べて歯が黄ばんで見えるようになります。
2つ目の原因は、着色汚れです。毎日口にしている食べ物や飲み物、嗜好品の色素がエナメル質にある表面の膜と結びつき、ステインとなって歯に付着・蓄積していきます。ステインの元となるものは、以下の通りとなっております。
煙草……煙草のヤニ(タール)が歯にこびりついて、歯の色が茶色く変色する。
コーヒー、紅茶、ウーロン茶 ……カテキン、タンニンなどが黄ばみの原因となる。
赤ワイン、チョコレート、グレープジュース ……ポリフェノールが着色汚れとなる。特に赤ワインには、タンニンも含まれている。
カレー粉、醤油、ケチャップ、ソースなど ……調味料に含まれる着色料が歯を変色させてしまう。
脱灰も歯が黄ばむ原因の1つ。脱灰とは食事をしたときに、それらに含まれる糖を栄養にしてミュータンス菌が増え、酸を作り出して、リン酸やカルシウムなど、歯のエナメル質に含まれるミネラル成分が溶け出していきます。
時間が経つと口の中の状態は中性に戻り、溶け出したミネラル成分も唾液によって元に戻る再石灰化が起こります。
この2つを繰り返す事で、口の中は健康を保っているのですが、だらだらとおやつを食べるなどしていると、脱灰する時間が長くなって、歯からミネラル成分が溶け出してしまうでしょう。
歯の表面に出来るわずかな凹凸やエナメル質内部で光が乱反射してツヤや輝きが失われ、黄ばみが目立ってしまいます。そのため、食べ物を食べるときには十分に注意しましょう。歯みがきをしっかりするのもおすすめです。
あらかじめ言っておきますが、日本人の歯は、本来白ではなくクリーム色をしています。そのため、生まれつき歯が白い人は少ない事を覚えておきましょう。
でも、白くなりたいと言っても、どこまでの白さにしたいか明確になっている人は少ないでしょう。白くしたい度合が曖昧な人は、シェードガイドを使う事をオススメします。
シェードガイドとは、ホワイトニングの際や詰め物・被せ物をする際に使う、歯の色見本のことで、歯のトーンや明るさを一覧にしたものです。
ちなみに、日本人の日本人の健康な歯の色は、シェードガイドではA3からA3.5 程度になります。A3であれば、赤茶系のAの中で3番目の明るさとなり、シェードガイドでは16段階中9番目の明るさ、A3.5であれば、16段階中12番目の明るさとなっています。
では、歯が理想的な白さになるまでに、どれくらいの期間と効果があるのでしょうか?ホワイトニングの効果には個人差がある他、どのくらい白くしたいかによって、回数が違ってきます。
歯科医院に通うオフィスホワイトニングの場合、通院の頻度は一般的に約3〜4回とされており、主にカウンセリングを受けてからホワイトニングを行うという流れとなっているのが一般的です。
ホワイトニングを受ける頻度は、最初のホワイトニングで上手くいけば良いのですが、そうでない場合は約1ヶ月に1回のペースで受ける必要があります。
オフィスホワイトニングの効果の持続期間は、当事者の歯質や生活習慣、自宅でのケアなどによって個人差がありますが、大体は3〜6ヶ月とされています。
よって、理想的な歯の白さを得た後も、定期的にホワイトニングを受ける必要があります。一方、自宅でやるホームホワイトニングの場合、最初のうちは毎日するのが良いとされています。
ホワイトニングに必要なマウスピースをもらって、最初のうちは毎日ホワイトニングをして、理想の白さになるまで少なくとも週4回以上行う必要があります。
かなり長いので、途中で飽きてやめてしまう人もいるでしょう。そのようなことにならないように、何かご褒美などを自分で決めておくといいですね。
ホームホワイトニングは、1回につき30分〜2時間程度のケアをする必要があります。もちろん、なるべく日数を空けないことも大切です。
オフィスホワイトニングと比べて効果が出るまでに時間が掛かる反面、濃度の低い薬剤をじっくり時間をかけて浸透させるので、持続期間は約6ヶ月〜1年となります。もちろん、個人差はあります。
オフィスホワイトニングをする前には、きちんと歯みがきをしていくのがマナーです。もちろん、歯科医でクリーニングをしてもらうこともできますし、あまりにひどい場合はそのほうがいいでしょう。
しかし、そこまででもない、というときにはしっかり歯磨きをする程度で十分です。クリーニングを歯科医でするとその分通院回数が増える可能性もあるので、事前にクリーニングが必要かどうか確認しておくと良いでしょう。
歯科矯正をする場合は、先に歯科矯正をする必要があります。何故なら、ホワイトニングをする前に歯科矯正をすることで、歯並びも整っており、歯のガタつきもないのが望ましいからです。
ホワイトニング薬剤が均一に浸透しやすく、矯正治療中に暗くなってしまった歯の色を明るく戻してあげる必要があるからです。
矯正が終わった後はリテーナー(動かした歯が後戻りしないようにするための固定用マウスピース)を使うので、ホームホワイトニングと相性が良いです。
それ以外の施術を受ける場合は、あらかじめ歯科医と相談してください。
ホワイトニングの後悔を防ぐためには、診療時に疑問を解決することが大切です。まず、ホワイトニングを受ける際は、施術の内容と必要な費用など、しっかり歯科医やスタッフの説明を聞くことと、どのくらいの白さを目指したいのかなど、自分の意思を伝えることが肝心です。
気になる点があれば相談して、きちんと解決してからホワイトニングを受けましょう。なお、ホームホワイトニングでは、相談などが受けられない場合がありますので、どのようなサービスが含まれるかを事前に調べておきましょう。
ホワイトニング後の着色を防ぐには、上述の通り、着色しやすい食べ物や飲み物を摂らないように注意しましょう。また、飲食だけではなく、煙草もヤニの付着予防の為、避けるべきです。
飲食の後はすぐに歯磨きをしましょう。研磨剤は歯の表面を傷つけて食べ物などの色素を沈着させてしまう恐れがあるので、研磨剤の含まれない歯磨き粉を使いましょう。
定期的に、歯のクリーニングをしてもらうことも有効です。また、ホワイトニング後の歯の白さを保つ為には、適切な頻度で歯科医院でホワイトニングを受けましょう。
メンテナンスの頻度は、喫煙やコーヒーをどれくらい、嗜むかなどの生活習慣によって変わります。コーヒーや紅茶、煙草が好きな人は必然的に頻度も増えます。
以上で、ホワイトニングで後悔しない為の知りたいこと、ホワイトニングの失敗談とその予防法について、紹介していきました。ホワイトニングは憧れる人が多い反面、施術を受けた結果、失敗してしまったという人も多いです。
歯科医とキチンと相談したうえで、ホワイトニングを受ければ、失敗することはありませんので、ホワイトニングを考えている人は、ぜひ参考にしてください。
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