公開日: 2023年5月1日
マウスピース矯正で口ゴボは治せる？原因や影響についても解説
日本は過去、歯に関しては海外より少し無頓着でしたが、近年海外のことを簡単に調べることができる時代の変化とともに、口元にも気を遣う人も増えてきました。今回は口ゴボについてのことや、今人気のマウスピース矯正についての情報を調査し紹介します。
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口ゴボとは
まず口ゴボとはなんなのか、と言う方に向けて説明いたします。
口ゴボとは、鼻先から顎を直線で結んだ際に口元が直線上にあれば美しい横顔とされるのに対し、口元が直線よりも前にモコッとしている状態を「口ゴボ」と言われることが多いです。
立体的な顔の西洋人より平面な骨格のアジア人に多く見られます。顔を正面から見た時には比較的目立たないものの、横顔を見た時に、あまり造形的に綺麗ではないため気にさ
口ゴボの主な原因
口ゴボの原因の多くは出っ歯にあります。ただ、通常の出っ歯は上の前歯だけが前方に突き出ている状態のことですが、口ゴボの場合は下の歯のみ出ている、上下の前歯が共に前方に突き出ている場合もあります。
出っ歯が主な原因ですが、さらに詳しく出っ歯になってしまう原因を見てみましょう。
遺伝的な要因
元々遺伝的に口ゴボになりやすい要因があります。前歯が正しい位置・角度で生えなかった、元々歯のサイズが大きく前に迫り出してしまった、骨格の問題やズレなどが挙げられます。こればかりは予防などもしようがないのでどれだけ気をつけていても口ゴボを招いてしまうことにつながります。
アデノイド肥大
アデノイド肥大という言葉を聞いたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
アデノイドとは、喉の近くに存在するリンパ組織で、この組織が肥大化した状態のことをアデノイド肥大と呼びます。アデノイドが肥大すると顔の形が歪んでしまい、その結果口元がモコっと膨らんだ状態になり口ゴボに繋がります。
またアデノイド肥大を起こすと、口ゴボ以外にも鼻詰まりがひどくなる、さらに口呼吸の回数が増えるという負のループが繰り返されることになり、もっと進行が進むと中耳炎など耳にまで影響が現れることもあるようです。
後天的な癖
口ゴボは普段の癖からも要因になるケースもあります。後天的な例として指しゃぶりや舌で前歯を押す癖、口呼吸をしてしまうなど日常的な行いなどです。関係なく思える柔らかいものばかりを食べることも要因になってしまうこともあります。
これらの癖は少しずつ歯を動かしてしまい、歯並びや顎の形成に悪影響を及ぼして、口ゴボになる原因になります。子ども時代のみでも、大人であってもこの癖が原因で口ゴボになる場合が大いにあります。
以上が主な原因です。遺伝性という難しいものもありますが日常生活の何気ない癖でも口ゴボになってしまうのは驚きですよね。
次は、口ゴボによる影響はどのようなものがあるかをまとめてみました。
口ゴボによる影響
口ゴボによる影響は、どのようなものがあるか見ていきましょう。
見た目が気になる
やはり多くのケースは見た目を気にする方が多いです。よく理想の横顔としてあげられるのは、鼻先から顎を直線で結んだ際に口元が直線上にある「Eライン」と呼ばれる顔が理想とされます。
口元がモコっとしているとそれだけであまり綺麗とは言いづらいですし、見た目に自信を持てない要因にもなります。
虫歯や歯周病などの病気のリスク
口ゴボは出っ歯が原因である場合が多く、出っ歯は口を自然に閉じづらくします。そうすると無意識に口が空いた状態になり、口で呼吸をしてしまうことも多いです。かなり無意識にしてしまっていて気づかない方も多いのでしょうか？
そうした状態が続くと、口腔内が乾燥しがちです。また乾燥により唾液がでづらく、唾液のもつ自浄作用がうまく機能しなくなるため、結果として細菌が口内で繁殖し、虫歯や歯周病の進行を早めてしまいます。こうしたリスクを孕んだ口ゴボは、決して見た目だけでなく健康面にも影響を与えるものなので、歯列矯正をおすすめします。
マウスピース矯正とは
マウスピース矯正とは、従来のワイヤーではなく透明なマウスピース型の装置を使用した矯正方法です。透明なので目立たず自然で、周囲の人に矯正がバレにくいのが特徴です。
人と会う・喋る機会が多い仕事の方でも、他人にバレずにこっそり歯列矯正を行えるマウスピース矯正は、どの年代の方でも負担の少ない画期的な矯正方法といえます。
