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公開日: 2023年4月30日

矯正中の食事で噛めないほどの痛みはいつまで?対処方法を徹底解説

歯列矯正における痛みについて、気になっている人も多いのではないでしょうか。特に、痛みがある時の食事について知りたい人は多いでしょう。実際のところ、矯正方法や矯正のステージによっては痛みがあったり、痛みで食事をしにくい人もいます。

歯列矯正の痛みについてどのくらい痛みが続くのか、痛い理由、痛い時のおすすめの食事について解説をしていきますので、ぜひ参考にしてください。

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矯正治療で食事をすると痛い原因はなに?

矯正治療で食事をすると痛い原因はなに?

現在矯正治療を受けていて、痛くて食べられない場合、なぜこの痛みは何が原因で、いつまで続くのかと心配していませんか? 

矯正治療中の痛みや食事がとれない主な原因は次のとおりです。 それぞれの理由を説明します。

矯正治療で歯が動くので痛い

矯正治療中は歯に圧力をかけて動かしますが、治療中の食事は歯の痛みの原因となります。歯を動かすと痛む理由は、「歯槽骨」という骨の中に埋まっている歯が、動いて骨が溶けるからです。 ひどい場合には、食べられないほどの痛みを経験する人もいます。

どれくらいの期間痛くて食べれないか

ただし、アライナーを装着してから数日は歯が動くことによる痛みが続きますが、歯が計画した位置まで移動すると圧力がなくなるので、1週間ほどで痛みは治まります。装着後2~3日くらいが痛みのピークで、食事も制限されますが、徐々に痛みは治まっていきます。

また、アライナーの違いや個人差によるものですが、アライナーの調整や交換をおこなうたびに約1週間くらいは、食事中に歯を噛むと歯が浮いて軽い痛みを感じます。しかし、ある程度歯並びが整い、歯の移動量が減少してくると、調整後の痛みは徐々に減っていきます。

矯正治療中の口内炎の痛み

カルタ口内炎は、矯正器具の物理的刺激によって引き起こされます。これは、アライナーが舌や口の粘膜に接触することが原因で、ワイヤーやブラケットを口の中に取り付けるブラケット矯正をおこなっている場合に発生する可能性が最も高くなります。

たとえば、矯正装置の一部が歯ぐきに食い込んだり、飛び出したワイヤーが頬にささったり、裏側矯正装置が歯の裏側や舌にこすれたりして、口内炎が発症します。このように、カルタ口内炎は、矯正器具の物理的刺激によって引き起こされます。

食べ物を噛むことによる刺激

矯正治療中は歯が動くため、歯は敏感になり、かみ合わせは常に変化します。 そのため、食事中痛みではなくても、噛むと不快感や食べづらさを感じることがあるでしょう。

たとえば、過敏な状態の歯であれば、肉や野菜などの歯ごたえのある物を食べることで刺激を受けると、痛みを発症したり、矯正器具と歯の間に食べ物が詰まって不快感が増すことがあります。

歯列矯正中の食事で噛めないほどの痛みはいつまで?

食べ物を噛めないほどの痛みを訴えるほとんどの人は、装具を付けて最初の 2、3 日目が多いようです。矯正治療の種類により装着する矯正装置が違い、痛みの程度は人それぞれ異なりますが、ほとんどの患者の痛みのレベルは徐々に弱まり、約 1 週間後には痛みがなくなります。

一番痛いと感じるのはどんなときか見てみましょう。

歯列矯正で痛みを感じることが多いのはどんな時?

歯列矯正で通常痛みを感じるのは、次の 3 つの状況です。

  • 矯正装置を着用する
  • 矯正装置を調整したあと
  • 新しいマウスピースに交換したあと

これらの3つは、歯に最も力がかかるため、痛みを伴う傾向があります。矯正治療は、ワイヤーや矯正装置などの器具を使用して、歯を根元から動かしたり、角度を変えたりして歯並びを整えます。

そのため、治療開始時の装具装着時や装置の調整時に痛みを感じることが多いです。また、マウスピース矯正については、約10日~2週間でマウスピースを新品に交換しながら治療を行います。

マウスピースは10日〜2週間後に移動する歯の位置に合わせて作られるので、新しいものに取り替えた時には痛みが出ることがあります。

歯列矯正が痛くて食事が噛めない理由とは?

歯列矯正が痛くて食事が噛めない理由とは?

