公開日: 2022年11月16日
ガミースマイルとは？原因や治療方法を解説
あなたは自分の笑顔に自信がありますか？
自信をもった笑顔は他人に対して癒しの効果があるだけでなく、人間関係にも大きく影響を与えるものです。
そんな笑顔に対して大きなコンプレックスをもってしまうと、人前で笑うこと自体が嫌になってしまうばかりでなく、他人と話すことも避けてしまうようになってしまうこともあります。
笑ったときに歯茎が見えすぎてしまうガミースマイルもそのコンプレックスのひとつ。
この記事ではガミースマイルとはどのような症状でどういったことが原因なのかということについてご紹介します。
ガミースマイルの治療方法についても併せてご紹介するのでぜひ最後までご覧下さい。
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ガミースマイルとは？どんな状態のこと？
笑ったときに上顎の歯茎が大きく見えてしまっている状態のことを歯科用語でガミースマイルといいます。
骨格の大きさ、上唇や口周りの筋肉、歯茎や歯の大きさ、歯並びが原因のことが多く、口を閉じている時にはまったく違和感を感じることがないのに笑ったときだけ歯茎が3㎜以上見えてしまう場合にはガミースマイルとみなされます。
ガミースマイルをコンプレックスに感じてしまうことで、笑うときに口を大きく開けて笑うことができなくなってしまったり、人前で笑った瞬間に手で口元を隠してしまう方も多くいらっしゃるのではないでしょうか？
では、どういったことが原因でガミースマイルとなってしまうのでしょうか。
ガミースマイルになる原因
ガミースマイルをコンプレックスに感じてしまうことで笑顔そのものに自信をもてなくなってしまうこともあります。
ガミースマイルは骨格の大きさ、上唇や口周りの筋肉、歯茎や歯の大きさ、歯並びの原因があげられますがそれぞれの原因の特徴について以下でご紹介します。
骨格の大きさや歯並びが原因のガミースマイル
遺伝が関係する骨格の大きさや歯並びなどは先天的な原因と後天的な原因がありますがこの2つが原因となって笑ったときに歯茎が大きく見えてしまうガミースマイルが生じてしまうことがあります。
前歯が突出している出っ歯のことを上顎前突といいますが、歯と歯茎の部分が出っ張った状態になり上唇が押し上げられることでガミースマイルが生じてしまいます。
また、噛み合わせが悪く、下の前歯と上の前歯の噛み合わせが深くなってしまうディープバイトと呼ばれる状態になってしまうことでもガミースマイルが生じます。
歯の生えている位置が低い場合にも歯と歯肉の位置が下がって見えてしまったり、上顎の骨が縦に長い面長の方もガミースマイルになりやすいという特徴があります。
口周りの筋肉や上唇が原因のガミースマイル
上唇を押し上げる上唇挙筋が発達していると笑ったときに必要以上に上唇を押し上げてしまって歯茎の露出が増えてしまいガミースマイルが生じてしまいますが、年齢を重ねるにつれて口周りの筋肉が衰えてガミースマイルが目立たなくなるケースもあります。
また、上唇が短く薄い方は口を開けたときに他の方よりも歯茎が目立ってしまいやすいためにガミースマイルが生じます。
歯茎や歯の大きさが原因のガミースマイル
歯茎だけが原因でガミースマイルとなってしまうことはほぼありませんが、歯並びや骨格などの原因が合わさってガミースマイルが生じてしまうことがあります。
例えば歯茎が発達しすぎて歯に被ってしまっている場合、自然と歯茎が見える幅が広くなってしまうでしょう。
そして、一般的な歯の大きさと比較して小さい歯の場合にも歯茎が強調されて見えてガミースマイルだとみなされるケースもあります。
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ガミースマイルを放置する3つのリスクとデメリット
口を開けて笑ったときに歯茎の部分が強調されてしまうガミースマイルは放置しておくとどのようなリスクがあるのかご存知ですか？
ガミースマイルをそのまま放置してしまうことで生じる3つのリスクは以下の通りです。
口臭の原因になるリスク
ガミースマイルは歯茎の部分が露出してしまうため話していると乾きやすくなってしまいます。
その結果抗菌作用のある唾液の効果が下がってしまい口臭の原因になってしまうリスクがあります。
話しているときに自然と上顎の歯茎を舐めてしまう癖で不快な印象を与えてしまうこともあるので注意が必要です。
虫歯の原因になるリスク
歯茎が露出してしまうことで乾いてしまって唾液が少なくなり唾液による自浄作用や、抗菌作用の低下で虫歯のリスクを高めてしまうことがあります。
ガミースマイルは歯茎が少し露出しているだけだと思っていると思わぬ口腔トラブルに繋がってしまうリスクがあるということを理解しておくことが重要です。
ストレスを感じるリスク
他人と話すときに少し笑っただけで歯茎が露出して強調されてしまうガミースマイルにコンプレックスを感じている方も多いのではないでしょうか？
日頃の会話でガミースマイルを気にしすぎてしまうと小さなストレスが蓄積されてしまって人との会話そのものを避けるようになってしまうリスクがあります。
他人から自分がどう見られているかということを極端に気にしすぎてしまうことでストレスを感じてしまうのはとても疲れるので気にしすぎには注意しましょう。
ガミースマイルの治療方法
ガミースマイルを自分の個性だと認識してそのままにしている方も多いですが、人前で自信をもって笑えるようになりたいと願う方がほとんどです。
ガミースマイルは治療することで日頃のコンプレックスを感じずに自信をもって笑うことができるようになるので、長年悩み続けてきた方はガミースマイルの治療方法について理解するようにしましょう。