マウスピース矯正には種類がいくつかあるのですが、インビザラインと呼ばれるものが最も一般的です。世界中で800万人以上の治療実績があり、矯正先進国として知られるアメリカやカナダでは、およそ70%以上の歯科医がインビザラインを採用しています。
マウスピース矯正の中で治療実績が最も多く優秀とされているのが、このインビザラインです。
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マウスピース矯正で口ゴボが治せないって本当？
マウスピース矯正でよくある質問として、マウスピースだけでは口ゴボは治せないという噂がよ
くあります。知恵袋などで検索しても、マウスピース矯正だけでは治らなかったと言う意見も結構ヒットしますし、果たして大丈夫なのかと心配になりますよね。
こちらの答えとしては「ケースによる」と言うものが最も正解なのではないかと思われます。
理由としては人の身体にはそれぞれ個性や特徴があるように、歯や口腔内、骨格にも個人差があります。
軽度の口ゴボや、元々の歯並びがあまり悪くない方ならマウスピースのみでの治療でしっかりと改善されますが、歯が大きすぎる場合や歯がずれて生えている、骨格の問題などがあれば抜歯やワイヤー矯正の併用などが必要になりますし、骨格の問題が原因の口ゴボなら、骨を切るなどの手術の必要が出てくる場合もあります。
ケースバイケースということになるため必ず治らないわけでもないし、どんな人でもマウスピースのみで治るわけではないという事になります。
以上の点を踏まえて次にメリットとデメリットも見てみましょう。
マウスピース矯正のメリット
メリット１ 目立たない
やはり１番のメリットはここにあると思います。従来のワイヤー矯正は話したり笑ったりするとどうしてもワイヤーが目立ってしまいましたが、マウスピースの場合透明なのであまり目立ちづらいというメリットがあります。人前で話す際や、接客業の方も目立つ事なく歯の矯正ができます。
メリット２ 取り外しができる
食事の際やどうしても外さなければならない場合などがありますが、マウスピース矯正の場合取り外しが可能です。これにより食事もストレスなく行えるほか、しっかりと歯磨きもできるため、矯正による負担が軽いです。
メリット３ 応用がきく
メリット２で紹介したように取り外しができるので、その場面に応じて取り外したりなどの応用が効きます。またケースによりますが、ある程度のスポーツや、笛などの楽器をマウスピースを装着しながら使用することも可能ですので、学生の方にもオススメです。
マウスピース矯正のデメリット
デメリット１ 長時間の装着が必須
マウスピース矯正は、長時間（20時間以上）装着する必要があります。
「取り外しができる」メリットの裏返しとして、長時間装着するには矯正される方の努力が必要となります。使用者本人の努力によって治療効果が左右される、という点が大きなデメリットの一つと言えるかもしれません。
ただ逆に考えれば、必ず装着することを徹底していれば効果はしっかりと現れるので、食事や歯
磨きの時、お仕事でどうしても必要な時の短時間以外は常に装着し、マウスピースを極力外さないようにすることを意識すれば解決できます。
デメリット２ 難しいケースは苦手
マウスピース矯正では難しい症例の対応が難しいということが良く言われますが、理由として先ほど挙げた歯の生え方が真っ直ぐではないなどの場合、「歯の回転を取る、細かい動きが苦手」ということが挙げられます。
100%マウスピースだけでの治療にこだわると、難症例の場合に治療が困難になることは事実です。
こういったケースは部分的にワイヤーをし、それ以外はマウスピースでという矯正方法になるためバランスが必要になってきます。
マウスピース矯正の費用や期間は？
マウスピース矯正についての理解が深まったところで、皆さんの気になる、費用と期間についても調べてみました。
まず期間から発表すると、マウスピース矯正の期間の目安は5ヶ月〜2年です。
早ければ数ヶ月で口ゴボから解放してくれるのはとてもありがたいですよね。次はケース別の治療期間を見てみましょう。
前歯中心の部分矯正
奥歯は矯正せず、笑った時に見える前歯のみの場合、抜歯なども考えていない場合は5〜12ヶ月が目安になります。すきっ歯などの矯正だと3ヶ月で終わるようなのでなかなか歯は動いてくれるみたいです。
