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公開日: 2023年2月13日

ホームホワイトニングとは?やり方や効果、メリット・デメリット・注意点も解説

ホワイトニングをしたくても

「忙しくてなかなか時間が取れない」

「何度も歯医者に通うのはイヤ」

といった理由で、できない人が多くいます。

実は何度も歯科医院に通わずに自宅でできる「ホームホワイトニング」という手があります。1度来院するだけで済むので手軽です。

ここではホームホワイトニングの特徴、メリット・デメリット、オフィスホワイトニングとの違いなどについてわかりやすく解説します。

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ホームホワイトニングとは?

ホームホワイトニングとは?

「ホームホワイトニング」とは、歯科医院に何度も通わずに自宅で手軽にできるホワイトニングのことです。

歯科医院で歯型を取ってもらい、ホワイトニング用マウスピースを作ってもらいます。マウスピースの中にホワイトニングジェルを入れてホワイトニングします。

ホームホワイトニングは、1989年、米国で発売されました。現在では米国の歯科医院ではほぼどこでも取り扱っているほど一般的なホワイトニング方法です。

日本での使用認可は2001年。それ以来、少しずつホームホワイトニングが浸透していっていますが、米国に比べればまだまだ一般的とはいえない状態と言えるでしょう。

ホームホワイトニングの特徴

歯科医院で行うホワイトニングをオフィスホワイトニングと呼びますが、自宅で行うホームホワイトニングよりも濃度が高いものを使っています。

ホームホワイトニングジェルの濃度は10%程度ですが、オフィスホワイトニングは薬事法で定められている35%以下となっています。

ホームホワイトニングは濃度が低いため白くなるまで間がかかりますが、その分、じっくりと好きな白さまで白くすることができます。

ホームホワイトニングの種類

ホームホワイトニングは、日中に付ける「デイタイプ」と、就寝時に寝ながら付ける「ナイトタイプ」に分けられます。

ドラマや映画などでも見たことがあるかもしれませんが、米国ではナイトタイプが主流です。2004年に公開されたジョージ・クルーニーとキャサリン・ゼタ・ジョーンズが出演している映画「ディボース・ショウ」。

これでもかと大きな口を開いてホワイトニングするシーンが描かれています。米国では歯の白さがステイタスを表現するアイテムであることがよくわかります。

デイタイプ

日中30分から2時間程度使用します。歯ぎしりのクセがあるとナイトタイプが使えないのでおすすめです。また、早く白くしたい時にも便利です。

ナイトタイプ

寝る前にマウスピースを装着し、寝ながら楽にホワイトニングするタイプです。米国で主流になっているのはこのタイプ。

オフィスホワイトニングとの違い

オフィスホワイトニングとホームホワイトニングはどこがどう違うのでしょうか。2つをいろんな観点から比較してみました。

効果を実感できる時間の違い

前述しましたが、歯科医院で歯科医師や歯科衛生士が行うのがオフィスホワイトニングです。薬機法で制限されている高濃度の薬剤を使用することができるのは、歯科医師や歯科衛生士といった有資格者だけ。高濃度のホワイトニング薬剤を使用しているので、1度の施術で効果を実感しやすいのが特徴です。

一方、ホームホワイトニングは低濃度のため、時間がかかります。人によって実感できる時期は異なりますが、2〜4週間程度となります。

1回の時間の違い

オフィスホワイトニングは、1時間程度ですが、ホームホワイトニングは毎日2時間程度かかります。

ホワイトニング効果の違い

オフィスホワイトニングは、高濃度のホワイトニング剤を使い、さらにLEDライトを照射して薬剤の作用を高めるため、白さがグンとアップします。

一方、ホームホワイトニングの薬剤は低濃度。そのため、1度行った程度ではよくわからないというのが本音でしょう。玉ねぎの皮を1枚ずつ剥ぐようにゆっくりと白くなっていくため、気がついたら白くなっていた! という感じです。毎回、写メを撮って見比べてみると、白さが実感できるのでおすすめです。

効果の持続力の違い

オフィスホワイトニングは1時間と短時間で効果が出る施術です。そのため、薬剤が深く浸透しません。結果的に持続力は短めです。

ホームホワイトニングは、じっくりと時間をかけて薬剤を浸透させることができます。その分、持続力は長めです。

費用の違い

オフィスホワイトニングは保険適用外なので高額です。もちろん、施術する歯科医院によっても大きく費用は違ってきますが、薬剤、照射用の機械の種類、歯の本数によっても変わってきます。費用目安は15,000〜50,000円程度。