上唇粘膜切除術
笑ったときに歯茎の見える部分が3㎜以上の場合にガミースマイルだとみなされますが、上唇粘膜切除術を施すことで治療することができます。
上唇と歯茎の間の粘膜を切除してつなぎ合わせることで笑ったときに露出される歯茎の量を少なくすることでガミースマイルを改善します。
短時間での治療が可能ですが手術が必要です。
ボトックス注射
上唇挙筋が上唇を持ち上げすぎてしまうことでガミースマイルとなってしまっている場合には筋肉の緊張をほぐす注射をすることでガミースマイルを改善することができます。
注射ひとつで手軽な治療が可能ですが、半年ほどで注射の効果が切れてしまうため根本的な改善にはなりません。
歯肉切除
歯肉切除は歯に覆い被さっている歯肉を部分的に切除することで歯を大きく見せる治療で、歯が大きく見えることで歯茎の露出を少なく見せることができます。
レーザーで歯肉を切除するため、最短1日で治療を完了することができます。
歯冠長延長術
歯冠長延長術は一般的にクラウンレングスニングと呼ばれる施術で歯肉切除と同様にレーザーで歯茎を整えますが、同時に歯を支える歯槽骨の整形も行います。
歯槽骨を整えることで高さや幅を調整し歯の見える部分の大きさを強調させて歯茎を目立たなくさせます。
ただ、調整することができる量には限りがあることと、知覚過敏や虫歯のリスクが高まるという注意点があります。
上顎骨切り手術
面長であったり比較的上顎が長いことが原因でガミースマイルになっている方は、上顎骨切り手術によって上顎の骨を調整して骨格全体を整えてガミースマイルを改善します。場合によっては下顎の調整も必要になります。
矯正治療
骨格や歯並びが原因でガミースマイルになっている場合のほとんどがワイヤーやマウスピースなどを用いた矯正治療で改善することができます。
骨格の問題が大きい場合には外科手術と組み合わせる治療方法が効果的な場合もありますが、歯科矯正用アンカースクリューを用いる矯正治療だけでガミースマイルが改善できるケースも多くあります。
ガミースマイル治療のよくある質問
歯茎の露出を少なくして人前でも自信をもって会話したいけれど、ガミースマイルの治療に不安を感じているという方も多いのではないでしょうか？ガミースマイル治療に関するよくある質問についてまとめてみました
ガミースマイルって遺伝するの？
ガミースマイルそのものが遺伝するわけではなく、骨格や歯の形態などが複合することで上唇が押し上げられてガミースマイルが生じることがあるため、子供がガミースマイルになる可能性はあります。
小さな頃の習慣による後天的な上顎突出などであれば遺伝することはありませんが、同じような生活習慣を子供に行ってしまうことで、遺伝のようにガミースマイルになってしまうこともあるので原因を把握しておくことが必要です。
ガミースマイルは自力で治せる？
ガミースマイルは自力で治すことはできません。笑い方を工夫して歯茎が目立たないようにすることは可能ですが、その表情を常に意識しなければならないためストレスが大きくかかってしまいます。
上顎の筋肉が過度に持ち上がってしまう場合には加齢によって筋力が衰えてガミースマイルが徐々に改善されるケースもありますが、ほとんどの場合には自然に治るということはありません。
ガミースマイルの治療費用の相場はいくら？
ガミースマイルにはいくつかの治療方法がありますが、ボトックス注射を行う場合には2万円前後、切開を伴う手術は30万円〜40万円が一般的な相場です。
ボトックス注射などは効果が一時的なもので定期的に注射しなければなりません。
クリニックなどによってはキャンペーンなども行っていることもあります。
ここでご紹介している治療費は一般的な相場なのでクリニックによって値段は異なるということを理解しておきましょう。
ガミースマイルを矯正で治す際の治療期間はどのくらい？
ガミースマイルを歯科矯正で治療する場合にはセラミック治療やラミネートベニアなどの審美的な治療ではなく根本的な歯並びをゆっくりと改善していかなければならなりません。
そのため1年～2年半の治療期間が必要です。その間、１ヵ月に一度のペースで通院して外科治療を行う場合もあります。
ガミースマイルの治療って痛いの？
ガミースマイルを治療するための切開手術は麻酔を行うため痛みはありませんが、術後数時間で歯茎切開による痛みがでてきます。
約2日程度で痛みはなくなりますが、細菌感染や腫れがある場合には数週間痛みが続くケースもあります。
ガミースマイルの矯正治療は保険適用になるの？
ガミースマイルの矯正手術は審美的な自由診療となるため基本的に保険適用とはなりません。
上顎や下顎の骨格の問題で異常が生じてしまう顎変形症の場合にはセットバック法などの外科矯正の施術に保険が適用となります。
まとめ
この記事ではガミースマイルとはどういった症状で、どのようなことが原因でガミースマイルが生じてしまうのかということについてご紹介しました。
ガミースマイルは放置しておくと虫歯や口臭のリスクとなるだけでなく、笑うことや他人とのコミュニケーションに対してもストレスを感じてしまう原因となってしまいます。
WITH DENTAL CLINIC ではガミースマイルに関して専門的知識を有したスタッフが悩みに寄り添い無料でカウンセリングを行います。
自信をもってより楽しい毎日を過ごせるようになるためガミースマイルに悩む多くの方がカウンセリングで理解を深めています。
あなたもこの機会にガミースマイルの治療についての不安を相談してみませんか？
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