ここでは、痛みのために食べ物を噛むことができない 3 つの理由を紹介します。

  • 歯を動かす力がかかっているため
  • 器具が当たっているため
  • 噛み合わせのズレや噛んだ時の力によって

痛くて噛めない理由を詳しくみていきましょう。

歯の根元に力がかかっているため

矯正治療中は、器具で圧迫することで歯を動かすため、痛みで食べ物を噛むことができない場合があるでしょう。歯を根元から動かす必要があるため、力が歯の根もとに力をかけます。圧力がかかると、根元の骨が溶解または再形成され、歯が徐々に移動していきます。

器具が当たっているため

口の内側や舌に干渉し、食べ物が噛みづらくなることがあります。器具によっては口の中に軽度の痛みを引き起こす可能性があり、器具は口内炎を引き起こす可能性があります。ワイヤー矯正では矯正装置を歯の表面に装着するため、口腔粘膜に触れて痛くなることが多いです。

マウスピース矯正でも、歯を動かすためにアタッチメントと呼ばれる小さな突起を歯の表面に付けるので、アタッチメントが粘膜に当たって痛みを伴うことがあります。

噛み合わせのずれや噛んだ時の力によって

矯正治療を始めると、わずかな噛み合わせのズレや、噛む力で痛みを感じることがあります。これは、歯が動くと噛み合わせが変化するためです。矯正治療中は、歯の根元に力がかかると痛みが生じやすくなります。

噛み合わせがズレている箇所や、強く噛んだ歯の根元は、力が加わると痛みが出ることが多いです。咬み合わせについては、矯正中でも状況により微調整が必要な場合があります。痛みがひどい場合は、歯科医に相談してください。

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痛くて食事が噛めない時の対処法

痛くて食事が噛めない時の対処法

痛みで食べ物を噛めない時、対処ができると助かります。食べ物を噛めない場合は、次の 2 つの方法で対処することをおすすめします。

  • 矯正ワックスを使う
  • 痛み止めと併用

使い方や鎮痛剤の選び方などを詳しく解説します。

矯正用ワックスを使う

矯正ワックスを塗布することで、器具が当たって痛んだときの痛みを軽減することができます。アライナーによる痛みを和らげるために使用され、矯正歯科で数百円から千円で購入できます。

痛み止めを併用する

痛みがひどくて食べ物を噛むことができない場合には、鎮痛剤が推奨されます。

以下のような鎮痛剤があります。

  • アセトアミノフェン
  • イブプロフェン
  • ロキソプロフェン

ネットの記事をみていると、矯正治療中の痛みを和らげるためにアセトアミノフェンが推奨されているようです。実際には、鎮痛剤の成分によって歯の動きが変わったり、矯正中の痛みの出方に差があると感じたことはありません。

矯正装置に挟まりにくい食べ物

矯正装置に挟まりにくい食べ物

歯に食べ物が挟まると、歯に圧力がかかり痛みの原因となりますので、挟まりにくいものを食べましょう。筋状の食べ物は、矯正装置と歯の間に詰まる傾向があります。まぐろの刺身など筋が目立つものは、たたきにして食べるのがおすすめです。

また、痛くなくても、歯列矯正器具に引っかかってしまうと歯磨きがしにくくなる食べ物もあります。ねぎ、刻み海苔、ブロッコリー、しらすなどデリケートな食材は挟まりやすいので注意しましょう。

ビタミンB2を含む食べ物

ビタミンB2は、口内炎などの口内の傷を早く治す効果があるので、積極的に摂取したい食品です。レバー、うなぎ、チーズ、わかめ、納豆、アーモンドなどを豊富に含み、粘膜をこすっても治りが早いと期待されています。

しかし、上記の食品の多くは、矯正器具に詰まったり、噛みづらくなったりするため、矯正治療中には適していません。卵や鮭にもビタミンB2が含まれているので、卵焼きや卵スープ、鮭フレークを使ってお茶漬けにすると矯正中でも食べやすくなります。

ビタミンB6を含む食べ物

ビタミンB6は、粘膜の免疫力を維持する上で重要な役割を担う栄養素です。ビタミンB6を摂取すると、矯正器具が粘膜にある程度こすれても細胞が再生するため、痛みを感じにくくなります。

ビタミン B6 は、ニンニク、マグロ、カツオ、バナナに豊富に含まれています。生で食べるのに最適です。

マグロやカツオなどの魚はたたきにして、バナナはヨーグルトなどの乳製品と一緒に食べると効率よく摂取できます。にんにくは生で食べるのが難しいので、調味料としてガーリックパウダーを使い摂取するとよいでしょう。

歯が痛いときは何が食べやすい?

歯が痛いときは何が食べやすい?