ホームホワイトニングの費用は、歯科医院で作ってもらうマウスピースと薬剤代。費用目安は10,000〜30,000円程度です。

ホワイトニングを始める前に、何にどれくらいの費用がかかるのかをしっかりと確認する必要があります。

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ホームホワイトニングの効果が出るまでの時間

ホームホワイトニングの効果が出るまでの時間

まず、元々の歯の白さには個人差があります。白に近い色もあれば、黄色っぽい白と白さにもいろいろな種類があります。また、自分が求める「白さ」にも違いがあります。

ホームホワイトニングはじっくりと薬剤を浸透させるため、効果が実感できるまで2週間~1ヶ月程度とされています。

自宅で薬剤を入れたマウスピースを1日2時間ほど装着して、コツコツとやり続けていくと少しずつ変化します。求める白さにもよりますが、満足できる白さになるまで2ヶ月程です。

じっくりと浸透させた分、持ちもいいのがホームホワイトニングの特徴です。生活習慣などによって違ってきますが、6ヶ月〜1年程度は持続するとされています。

ホームホワイトニングのメリット

ホームホワイトニングのメリット

ここからはホームホワイトニングのメリットを見ていきましょう。

メリット1:好きな時にできる

仕事が忙しい、介護のため家から出られないなどさまざまな理由から時間に余裕がない人。生活時間が不規則な人には特におすすめです。好きな時間に自分のペースでホワイトニングができます。一日の装着時間はメーカーや薬剤の種類・濃度によっても違ってきますが、自分のペースで行えるのが最大の魅力です。

メリット2:歯にしみにくい

個人差はありますが、薬剤がしみることがあります。高濃度の薬剤を使うオフィスホワイトニングと比べ、ホームホワイトニングのほうは低濃度なので、しみにくいのが特徴

メリット3:自然な白さになる

オフィスホワイトニングは1回の施術で効果を実感できますが、人によっては不自然な白さに感じることもあります。一方、ホームホワイトニングはゆっくり時間をかけて白くしていくため、透明感のある自然な白さになります。

メリット4:費用が抑えられる

オフィスホワイトニングは歯科医院で行うため高額ですが、それに対してホームホワイトニングはマウスピースと薬剤代だけなので費用が抑えられます。

メリット5:効果が長持ち

オフィスホワイトニングは3ヶ月から半年ほど効果が持続しますが、ホームホワイトニングは6ヶ月~1年程度。メンテナンスが良ければ2年程度もつ人もいます。

ホームホワイトニングはゆっくりと薬剤を浸透させるため、色持ちがよく、後戻りしにくい特徴があります。ダイエットも同じですが、短期間で歯を白くすると、その分リバウンドしやすいのです。

ホームホワイトニングのデメリット

ホームホワイトニングのデメリット

メリットがあれば、当然デメリットもあります。ここからはホームホワイトニングのデメリットを見ていきましょう。

デメリット1:自分で全て行わなければならない

自分のペースでできるということはメリットであり、デメリット。薬剤の塗布、装着のほか、毎日のケアも、全て自分で行わなければなりません。慣れるまではかなり面倒と感じるかもしれません。

デメリット2:マウスピース製作のために受診が必要

マウスピースを作る必要があるので、歯科医院に行く必要があります。レクチャーを受けて、自宅で行えるようになりますが、まずは歯科医院に電話をして予約、その後受診が必要となるので、スケジュールを調整しなければなりません。

デメリット3:1日2時間装着する必要がある

ホームホワイトニングは、2週間、毎日2時間マウスピースを装着したまま。その間は飲食することもできませんし、マウスピースを入れているので話しづらくなり、違和感もあるでしょう。さらに、色の付いた飲食物やタバコなど我慢する必要があります。

ホームホワイトニングに必要なものは?

ホームホワイトニングに必要なものは?

