公開日: 2023年5月1日
裏側矯正・リンガル矯正にかかる期間はどのくらい？短くなるケースも紹介
矯正といったら、ワイヤーが見える表側矯正というイメージを持つ人も多いでしょう。しかし、近年ワイヤーが見えない裏側矯正・リンガル矯正も最近、注目されています。そんな、裏側矯正・リンガル矯正についての気になる期間などを紹介します。
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裏側矯正・リンガル矯正とは
最近、話題になっている裏側矯正・リンガル矯正ですが、そもそもどのようなものなのでしょうか。
ここで、少し詳しく見ていきましょう。
裏側矯正・リンガル矯正とは、従来の表側で矯正と使う器具は同じで、ワイヤーやブラケットを使用して歯の裏側に器具を装着する矯正方法です。舌側矯正ともいわれています。
表側矯正では、ワイヤーやブラケットが見えてしまいます。誰が見ても矯正をしていることが分かってしまいますね。
近年では、歯列矯正をしていることを知られたくないという声が増えました。そこで登場したのが裏側矯正・リンガル矯正です。舌側、つまり歯の裏側に取り付けて矯正を行うので、歯列矯正をしていることを知られずに矯正ができ、昨今話題になっています。
裏側矯正の治療期間はどのくらい？
歯列矯正をしていることを周囲に知られずに歯並びがきれいになるのは、非常に嬉しいことですね。
ただ、表側ではなく裏側に装着する裏側矯正・リンガル矯正は、どのくらいの治療期間になるのでしょうか。表につける表側矯正と治療期間は、異なるのでしょうか。
表側矯正の治療期間は、平均で２年〜３年となっています。一方の裏側矯正・リンガル矯正の治療期間の２年～３年と、表側矯正の治療期間と変わりはありません。
裏側矯正・リンガル矯正、表側矯正のどちらも治療治療期間については、同じなので裏側矯正・リンガル矯正だからといって治療期間が長くなるわけではないのです。
ただ、あくまでも平均治療期間なので、歯の噛み合わせ具合や歯列の状態などによって治療期間が、短くなるケースや長くなるケースもあります。
治療期間が短くなるケース
どのような場合、治療期間が短くなるのでしょう。それは、個人差があるので一概にはいえませんが、歯が移動するのが早い人や元来歯列がきれいな人などは、治療期間が短くなることがあります。新陳代謝が良い人は、歯の動きが良いので治療期間が短くなるケースがあります。
治療期間が長くなるケース
では、逆に治療期間が長くなる場合はどうでしょうか。こちらも個人差がありますが、歯並びの凸凹が多い場合には治療期間が長くなることがあります。
それ以外にも、歯列以外の治療が必要となった場合、矯正装置の装着を怠った場合、また矯正治療自体をお休みしてしまった場合などは、治療期間が長くなってしまうケースがあります。
矯正の期間については、平均の２年～３年よりも前後に少し幅を持たせた期間を想定しておくと良いことでしょう。
裏側矯正とインビザラインの治療期間の違いを比較
裏側矯正と同じくらいに、近年話題と人気が高まっているマウスピースを用いて矯正を行うのがインビザライン矯正です。裏側矯正とインビザライン矯正では、治療期間はどうなのでしょうか。
裏側矯正の治療期間は、平均して２年〜３年と先程もお伝えしましたが、インビザライン矯正での治療期間もやはり平均２年〜３年かかります。
インビザラインの場合は、短い場合だと１年半ほどで治療終了する場合もあるようですが、多くの場合は、やはり２年〜３年の期間が必要になります。
なので、双方を比較しても裏側矯正でもインビザライン矯正でも治療期間については、差がないということになります。
出っ歯（上顎前突）の裏側矯正の期間はどのくらい？
上の前歯が必要以上に前に出てしまっている出っ歯（上顎前突）は、しっかりと口を閉じることができなかったり、前歯が乾燥しやすくなったりとトラブルも色々とある歯並びの一つです。見た目の部分でもコンプレックスを抱える人も多くいるでしょう。
そんな、出っ歯（上顎前突）を裏側矯正で治療するとどれくらいの期間がかかるのしょうか。出っ歯（上顎前突）の裏側矯正にかかる期間は、一般的な矯正期間と同様に２年～３年かかります。抜歯を伴わないケースの場合は、１年～２年と短くなるケースもあります。
反対交合・下額前突の裏側矯正の期間はどのくらい？
反対交合・下顎前突は、受け口とも呼ばれることもある噛み合わせで、下前歯が上の前歯よりも前に出ている噛み合わせです。さまざまな要因があるとされますが、遺伝的要因も多いといわれているのが反対交合・下顎前突です。
そんな、反対交合・下顎前突の裏側矯正の治療期間は、どの程度かかるのでしょうか。気になる反対交合・下顎前突の裏側矯正の治療期間ですが、平均では、1年半～２年半ほどかかります。
反対交合・下顎前突の症状によっては、外科的治療を用いることもあるので、その場合は全体的に治療期間が延びてしまう場合もあります。
過蓋交合の裏側矯正の期間はどのくらい？
過蓋交合は、ディープバイトとも呼ばれる噛み合わせで上の前歯が下の前歯を覆い被さるほど深く噛み合っていしまっている噛み合わせになります。過蓋交合も要因はさまざまですが、放っておくと顎関節症になりやすいとされている噛み合わせになります。