歯が痛いときは、上記で述べた痛みを感じさせない食事をしましょう。歯に負担をかけすぎず、やわらかいものや水分の多いものを中心とした食事がよいでしょう。歯痛が続く場合は、噛まずに栄養補給ができるゼリー飲料やヨーグルトを飲むと痛みを感じません。痛みがひどくて長時間食べられない場合は、できるだけ早く歯科医に相談してください。

注意すべき食べ物

痛すぎて噛めない時、何を食べようか迷う方も多いでしょう。痛みがある場合は、次の食品をおすすめします。

  • 水分が多く柔らかいもの
  • ゼリー、すりおろしたフルーツなど
  • ビタミンB2とB6が豊富なもの

それでは、それらを1つずつ見ていきましょう。

水分が多く柔らかいもの

辛いときは、おかゆなど、水分が多いやわらかいものを食べるようにしましょう。おかゆの他に、以下もおすすめです。

  • 豆腐
  • おいしいカスタード
  • スープ

麺はいつもより長めに茹でると食べやすくなります。

ゼリーやすりおろしたフルーツなど

ゼリーやヨーグルトなど喉の通りが良いもの、すりおろしフルーツなども、喉が痛い時に手軽に食べられます。矯正治療を始める前に、必ずゼリーをまとめ買いしておきましょう。硬いものは痛みを感じやすいので、すりおろせるものはすりおろして食べると痛みが和らぎます。

ビタミンB2とB6を多く含むもの

口内炎になりやすい場合は、ビタミン B2 と B6 が豊富な食品を食べるようにしてください。これらの栄養素は、口内炎の予防や治療に効果があるといわれ、以下の食材に多く含まれています。

  • 海藻
  • サーモン、マス
  • 魚のソーセージ
  • 納豆
  • レバー
  • マグロの赤身
  • カツオ

もちろん、痛いのに無理に噛んで食べる必要はありません。食べやすい工夫を加えて、上記の食材を意識してとるようにしてください。ビタミンB2やB6を含むサプリも市販されているので、そちらも利用できます。

食べ残しが溜まりやすい部分

食べ残しが溜まりやすい部分

矯正治療をおこなうと、食べ残しが溜まりやすい部位が出てきます。歯列矯正用ワイヤー矯正器具を使用すると、矯正器具とワイヤーの間、または歯列矯正器具と歯茎の間に食べ物がたまりやすくなります。

インビザラインとマウスピース矯正の場合は、食事をするときはマウスピースを外して、矯正器具に食べ物が溜まらないようにします。

しかし、矯正器具の種類に関わらず、歯並びが悪いと歯と歯の間に食べかすがたまりやすく、歯ブラシでは取りきれません。食べ残しが溜まりやすい場所は個人差がありますので、歯医者に食べ残しが溜まりやすい場所を聞いてみるのも良いでしょう。

食べ物が挟まった時の矯正装置のお手入れ法

食べ物が挟まった時の矯正装置のお手入れ法

矯正治療中は、歯と歯ぐきの間に食べ物が挟まりやすいです。 食べ物が挟まった場合は、マウスウォッシュまたは歯ブラシを使用して口をきれいにします。矯正器具に食べ物が詰まった場合も、同じように掃除してください。 

食べかすが歯に挟まって取れにくい場合は、タフトブラシや歯間ブラシの使用をおすすめします。タフトブラシは、特定の箇所の食べかすをかきだすのに最適なブラシです。そのため、ワイヤー矯正器具をしていて歯ブラシがしづらい箇所が多いときは、常に携帯していると便利です。

マウスピースによる矯正治療の場合、矯正器具に挟まることはありません。歯並びが悪い部分を集中的に磨きたいと思うかもしれませんが、かみ合わせ部分も磨く必要があります。磨かれていない歯あるままでマウスピースを装着すると、虫歯になる可能性が高くなります。

マウスピースも同様に洗浄しないと雑菌が繁殖しやすいので、洗浄液につけてください。

矯正治療中の痛みを軽減するには「マウスピース矯正」がおすすめ

矯正治療中の痛みを軽減するには「マウスピース矯正」がおすすめ

毎日きちんと食事をとるので、痛みがあるととても不快に感じます。痛みを抑えられる矯正装具もあります。

矯正治療中の痛みや食事のしにくさの原因となる「歯が動くときの痛み」を和らげる矯正装置が、「マウスピース矯正」です。 「マウスピース矯正矯正」は、AIシミュレーションにより歯の移動量を算出し、歯や骨に負担をかけず、痛みを和らげます。

矯正治療の痛みが気になる方は、マウスピース矯正をご検討されることをおすすめします。

まとめ

矯正治療を始めてから2~3日後が一番痛いです。痛みは通常1週間程度で治まりますので、矯正ワックスや鎮痛剤、痛くても食べやすいものなどを試してみてください。

痛みの程度は、矯正の方法によって異なります。できれば痛みの少ない歯科矯正を希望しましょう。

痛みの少ない矯正器具をご希望の場合は、インビザラインを含むマウスピース矯正をおすすめします。矯正治療では、実際の患者さんの痛みや違和感に合わせて微調整したり、矯正方法を変更したりすることが多いです。

矯正治療については、複数の矯正方法に対応ができて、矯正中のさまざまなトラブルを治療できる矯正歯科医を選びましょう。

痛みの少ない歯列矯正を希望するならばぜひ、WITH DENTAL CLINIC へ相談してみましょう。無料カウンセリング予約も受け付けているので、希望に合った施術を受けることができます。まずはホームページを見て、どのような施術が受けられるのかを確認してみてください。

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