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公開日: 2023年2月23日

e-max(イーマックス)とは?メリット・デメリット・セラミックとの違いや価格相場を紹介

審美性の高いセラミック素材の種類で、e-max(イーマックス)という素材があるのをご存知でしょうか。従来のセラミックの中であらゆる面で優れた特性があり、現時点で最高品質のセラミックと言われています。

この記事ではe-maxの特徴、メリットやデメリット、価格相場について詳しく解説していますので、気になった方はぜひ最後までご覧ください。

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e-max(イーマックス)とは

e-max(イーマックス)とは

e-maxとはスイスのイボクラールビバデント社が開発した、セラミックの素材です。正式名称は「エンプレス・マックス」で、一般的には「e-max(イーマックス)」と呼ばれます。

審美性が高いことはもちろん耐久性にも優れており、次世代のオールセラミックとも言われています。

e-maxの特徴

e-maxは従来のセラミックと比較すると強度が高く破折しにくいのが特徴です。そのため、お口の状態によっては、奥歯にも向いています。そしてメタルフリー(金属不使用)なので、金属アレルギーの方も安心して治療を受けることができます。

e-maxとはどんな素材?

二ケイ酸リチウムガラスを主成分とした、審美性に優れたガラスセラミックです。そして、審美性だけでなく、従来のセラミックの弱点でもあった強度も補うことができます。

通常のセラミックe-max天然歯
強度100MPa前後400MPa前後350MPa前後

e-maxの強度は天然歯の強度に近いので、強く歯ぎしりやくいしばりをした場合にも、天然歯に負担がかかりにくいのも特徴です。

e-maxとオールセラミックの違い

e-maxとオールセラミックの違い

e-maxとオールセラミックの違いは、e-maxのほうが耐久性が高いことです。その理由は、e-maxの素材が柔らかすぎず、硬すぎないからです。もし素材が天然歯よりも硬すぎると、歯と歯を噛み合わせたときに負担がかかって、天然歯だけがすり減ってしまいます。その点、e-maxの素材は天然歯に近い強度なので天然歯に負担をかけることもなく、歯全体の耐久性に優れた素材と言えるのです。

そしてクリニックによりますが、オールセラミックはアルミナという素材のフレーム(強度)に、ポーセレンと呼ばれるセラミックを焼き付けたものが一般的です。フレーム自体、強度は高いですが強い力が加わることで破折してしまう恐れもありました。その点e-maxはフレームがないので、全体的な強度が高く審美性にも優れています。

ただしe-maxの強度が高いとはいっても、他のセラミック素材と比較して絶対に破折しないと断言できません。どれぐらい長持ちするかは、お口の状況やメンテナンスの有無によって大きく変わってきます。定期的なメンテナンスを受けたら10年以上持つ可能性もあるのです。そのため、定期的なメンテナンスでe-maxはもちろん、お口全体の状態を良い状態にできるよう心がけましょう。

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e-max(イーマックス)のメリット

e-max(イーマックス)のメリット

e-maxのメリットについて解説していきます。

審美性と強度が高い

e-maxは、透明感があり審美性がとても高いです。従来のオールセラミックの中で、e-maxは白さや透明感のいずれにおいても、もっとも優れていると言われています。色調も自由に調整できるので、天然歯に近い質感に近づけることができます。

そして、従来のセラミックと比較すると強度も高いので、破折しにくいのもメリットです。

金属アレルギーの心配がない

e-maxは金属を全く使用していませんので、金属アレルギーがある方も安心して治療を受けることができます。金属アレルギーはお口の中だけでなく、血液の循環で身体全体に悪影響を及ぼす可能性もありますので、健康のためにもメタルフリー(金属不使用)が望ましいです。

虫歯になりにくい

保険治療の金属を被せるときに使用するセメントは、時間の経過とともにお口の中で溶けだしてしまうことがあります。そうなると金属が脱離してしまったり、脱離しなくても金属と歯のすき間に汚れや虫歯菌が入り込んでしまい、虫歯になる可能性がでてくるのです。

e-maxの場合は、天然歯と分子レベルで強固に接着するのですき間ができることもなく、虫歯菌が入り込むこともないので、虫歯になりにくいと言えるでしょう。

硬すぎないので自分の歯を痛めにくい

セラミックの強度は、高ければ高いほど良いというわけではありません。極端に硬すぎると、天然歯がすり減ったり、破折してしまう恐れもあります。

e-maxの成分である二ケイ酸リチウムガラスは、天然歯の表面のエナメル質に近い硬さが特徴です。そのため、噛み合う天然歯を痛めたりすることもありません。噛み合う天然歯に負担をかけることもなく、安心して快適に使用することができます。

e-max(イーマックス)のデメリット

e-max(イーマックス)のデメリット

e-maxにはたくさんのメリットがありますが、デメリットが全くないわけではありません。デメリットについて解説していきます。

金属と比較すると耐久性が劣る

このデメリットはe-maxだけでなく、セラミック全般にいえることですが、金属と比較すると耐久性、強度は少し劣ります。特に症例にもよりますが、多数歯のブリッジの被せ物はおすすめできません。

見た目の透明感が高いので、アンバランスに見える可能性がある

e-maxは透明感が非常に高く審美性が優れているので、ほかの天然歯によってはe-maxの美しさのほうが目立ってしまい、審美性において全体的に見た目がアンバランスに見えてしまう可能性があります。

保険適用外なので、治療費が高額になる

e-maxは保険適用外なので、治療にかかる費用は全額患者さんの自己負担になります。

e-max(イーマックス)はこんな人におすすめ

e-max(イーマックス)はこんな人におすすめ

前歯をキレイにしたい

セラミックの中でも、e-maxは審美性が非常に高く、自然な美しさと耐久性を兼ね備えています。見た目の美しさにこだわりたい方、特に前歯をキレイにしたいと考えている方におすすめです。

歯を長持ちさせたい

e-maxを接着した歯は、天然歯とe-maxとのあいだにすき間ができることも少ないので、虫歯のリスクを減らせることができプラークも付着しにくいので、歯を長持ちさせることができます。そしてe-maxの強度の点からしても、接着した歯だけではなく噛み合う天然歯への負担も減らせるので全体的な歯を長持ちさせることも可能です。

安全性が高い治療をしたい

保険治療の被せ物や詰め物で使用される金属は、一般的に「パラジウム合金」という金属を使用します。このパラジウム合金は金属アレルギーを起こす可能性もありますし、リンパ球に悪影響を起こしやすいと言われており、欧米やヨーロッパでは使用されない傾向にあります。

e-maxは金属を一切使用しないので、身体への安全性が高く健康被害の心配がありません。

e-max(イーマックス)の価格相場

e-max(イーマックス)の価格相場

e-maxは自由診療なので、クリニックと詰め物(インレー)か被せ物(クラウン)かによって価格が変わります。

一般的には、インレーは4万円~8万円で、クラウンの場合は5万円~15万円です。

上記の費用はあくまで一般的な治療費(税別)です。

まとめ

まとめ

いかがだったでしょうか。e-maxは審美性と耐久性に優れている素材ですが、お口の中の状態によっては短期間で寿命を迎えてしまう恐れもあります。e-maxは自由診療になり、比較的高額な治療なので、寿命を短くしないようにしたいですよね。

WITH DENTAL CLINICでは無料でカウンセリングを行っています。

お口のお悩みや不安に思っていること、詳しくお話しをお伺いしますので、まずはお気軽にご相談くださいね。

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