とはいえ個人差などはやはり出てきますので、ある程度前歯のバランスを整えるくらいなら長くても6ヶ月ほどで済みますが、抜歯せずに前歯を引っ込めたい場合なら期間は多めに見て12ヶ月はかかります。また、前歯が大きい場合スペースの問題から抜歯を提案されることもあります。
奥歯も含む全体矯正
全体矯正の場合、前歯以外の奥歯の噛み合わせや歯並びを改善すると同時に、八重歯や出っ歯などの悩みも同時に解決できます。
奥歯を含めた矯正の場合、動かす歯のスペースを確保するための抜歯をするかしないかで治療期間が大幅に変わります。前歯のみの部分矯正と比べて、抜歯ありの場合、少なくとも1-2年くらいはかかるでしょう。
速さを求めるあまり前歯だけと言うのはバランス的にも悪くなるため全体的に矯正することがやはりおすすめと思われます。
続いて価格ですが、
前歯中心の部分矯正の場合は20万〜70万円
全体矯正なら80万〜100万円
が目安となります。
マウスピース矯正は費用などが病院によって少し変動があるものが多いですがある程度の目安はこのくらいの値段ですね。分割払いも対応しているものが多く、月々の負担は1万円ほどで済む場合もあるので、手軽に始められるでしょう。
マウスピース矯正はどんな人にオススメ？
ここまでマウスピース矯正についてまとめてきましたがどのような人にオススメなのか再度振り返ってまとめてみましょう。
見た目を気にされる方
マウスピース矯正は透明で矯正っぽさが周囲からわかりづらいため見た目を気にされる方には向いています。通常のワイヤー矯正はやはり笑った時や喋る時にどうしても目立ちます。
目立たせたくない人向けに歯の裏側にワイヤー矯正をする方法もありますが、この場合最安で70万円ですので、マウスピース矯正よりも価格が高くなります。
マウスピース矯正はワイヤー矯正のいいとこ取りなので、綺麗な歯並びにもなる上に、目立たないので、女性はお気に入りの口紅などをオシャレを思い切り楽しめるところも魅力などではないでしょうか。
継続できる人
マウスピース矯正は取り外しができるため利便性があるものの継続しなければ意味がないものになります。ほぼ1日中使用し、欠かさずつけることが面倒に感じる方ならあまり向いていないかもしれません。
外すタイミングは歯磨きや食事などの場面なのでうっかり外したまま忘れていた・慌ただしくてずっと付けっぱなしだった、となる方は注意が必要です。
とはいえこれを機に習慣つけようという意志を曲げなければ、綺麗な口元になり、口ゴボからサヨナラできますよ。
マウスピース矯正で失敗しないためには
最後に失敗しないためにはどうすればいいかもみていきましょう。
マウスピース矯正で失敗しないためには、とにかく継続をすることです。
実は最近のマウススピース矯正は技術の進化により、通常のワイヤー矯正とほとんど同じ速度で矯正できます。ワイヤー矯正は歯にしっかり装着されるため、特に意識しなくても勝手にはを矯正してくれますがその分定期的な健診なども必須です。
一方マウスピース矯正は定期的な検診も少なければ外すことも自分の意思でできるため、意外と装着に疎かになりやすいです。ですので、もし継続に不安があるならばワイヤー矯正にした方が安心かもしれません。
徹底的に装着する事が大事になるので、ご自身の意識で失敗は防げるのではないかなと思います。
マウスピース矯正は事前にしっかりドクターと相談する事になるので、歯が変に動いてしまったと言う事例は少ないですし、歯が引っ込んでも見た目が変わってくるため、シミュレーションもしっかりと行うと失敗も少ないですよ。
まとめ
今回はロゴボとマウスピース矯正で治せるのかという事について調べてみました。
どんな症状にも万能に治せるわけではないですが、手軽に目立たせず、費用も抑えられるマウスピース矯正はおすすめの治療法といえます。
オススメなクリニックは、WITH DENTAL CLINICです。
こちらのクリニックではマウスピース矯正を始め、一般の歯科や審美などの歯に関する豊富な治療が充実しています。口ゴボ改善だけでなく、口元をトータルで綺麗にできたらよりいいですよね。現在無料でカウンセリング予約も受け付けているので相談だけでもおすすめです。
見た目に気を遣う社会だからこそ、ぜひ相談だけでもいいので、検討してみてはいかがでしょうか。
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