ホームホワイトニングに必要なものは、マウスピースと薬剤の2つです。

マウスピース

歯科医院で制作してもらいます。ホワイトニングトレー、マウストレー、カスタムトレーなどといい、歯型を取ってもらって作ります。歯にフィットするため、使う薬剤も少なくてすみます。

薬剤

ホワイトニングジェルと呼ばれるように、ジェル状。マウスピースに乗りやすいように作られています。ジェルは過酸化尿素を含んでいますが、さまざまな濃度のものがあります。高濃度タイプと低濃度タイプに分けることができますが、高濃度タイプのものは日本では承認されていません。

ホームホワイトニングの方法

ホームホワイトニングの方法

ここからは実際にホームホワイトニングをどのような方法で行うのかを見ていきます。

治療の流れと使用方法

  1. 歯科医院で診察を受け、歯型を取り、マウスピースを作成してもらう
  2. マウスピースができあがったら受け取り、薬剤を処方してもらう
  3. ホワイトニングの前に歯磨きをして汚れを落とす
  4. マウスピースに薬剤を入れる
  5. マウスピースを装着をする
  6. 1~2時間経ったらマウスピースを外す(ただし、薬剤の種類や濃度により装着時間が異なるので注意)
  7. 最後に歯を磨く
  8. 定期的なメンテナンスのために通院する

費用

自由診療のため歯科医院によって費用が異なります。マウスピース製作相場は10,000〜40,000円程、薬剤代は5,000円前後が目安です。

ホームホワイトニングの注意点

ホームホワイトニングの注意点

ホームホワイトニングは手軽に始められるホワイトニングですが、やり方を間違えるとかえって歯の黄ばみがひどくなることもあるので注意が必要です。

決められた薬剤の量を守ること

量が多ければ早く白くなると考えがちですが、必ず決められた薬剤の量を守ること。薬剤をたくさん使用しても、単にマウスピースから漏れ出すだけです。さらに、漏れた薬剤が歯茎につくと炎症を起こしてしまうこともあります。

付けている間はリラックス

マウスピースをかみしめると破損する恐れがあります。マウスピースを付けている間はリラックスしましょう。

外した後はしっかり口をすすぐこと

薬剤が残っていると、歯に汚れが付きやすくなるので、マウスピースを外したらすすぎます。軽くブラッシングして薬剤を落とすのも手です。

効果が出にくい歯

虫歯治療で後の被せ物や詰め物を白くすることはできません。神経が死んでいる歯も白くなりにくいです。

ホームホワイトニングができない人

ホームホワイトニングができない人もいるので注意しましょう。以下の人が適していません。

  • 虫歯がある人
  • 重度の歯周病の人
  • 知覚過敏の人
  • 無カタラーゼ症がある人(酸素カタラーゼが体内にないと分解できないため)
  • 人工の歯
  • 妊婦、授乳中の人
  • 子供

ホワイトニング効果を長持ちさせる6つのコツ

ホワイトニング効果を長持ちさせる6つのコツ

せっかく白くしたのに、着色させてしまっては残念です。ホワイトニング後は効果を長持ちさせるために、以下のことに気を付けましょう。

歯科医院での定期的メンテンナンス

歯科医院に定期的に通い、メンテナンスを受けます。クリーニングを行ってプロの技術で汚れを取り除いてもらうことで、効果を高め、より長続きさせられます。歯の白さだけではなく、虫歯や歯周炎なども防ぐことにつながります。

着色成分をなるべく避けること

ホワイトニングを行うと、歯の表面に一時的なダメージが残ります。すぐ飲食すると歯に色が付く可能性があるので、ホワイトニング後1~2時間程度は飲食、タバコを控えます。また、色の濃い食べ物や飲み物は歯の表面に色素が沈着しやすいので、気を付けましょう。

禁煙すること

タバコも歯の着色汚れの原因になります。タバコに含まれるネバネバしたヤニが歯に沈着してしまいます。健康のためにも、白さを維持するためにも禁煙が望ましいですが、難しい場合には喫煙本数を減らすなど工夫が必要です。

飲食前に水を飲むこと

飲食前に水を飲むことで、歯をコーティングさせることができます。こうしておけば、着色しにくくなります。

こまめに歯磨きすること

歯の磨き残しも汚れの原因になるので、こまめな歯磨きで汚れを取り除きましょう。また、汚れが残っていると薬剤の浸透を妨げてしまいます。しっかりと磨くことが大事です。

トリートメント剤で予防すること

汚れを予防するトリートメント剤やコーティング剤の使用も着色汚れを防いでくれます。

ホームホワイトニングを試してみよう

今回はホームホワイトニングについて詳しく解説しました。歯を自宅で白くするためには、しっかりと容量などを守ることが大切です。ホワイトニング後はなるべく着色させず、白い歯を維持するようにして、きれいな白い歯を手に入れましょう。

ホームホワイトニングで白い歯を手に入れたいと思ったら、ぜひ、WITH DENTAL CLINICへ相談してみましょう。無料カウンセリング予約も受け付けています。まずはホームページを見て、どのような施術が受けられるのかを確認してみてください。

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