過蓋交合の裏側矯正期間は、どのくらいの期間かかってくるのでしょうか。過蓋交合の場合もやはり他の矯正期間と同様に、平均で２年～3年の期間を要します。こちらも抜歯の有無によって、抜歯なしの場合の方が、裏側矯正の治療期間も短くなる傾向にあります。
どの噛み合わせでも、平均的な裏側矯正の治療期間には、さほど変動なく２年～3年ほどかかることが多くみられます。
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裏側矯正の期間に関するQ&A
裏側矯正の期間については、平均的な治療期間は、２年～３年を必要とすることは、どの噛み合わせでも大きな差がなく、表側矯正とも治療期間に変化は見られないとうことは、わかったことでしょう。
この他にも裏側矯正に関するQ＆Aがありますのでいくつかみていきましょう。今回は、こちらの質問について答えていきます。
裏側矯正でのゴムかけはいつまで着けるの？
表側矯正でも用いるゴムかけですが、そもそもゴムかけとはなんのために行うのでしょうか。ゴムかけは、上顎の矯正装置と下顎の矯正装置に引っかけることによって歯を動かすためにゴムかけを行うのです。
ゴムかけは、矯正の中盤から終盤の歯並びが整い始めたころに行うことが多くかみ合わせを整わせるためには必要な治療となります。そんなゴムかけには、いくつか種類や段階があります。よって、ゴムかけにかかる期間には、個人差が出てきます。
ゴムかけは地味にめんどくさい作業なので、個人差が大きく出てしまう治療になります。地道に頑張れば、１、２ヶ月で終わるケースもありますし、サボりがちになってしまうと、1年以上の期間が必要になるケースもあります。
地味だけど重要なゴムかけなのでサボりがちになってしまうとなかなか治療も進みません。
このゴムかけは、自分で行わなければならないので余計に治療期間に、個人差が出てしまう治療になります。
裏側矯正でのバイトアップ期間はいつまで？
バイトアップも、表側矯正同様に必要な治療のひとつです。バイトアップとは、奥歯の噛み合わせが噛み合うころに噛み合わせをあげるためにレジンと呼ばれるプラスチックを張り付けることをいいます。
このバイトアップの治療期間がどの程度かかってくるかといいますと、平均してだいたい、３ヶ月〜半年くらいのケースが多くあります。しかし、こちらも個人差がありますのでへいきんよりも長くなってしまう場合もあります。
このバイトアップの治療期間中は、レジンのプラスチックを取り付けている部分が多角なっているので、口が塞ぎにくくなったり、特に食事がしにくいなどの問題があります。
徐々に慣れてくるようではありますが、この期間が一番辛いと感じる人も多いのが現実です。そんな、辛いと言われるバイトアップの治療期間は、数ヵ月続くわけですから早めに終わらせたいと感じる人も多くいることでしょう。
裏側矯正・リンガル矯正の期間は大体2～3年
裏側矯正・リンガル矯正の期間について、詳しく紹介してきました。裏側矯正・リンガル矯正も表側矯正の治療期間の長さと同様であり、行う施術も同様であることがわかりました。
異なるのは、装着するワイヤーやブラケットを表側に取り付けるか裏側に取り付けるかということなのです。
また、最近人気が高く話題になっているインビザラインと裏側矯正の治療期間についても紹介しましが、こちらは双方の治療手順や方法がワイヤーを用いる裏側矯正とマウスピースを用いるインビザラインで、大きく異なるのに期間には大きな差がありませんでした。
さらに、反対交合・下顎前突、出っ歯・上顎前突、過蓋交合のような特殊な噛み合わせの裏側矯正の治療期間についても紹介しましたが、こちらもどの噛み合わせの場合であっても表側矯正の治療期間との大きな差がありませんでした。
抜歯の有無によっては治療期間の短縮が見られることや、元々の歯並びや噛み合わせの状態によって治療の経過もことなってきますので、治療期間の長さ短さには個人差がでてきてしまうのが現状です。
また、インビザラインではなくワイヤーやを伴う矯正で行うゴムかけやバイトアップなどの治療もご自身の手間や苦痛などを感じる部分でもあります。
ゴムかけは、矯正治療では重要になるのですが、やはり手間がかかる分かなり個人差がでてしまい、治療期間にも左右されてきてしまいます。
バイトアップは、数ヵ月となってはいますが、食べることに辛さを感じる人が多く、数ヵ月間が大変であると言う声が多く聞かれます。
見えない矯正の裏側矯正であってもゴムかけやバイトアップはさけて通れない道では、ありますので、期間の長さだけでなく辛さや手間もあることを頭にいれておくのが良いのかもしれません。
その上での裏側矯正の期間は、2年～3年かかるということなのですね。
裏側矯正やリンガル矯正に関して、疑問や質問があってなかなか踏み出せない、といういう人は、WITH DENTAL CLINICに連絡してみてください。
無料のカウンセリング予約も受け付けているので、気になることはすべて聞いてみましょう。施術メニューも豊富なので、症例に合った矯正方法を提案してもらうことが可能ですよ。
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